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Dropboxが、3台までに制限されます!移行先候補を考えてみた

2019年03月16日
Webサービス 0
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情報管理LOGの@yoshinonです。
昨日、衝撃的なニュースが駆け巡りました。
なんと、Dropboxが、「無料版のアクセス端末を3台までに制限する」というではありませんか!これは、かなり衝撃的です。今までテキスト関係のデータを中心にDropboxで管理していた自分としては、どう考えても苦しい展開になってしまいそうです。
今回は、この問題について、移行先も含めて考えていきたいと思います。


  
【 Dropboxが、3台までに制限されます!移行先候補を考えてみた 】  

 1.Dropboxの3台制限について

 2.私が、Dropboxに依存しているアプリなど

 3.移行先の候補について考える








昨日、様々なIT系ニュースサイトに「Dropbox3台制限が」というニュースが、駆け巡りました。

Dropbox、無料版のアクセス端末を3台までにひっそり制限

Dropbox、無料プランで同期できるデバイスを3台に制限。リンク済みデバイスはそのまま、追加は不可 - Engadget Japanese


私もこれを読んだ瞬間、最悪な展開が考えがよぎり、こんなツィートをしてしまいました。



ヘルプページを確認しに行くと、確かにそのように記載されています…。

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これは、大変な事になりました…。

今回の改訂を整理すると、このようになります。

1.無料ユーザーは、同期端末が3台まで制限される
  Plus および Professionalは、無制限
2.2019年3月より前に同期していた端末は、このまま使える
3.新たに端末を追加する場合は、同期端末を2台まで減らしてから追加するしかない


すぐさま影響はないですが、次に携帯端末を買い換えたときに悪夢が始まるのは、間違いありません。これを知らずに、4月あたりに新端末に切り替えたユーザーの阿鼻叫喚が、今から聞こえてきそうです…。





そういう私も現在、頭を抱えています。
影響のありそうな部分をピックアップしてみました。

1.執筆環境
前回の記事でも紹介させていただいた超ご愛用テキストエディタであるTextforceは、まさにDropboxでテキストファイルを作成するアプリです。これと、自分が使用しているPCでもDropboxに接続してあり、Textforceで作成したテキストファイルをすぐさま編集できるようにしていたのです。PCでは、紙Copiというソフトで編集しています。




純粋なテキストファイルが大好きなので、Dropboxが使えなくなってしまうと、実質、今のような理想的な執筆環境が構築できなくなってしまいます。現状としては、iPhone×1、iPad mini4×1、PC×2と最低でも4台でやっています。この段階でもうすでに1台オーバーしています。



2.ScanSnapの保存先
私は、ScanSnapのスキャンされたものの最初の保存先にDropboxを指定しています。で、iPhoneやiPad miniのDocumentsというアプリで手帳をスキャンしたものとかを、すぐに確認できるようになっているのです。

このあたりは、ここらへんの記事に書いてあるので、詳細を知りたい人はどうぞ。

ScanSnap+Dropbox+Documentsで手帳が未来志向のツールになった


この手帳をいつでも閲覧できるというシステムが、自分的には大のお気に入りで、このお陰で重い手帳から開放されているのです。
これが、機能しなくなると、まさに大打撃となってしまいます。





3.アプリの設定関係
これ、あまり意識していない人が多いのではないかと思うのですが、アプリの設定やバックアップ関係をDropboxに指定しているアプリって意外に多いのですよね。
今、ザッと確認しただけでも、

・Drafts
・Launch Center Pro
・TextExpander
・MyScript

と4つありました。
たぶん、まだまだありそうな気がします。
これらなどは、最初に設定したきりなので、いざやろうとしたときに、「アレ??使えない」みたいな状況が生じそうですよね…。



4.Screenpressoの保存先
私は、PCでのスクショをほとんど、Screenpressoというソフトでやっています。めちゃくちゃスグレモノで、

スクショを撮る → 注釈入れる → 保存する

までの流れが、スムーズかつ美しいので、とても愛用しています。情報管理LOGの画像は、ほとんどScreenpressoで加工しています。あまりにも愛用しているので、Pro版という有料版を使用しているぐらいです(買いきりタイプ)。

【関連記事】
ScreenPresso Proは有料だが、動画キャプチャには役に立つ
Screenpresso Pro版で、できるようになること
Screenpressoを約半額ででPro版にする方法(2015年6月11日まで!急げ!)
Screenpressoで効率良いブログ画像の作り方
画像に注釈を加えるならばScreenpressoは、Skichを超えているぞ!

このScreenpressoの保存先が、Dropboxなのですよね…。
しかも、

iPhoneでのスクショ → Screenpressoのフォルダに保存 → 加工 →保存

の流れが、スムーズでデバイス関係なく使えていたのが、最高だったのですが、これもダメになるのか…。


他にもいくつかありそうですが、とりあえず影響が大きそうなのは、こんな感じですね。





さて、嘆いていても、Dropboxのサービスが改善されるわけではありません。選択肢として、有料版であるPlusに乗り換えるという手もありますが、月額1000円はさすがに高すぎます。1TBの容量で同期端末が無制限というのに気が引かれないわけではありませんが、コスパ的には、疑問符が付いてしまうのです。

そこで、移行先として考えられるオンラインストレージサービスを挙げてみたいと思います。Dropboxの代替サービスなので、考えるべきポイントは、以下の4つです。

・各端末で同期できる
・ファイル履歴が残る
・同期速度が速い&安定
・同期端末数に制限がない


オンラインストレージは数ありますが、Dropboxのように各端末に同期してくれるサービスって、そんなに多くはないのですよね。
候補として、考えられるのは、以下の通りです。



1.Google One(Google Drive)
実は、Google One(旧 Google Drive)では、すでに有料版を契約しており、現在120GB使える状態になっています。ちなみに、Google Oneは、フリープランだけでも15GBあるので、Dropboxのフリープランだけで満足している人は、十分ではないでしょうか?

100GBプランは、年額2500円。200GBプランは、月額380円(年額3800円)。そして、2TBで、月額1300円(年額13000円)となっており、DropboxのPlusと比較しても、相当に安いです。

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Google Oneでは、「バックアップと同期」というソフトがあり、これでDropboxと同じように同期してくれるようになるのです。

バックアップと同期のダウンロード - 無料のクラウド ストレージ
バックアップと同期のダウンロード - 無料のクラウド ストレージ





私は、日常的に使うデータ類は、全てGoogle Oneに入れており、PCでもiPhoneでも使える状態にしています。

Google Oneにしました!使い勝手や特典など

同期もそこそこ速く、今のところ大量のデータを入れていますが、同期ミスがあったことはありませんでした。あと、Googleフォトで写真のバックアップをとっているので、そことも連動できるのも使い勝手が良いですね。



2.OneDrive
Microsoftが運営しているのが、OneDriveです。
OneDriveの優れている点は、なんと言ってもWindowsOSとの一体感にあります。Windows10を使っている人は、すでにOneDriveを自分のストレージと同じ感覚で使用している人も多いのではないでしょうか?

OneDriveの利点は、

・OSと融合化されていてWinユーザーは意識せず使える
・Officeオンラインとの相性が良い

 ※Google Oneの場合、エクセルファイルを立ち上げようとすると、Googleスプレッドシートが立ち上がる
・Office365ユーザーは、1TBついてくる

ですね。
特に最後のOffice365ユーザーは、1TBがデフォルトについてくるので、これで十分!という人も多そうです。

個人ユーザーは、Office365Soloという年額12,744円というプランがあるので、1月あたり1000円ぐらいで、最新のOfficeも使えるというのが良いですよね。
Amazonだったら、さらに安く11,581円で買えますね。



最新Officeにクラウドストレージが付いてくるという考え方もできますが、逆に1TBのクラウドストレージに最新Officeが付いてくると考えると、お得感ありますよね。



3.Box.net
最後は、Box.netです。こちらも、今や老舗のクラウドストレージになっていますね。
私は、ある仕事上のデータ類を、全てBox.netで管理しています。何が良いって、Webサービスにクラウドストレージを埋め込むことができるのですよ!
こんな感じで!




こんなことできるサービスなかなかないのですよね。
閲覧されても困らないデータ置き場として、共有したり、ということが簡単にできるのが、良いのですよね。どうしても、Google OneやOneDriveの陰に隠れて、目立たないのですが、海外でユーザーが多いのが、うなずけるサービスになっています。

さらに、Dropboxと同じように、デスクトップアプリもあるので、端末同士での同期も可能になっています。

クラウドのファイルやフォルダをデスクトップから操作| Box Drive
クラウドのファイルやフォルダをデスクトップから操作| Box Drive




上の2つのサービスもそうですが、このBox.netもちゃんとファイルの履歴にアクセスできるようになっています。

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 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 完全移行できるかどうか…

Dropboxの運営が苦しいのは、何となく気づいていましたが、有料版に切り替えても良いかな?と思っても、いきなり月額1000円は、高いなと思ってしまうのです。それに1TBもいらないし。
せめて、100GBで100円(100GB単位で100円追加)とかだと非常に助かるし、それだったら移行コストを考えてもペイできるかなと有料版に切り替える人も多いのではないかと思うのですよね。
でも、このままDropboxの方針が変わらないのであるならば、長いこと使わせてもらっていましたが、さよならを言う日が近いかもしれません。

ソースネクストのDropboxの3年版は、即売り切れ。
今は、1年版(Plus)の販売のみになっていますね。それでも、通常契約より安いです。



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