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景観のいい自治体は、ホテルを誘致するよりもグランピングの方が良いのでは?す

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情報管理LOGの@yoshinonです。
今回は、ちょっとビジネス系なお話です。
先日、テレビを見ていたら、ゴーストタウン化したホテル街(温泉街)が話題になっていました。取り壊しをするにもお金がかかりすぎるので、まるで廃墟のような感じになっているのです。どんなに温泉が出ていても、元々は景観が良くても、そんな状況では、好き好んで観光客は行きませんよね?
というわけで、これから観光にシフトしたい自治体におかれましては、グランピングってありかもよ?
ということについて書いていきます。

  
【 景観のいい自治体は、ホテルを誘致するよりもグランピングの方が良いのでは? 】  

 1.箱物的観光業に限界が訪れた時

 2.グランピング(キャンプ場)をオススメする5つの理由







checkmark.png 1.箱物的観光業に限界が訪れた時

先日、テレビを見ていたらゴーストタウン化した温泉街が映し出されていました。廃墟好きの中では、割と話題に上がることが多かった場所でしたが、いざ見てみると、その凄まじいまでの廃墟っぷりに驚かされました。
もちろん、その自治体も頑張っているのでしょうが、どう考えてもそんな場所に好き好んで、観光に行きたいとは思えず、年々訪れる人が激減しているとのことでした(廃墟観光で来ている人はいるみたいだけど)。

バブル期や高度経済成長期の頃には、日本全国様々な場所にホテルが乱立しました。
しかし、ホテルの老朽化、観光客の激減などによって、廃業に追い込まれるところも多く、前述のように廃墟と化したところも少なくないというのが、現状なのです。それでも、自治体自体に少し余裕がある場合は、なんとか現状回復しようと、第三セクターで運営したり、きちんと解体するなどしています。しかし、実際はそうではない自治体の方が多く、廃墟化してしまうのです。

観光客減少 → ホテル廃業 → 廃墟化 → 観光客激減

というまさに負のスパイラルに陥っているのです。
元々、観光業で栄えていた自治体にとっては、もはや死活問題と言えますね。そこまで来ると、自治体の存続問題にもなってくるわけです。

【関連リンク】
がんばれ水上温泉
日本有数の温泉地「鬼怒川」の廃墟っぷりがヤバい


checkmark.png 2.グランピング(キャンプ場)をオススメする5つの理由

しかし、それでも何かをしなくてはいけないという自治体も多いのではないかと思われます。

そこで、自治体にオススメしたいのは、グランピングです。

グランピングって何?

と思われる人もいるのではないかと思うので、グランピングの定義。

自然に囲まれたロケーションの中に、贅沢で快適な宿泊設備を用意して野営すること。 一般的には、キャンプといえば、アウトドアで宿営するための最小限の用意のみで行われる。食事も寝床も簡素なもので、風呂やトイレや娯楽はない。これに対してグランピングと呼ばれるタイプのキャンプでは、風呂・トイレ・空調設備、ゆったり座れるソファ、ベッドなどを揃え、ものによってはテレビや冷蔵庫なども備えられた、豪華な設備がしつらえられる。自然の中で過ごすキャンプの醍醐味と、ホテル並の快適な過ごし方を両立させるスタイルといえる。 2010年代半ば現在、グランピングは世界各地で富裕層を中心に広まりつつある。 (2015年05月14日更新)

グランピングとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書




そして、グランピングのイメージ。



つまり、やたら豪華なキャンプみたいなものぐらいに考えてくれたら良いと思います。
なぜ、グランピングをオススメするのかというと、以下の
理由があります。


1.アウトドア人口の増加
ここでは、原因の分析は避けますが、キャンプ場だったら週末ともなれば、ファミリーや人でごった返している光景がよく見られます(私はそういうキャンプ場は、好きでないけど)。
また、キャンプ関係の雑誌などの充実っぷりも、以前では見られないような盛り上がりを見せています。
そこで生まれたグランピングというのは、アウトドアを体験してみたいけど、もっと簡単にラグジュアリーに過ごしたいという、いかにも都会的な発想で生まれた考え方なのです。



2.設備投資が安価
ホテルや旅館業を考えた場合、非常に設備投資に多額のお金がかかります。
しかし、グランピングは、良くも悪くもキャンプ場なわけです。若干、ゴージャスなトイレやコテージなどを構えても、ホテルと比較にならないぐらい安価にできてしまいます。また、税金面でも実は良かったりします。箱物にかかるような固定資産はほぼかからず、運用する土地にかかる税金や法人税ぐらいに抑えられるのです。



3.維持費が箱物ほどかからない
よく立派な箱物を建てて満足しちゃう田舎の自治体が多くみられます。そのハコモノをどれぐらいの年数維持をしていくのかという目算を立てていなかったり、改装するための費用をあらかじめ、運用面に含めていなかったりというずさんな自治体も多くみられます。バブル期に建てられて老朽化してるけど、全くメンテナンスされてないっぽいような建物は、そういう感じですね。

グランピングは、上でも書きましたが、要はキャンプ場なわけです。
その維持費に関しては、もちろんかかりますが、ホテルなどと比較すると驚くほど低予算です。運営するための人件費も少人数でできてしまうので、小さい自治体ほど向いているような気がします。



4.方向転換がしやすい
今は、アウトドアブームですが、これがいつまでもつか分かりません。
その時に業態の変化に対応できるか?というのは、非常に重要なポイントだと思うのです。
一番最初に紹介したようなゴーストタウン化したホテル街は、自治体にとっては「負の遺産」にしかなりません。しかし、キャンプ場の場合だと、取り壊し費用などの面を考えると、箱物とは違って多くはかからないのです。撤退戦を最初から考えてどうするんだ?とお叱りを受けそうですが、日本の人口減などを考えると、撤退戦も視野に入れておかずに突き進むのは、逆に無鉄砲に過ぎると思うのです。



5.外側にお金が流れやすい
ホテルや旅館を誘致しても、自治体がそんなに潤わなかったというのもよく聞く話です。
お金の回り方が、基本的にほぼホテル内で完結しているのですよね。さらに、(自治体から見た場合の)外資で運営され、働く人すらほとんど外資の人間だったりということも多いです。
沖縄の例を見れば、よく分かりますよね?

では、グランピングだったらどうかというと、これは運営の問題になると思いますが、少なくとも地域にお金を回しやすくする仕組みを整えることはできる可能性が大きいです。

・地域の特産品を使った朝食や夕食の食材を用意する。
・フェスを企画する
・地域の人間をスタッフ化できる

などなど。
自治体が、外資に大きく頼らなくても、設立から運営までできてしまうので、お金の回りが地域に還元されやすくなるのです。




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 小さな自治体ほど手腕を問われる時代

今回は、ざっくりとグランピングを自治体が運営したら良いのではないか?ということについて書きました。これは、あくまで一例で、ハコモノ行政的に作れば終わりというものではありません。むしろ、それを作ることを起点にして、何を実現させたいのか?ということが、重要なのです。
従来のようにお金も人もあった時代ではないのです。むしろ、お金も人もいない小さな自治体ほど、これから生き残りをかけて、真剣に向き合わなくてはならないでしょう。昔ながらの老人たちが幅をきかせて、硬直化している自治体は、単に衰退の一途を辿るだけなのは目に見えていますが、そうでなくても大いに手腕を問われる時代に突入したのは、間違いなさそうです。






使い慣れたツールと新しい便利なツール〜移行の負担コストをどのようにとらえるか?

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情報管理LOGの@yoshinonです。
皆さんは、使い慣れたツールというのがありますか?
手帳にしても、Webアプリケーションにしても、様々な道具類にしても、使い慣れ、手に馴染んだツールというのは、何の負担もなく使えます。しかし、時として、今まで使っていたツールよりも便利で新しいツールが出てきたとき、皆さんはどうなされますか?
今回は、使い慣れたツールを使い続けることと、新しい便利なツールへの移行に関する負担コストについて考えてみます。


  
【 使い慣れたツールと新しい便利なツール〜移行の負担コストをどのようにとらえるか? 】  

 1.使い慣れたツールから移行するとき

 2.移行コストを考えてみる

 3.新しい便利なツールへ安易に移行すべきか?







checkmark.png 1.使い慣れたツールから移行するとき

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昨日の記事では、Microsoftが買収したWunderlistをMicrosoft To-Doというアプリに切り替えて、ゆくゆくはWunderlistは終了の見込みであるということについて書きました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly


私にとってWunderlistは、ものすごく使い慣れたツールの1つだったので、非常に残念でなりません。
しかし、よくよく考えてみると、Webの世界では10年以上続くサービスの方が珍しいのです。そう考えると、恒常的に使い続けることができるというのは、幻想に過ぎないということがわかります。
Microsoftが、あのように宣言を出しているのですから、よほどのことがない限り、終了は想定しておかないといけないということでしょう。

そのように考えると私は、今までたくさんの使い慣れたツールから移行し続けてきました。
例えば、手帳です。
これについては、こちらの記事で詳しく書かせていただきました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly


かれこれ、仕事を始めてからずっと手帳を使ってきていますが、それでも位置づけや手帳自体の変遷など、その都度変わってきているのです。

上の例でいうと、特にWebやIT系でのツールの変遷というのは激しく、同じツールを使い続けるということ自体が難しいという状態です。さらに、日進月歩での進歩もあり、次々に目新しく、魅力的なサービスが目の前を横切っていきます。

私たちは、どんどんそういう新しい波に乗っていくべきなのでしょうか?
それとも、いつか終了する日まで踏みとどまるべきなのでしょうか?




checkmark.png 2.移行コストを考えてみる

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さて、上で提起したように、安易に新しい便利(かもしれない)なツールに移行すべきかというのは、悩ましい問題です。特に仕事で日々切れ目なく使っているツールならば、なおさらです。

そこで、以下に新ツールへの移行に関わるコストを書き出してみます。

 ・学習コスト →新しいツールを習得するための時間や労力
 ・金銭的なコスト →有料化?
 ・ツール移行に関わる時間的なコスト
 ・心理的コスト →面倒だなぁ

もちろん、上記は負の側面を書き出したわけですが、逆にプラスに作用する面もあるわけです。

 ・便利で先進的な機能
 ・金銭的な部分 →無料化?
 ・最適化(効率化)による時間短縮など →新ツールによる効率化が図られ全体として速度感が高まる?
 ・ワクワク感 →面白そうだなぁ

これらを自分視点で考えてみるとためのツールとして、以下のマトリクスを用意しました。
※ダウンロードできるようにしましたので、ご自由にお使いください。クリックすると、大きく表示されます。そのまま保存してください。

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スタートラインを現状のツールとして、そこから+方向か、ー方向か大体の位置に印をつけていくと良いと思われます。そして、それがどういう形状になるかを見ることで、おおよそのコストを予測することができるはずです。





checkmark.png 3.新しい便利なツールへ安易に移行すべきか?

さて、それでは私たちは、安易に新しいツールに移行すべきでしょうか?
上のマトリクスで考えたらわかるように、そうそう安易に移行するべきではないことがわかるはずです。
しかし、いつまでも現行のツールにこだわることは、結果的に先進的な部分を失い時代遅れになってしまったり、総合的に考えると、時間的なコストが増大するというリスクも高まってしまうわけです。

日本のガラケーを無理矢理に進化させ続けていって、結果的に世界的な潮流であるスマートフォンへの対応に乗り遅れた家電メーカーを思い起こさせますね。

国内6メーカー担当者が実物を見て語った「iPhoneの衝撃と本音」  :日本経済新聞
国内6メーカー担当者が実物を見て語った「iPhoneの衝撃と本音」  :日本経済新聞




そう考えると、私たちは現在、企業が決断しなくてはならないようなことを、個人レベルで次々に判断しなくてはいけない時代に入っていることが分かるはずです。大昔のように、生まれてから死ぬまで同じツールで満足しなくてはいけなかった時代とはわけが違うのです。

では、そういうリスクと、どう対峙すべきか?

それは、以下の方法でリスクを軽減させることができるのではないかと思います。

 1.先進的なものに常に目を向ける
 2.オピニオンリーダー的な人と関わりをもつ(または、ウォッチする)
 3.新しいツールを少しずつかじっておく

全く新しいツールに目を向けなければ、移行コストは増大し続けてしまいます。
業界について詳しい人の言葉に耳を傾けるだけでも、大いに違うはずです。
また、新しいツールへの移行を、全くの知識ゼロからスタートするよりは、少しでもかじっていれば、心理的な障壁は必然的に下がってくるはずです。

永久に終わらない(変わらない)ものはないということを前提に戦略を組むしかないのです。




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 チーズはどこへ消えた?

あまり教訓的なお話は、あまり好きではないのですが、時々「チーズはどこへ消えた?」を思い出します。

今いる環境に満足しきって、進歩や発展を望まなくなることへの警鐘になるからです。「別に、進歩や発展がなくたっていいじゃない?」という考え方もありますが、きっとそれでは現状さえ維持できなくなるのです。
世の中全体がそうであるように、常に変化し続けていることを前提に考えないといけないのかもしれません。



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「AIの遺電子」で気になった話

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情報管理LOGの@yoshinonです。
ここ最近の中で、「AIの遺電子」という漫画が、好きな漫画の一つになっています。
短編オムニバス形式なのですが、AIやヒューマノイド、ロボットなどが共存する社会を描いた作品です。
今回は、その「AIの遺電子」において、気になった話について、掘り下げてみたいと思います。


  
【 AIの遺電子で気になった話 】  

 1.「AIの遺電子」とは、どんな作品か

 2.「AIの遺電子」で気になったお話

 3.謎のおばさんがもたらすもの







checkmark.png 1.「AIの遺電子」とは、どんな作品か

上でも書きましたが、最近好きな漫画の1つが「AIの遺電子」です。現在、4巻まで出ています。




こちらが、最新巻。



この「AIの遺電子」というのは、AIやヒューマノイド、ロボットなどと人間が共存する社会で、ほぼ人と見分けがつかない形でそれらが、生活しているというのが、前提となっています。いわゆるポスト「攻殻機動隊」・「アップルシード」のような作品ですね。




しかし、その中で繰り広げられているのは、AI版ブラックジャックというか、AIやヒューマノイドの人間模様(?)を描いたものになっています。ちなみに、ヒューマノイドというのは、この漫画の中では、脳の構造を人間と同じように再現し、人間と同じ権利を持つものとしています。よく考えたら、なかなかファンキーな設定だと思いますよね?

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また、AIもこの作品には、実に様々な形で出てきます。
この作品の中では、シンギュラリティ後というような設定(そのようには書かれていませんが、そうとしか考えられない)で、人間を越える判断や能力を持つ存在として「超高度AI」なども登場しています。

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また、人間も脳の中にインプラントを仕込み、VRを使いこなしています。

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こういう世界観の中で物語が動いているという前提で以下をお読みください。
注:以下はネタバレを含みますので、もしもまだ読んでいないという方は、気をつけてください。






checkmark.png 2.「AIの遺電子」で気になったお話

「AIの遺電子」は、どの話しもオチがきちんとしていて、ストーリーテーリングに感心してしまいます。しかし私は、いくつか気になったことがありました。ストーリーに難癖をつけたいのではなく、むしろその物語が内包することに、考えさせられたのです。

その話しには、時々ある共通した人物が登場します。
それが、このおばさんです。

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このおばさんは、暴力を振るう男とつい付き合ってしまう女であったり、人生を変えたいと願うダメ男だったりの前に現れます。

例えば、この女の人は、すぐに暴力を振るってくるようなダメ男を好きになってしまう人なのですが、このおばさんに出会い、「頭の中をいじらせて」しまいます(ヒューマノイドなので、物理的に脳に直接アクセスできる)。

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しかし、そのおかげで今まで恋愛対象にならなかったような癒し系な男子と付き合い人生が変わっていきます。

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なぜ、そのようなことが可能になったのかは、本編を読んでいただきたいのですが、行われた事実を知り驚きはするもののそれを受け入れていきます。

また、DQN(最近、聞かない表現ですが)なこの男の人は、自分の人生を変えたいと願い、同じように頭をいじらせます。

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「元に戻りたいとあなたが思ったら、いつでも戻すから」という言葉を信じて。

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すると、今まで興味を持たなかったことに興味を持ち、学習への意欲も高まり、今まで魅力的に見えていた世界がつまらないように感じていくのです。外見や服装も変え、別人のようになっていきます。

この時には、もうすでに過去の自分に戻りたいとは思わなくなっていました。という話でした。

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checkmark.png 3.謎のおばさんがもたらすもの

さて、私はなぜこれらの話が気になってしまったのか?
たぶんですが、

パーソナリティにおける同一性の保持が揺らぐから

かと自己分析しました。もっと平易に表現するならば、

それは、もはや自分とはいえないのではないか?

でしょうか。

攻殻機動隊2.0において、主人公の草薙素子は、次々にボディ(義体)を乗り換えていきます。義体は、本体にある脳のリモートで動いているという設定ですね。だから、どこでもドアのように、地球の裏側でも瞬時に乗り移ることができるのです。

そこでは、彼女のパーソナリティは、ボディにはなく、ゴーストにあるとしています。
脳の働きを完全にビット置き換えることができるならば、それは可能な未来かな?と思っています。
そこでは、例え見た目が全然違う人のボディに入っても、思考する主体の存在は揺らぎません。しかし、思考する主体そのものをいじることができるならば、どこにその人自身の主体は存在することになるのでしょうか?

謎のおばさんは、「元に戻りたいと、あなたが思ったら、いつでも戻すから」と言いました。しかし、その元に戻りたいかもしれない主体が変化してしまえば、そう思うことすらなくなるというパラドックスをはらんでくるのです。

もしも、精神の整形が可能になる未来が訪れることがあるならば、それは笑い事では済まされない未来になりそうです。その当人たちは、何も思わないでしょうが。





eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 とはいえ、ゆく川の流れは絶えずして~ですが

昨日の自分と今の自分は完全に同じか?

という問いに対して、皆さんはどう答えますか?
私は、微少ながらも差分が生じているので、完全には同じではないと答えると思います。でも、そういう日々の揺らぎ(体調や気分)によって、日々ほんの少し違うけれども、その揺らぎそのものの幅も含めて自分であるとも言えます。

では、10年前の自分と今の自分は完全に同じか?

この問いには、たぶん即座にノーと答えそうです。
今よりも10歳も若く、知識や経験も10年分失われた状態は、今とは同じとは言いがたいです。自身の根幹となるコア部分は、大きな揺らぎは無さそうですが、それでも今より違うだろうと思います。

そう考えると、「自分」であると考えているものは、案外可変的なものなのかもしれませんね。

”ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。”
鴨長明の方丈記より。



年賀状が生き残るアイデアについて考えてみた

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情報管理LOGの@yoshinonです。
年賀状の当選番号も発表されて、確認している人も多いことでしょう。でも、数年前と比べて年賀状のやりとりする人の数が減ってきたような気がします。というか、減りました。実際、自分もLINEやFacebookで新年の挨拶を済ませてしまったりしています(年賀状も出してるけど)。

今回は、実現可能かとかそういう野暮な話は、置いておいて、年賀状の生き残りのアイデアを書いてみたいと思います。


  
【 年賀状が生き残るアイデアについて考えてみた 】  

 1.年賀状の発行枚数は減ってきている

 2.年賀状の置かれている状況を考えてみる

 3.年賀状生き残りのアイデアを3つ挙げてみる







checkmark.png 1.年賀状の発行枚数は減ってきている

まずは、こちらのツィートに出ているこのグラフをご覧ください。




ピーク時からかなり減っていますね。
さらに詳しいグラフは、こちらのページに載っています。

年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(2016年)(最新) - ガベージニュース
年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(2016年)(最新) - ガベージニュース




2003年がピークで、およそ44億枚という枚数が発行されていました。そして、2017年は30億枚にまで(実際は、さらに少ない模様)減少しています。

私自身としては、年賀状は送られてきたら嬉しいけど、LINEやFacebookでも嬉しい派です。
あと、書くのが、そろそろ面倒くさくなってきている派ですね。




checkmark.png 2.年賀状の置かれている状況を考えてみる

では、そんな年賀状というシステムを自分なりに分析してみます。

縦軸を金銭、横軸を手間(時間)というようにして、マトリックスに配置してみました。

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分かってはいたけど、こうやって見てみると、圧倒的なコストパフォーマンスの悪さが目立ちますよね…。

他にも「心がこもっている」「温かみが感じられる」という指標も考えてみようとしました。しかし、実際問題として、向こう側に「人を感じられるか?」という点で考えてみると、昨今の

PCや印刷屋さんで印刷→コメント無しで投函

という人もいるので、メールやLINEよりも「人」が感じられなかったりするものもあるのです。
ただ、手書きの文字が添えられているという点に関しては、他の対象よりはアドバンテージが感じられなくもないです。





checkmark.png 3.年賀状生き残りのアイデアを4つ挙げてみる

とはいえ、1990年代ぐらいからケータイでのメールが一般化してきた時点で、こうなることは見えていました。むしろ、2003年にピークがあったことに、逆に驚いているぐらいです。

かのビル・ゲイツが、

「人と人のコミュニケーションに関わるコストは、限りなく無料に近づくだろう」

という予言(うろ覚え)をしたことは、現在進行形で限りなく近づきつつあると言えます。

では、どうすれば、年賀状を生き残らせることができるか?

いやいや、そもそも生き残らせる必要ないし!

とか言う人もいるかもしれませんが、あくまで思考実験して考えてみてください。これと同じ構図って、様々な業界に横たわっていませんか?かつては、それで十分な成果が上げられていたのに、テクノロジーによって圧倒的にコストが下がり、それまでの方法論が通用しなくなってしまう業界って、たくさんありませんか?
だからこそ、年賀状生き残りのアイデアを思考実験として考えることに意義があると思うのです。

というわけで、法律やら様々なことを度外視して、思考実験的に3つのアイデアを考えてみました。もう一度言っておきますから、あくまで思考実験です(こう書かないとうるさい人がいるので)。


1.宝くじ的要素を超強力にする
最近の年賀状の景品ってしょぼくないですか?これが、今年の商品ですからね。

 ・現金10万円など
 ・ふるさと小包など
 ・お年玉切手シート


しかも、バリエーション少ない。これでは、インセンティブには全くなりません。

そこで、この「お年玉付き」というのを、超強力にして1等賞金を1億円ぐらいにしてはいかがでしょうか?お年玉というよりは、宝くじ的要素が強くなってしまいますけど。
そうすることによって、「年賀状を出さないけど、自分のために買う」みたいな層も出現するかもしれませんよね。なにせ、年末ジャンボよりも1枚あたり安く買えるのですから。その場合、年賀状は買いきりで、あとで換金不可とか色々な条件整備は必要でしょうけど。


2.広告やクーポン付き年賀状をつくる
年賀状の値段を極端に下げてみましょう。無料または半額以下で実現するために、広告やクーポン付き年賀状を作成するというのはいかがでしょう?
企業としても大量に人々が勝手にばらまいてくれるという面もあるし、発送先の地域に合わせて、広告枠の部分に(郵便局が)クーポンを印刷することで、地元の企業からの支援を受けやすくするというのもありです。宛名面の半分ぐらいが、広告でも別に良いかと思う人案外多そうな気がします。また、その地域にあったクーポンが印刷されるならば、逆に喜ばれそうな気もしますよね?
※広告付き年賀状というのは、もうすでにあるのですが、それを郵便局の窓口でももらえるようにする。


3.自動で年賀状を出してくれる
ネットで年賀状を作成、発送代行サービスというのがあります。

ネットで年賀状™ スマホで年賀状™2017 - デザイン作成から印刷、配送までが簡単!
ネットで年賀状™ スマホで年賀状™2017 - デザイン作成から印刷、配送までが簡単!




ウェブポ - 年賀状印刷2017 | 作成から印刷、投函まで、年賀状のぜんぶをネットで
ウェブポ - 年賀状印刷2017 | 作成から印刷、投函まで、年賀状のぜんぶをネットで




これは、日本郵政とタイアップしてやっているのですが、なかなか先進的です。
スマホネイティブを捉えようという気概が感じられますよね。

でも、ちょっと違うのですよ。
例えば、日本郵政のHPにある住所が分からない人にも送れるサービスとして、このようなことを展開しています。

住所が分からなくても送れるサービス|郵便年賀.jp
住所が分からなくても送れるサービス|郵便年賀.jp




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①送りたい人のアドレスを選ぶ
②友達に事務局からメッセージが届く→受け取りOKで発送
③お友達に年賀状が届く


という仕組みなのです。
でもさ、よーく考えて欲しいのですが、私はLINEはリアルの知り合いしかいませんが、そうではない人同士だったら、こういうやりとりの方が自然じゃないですかね?

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このYES or NO のあたりの仕組みをLINEと整備する良いのではないかと思うのです。


4.好きな絵師さん、漫画家さん、芸能人から年賀状が届く
「年賀状を送る」ものという概念を180度転換して、「年賀状はもらう」ものにしてしまうのです。もちろん、有料で(ハガキ代+ちょっとぐらい)。

例えば、中高生だったら、pixivとかで好きな絵師さんから書き下ろしの年賀状が届いたら嬉しいはずです。または、自分が好きな漫画家さんの書き下ろしの年賀状が届いたら?さらに、QRコードがついていて、もらった人しか読めない書き下ろし漫画が読めたら?
芸能人の未公開写真の年賀状が届いたら?そして、QRコードを読むと、動画メッセージが再生されたら?
と考えると、需要ありそうな気がしますよね。

この仕組みの良いところは、応援している絵師さんや漫画家さん、芸能人に買われた枚数分だけ、きちんとその方々にマージンが支払われるということです。

そうすると、ファン心理の「応援したい」という気持ちが、大きく動くはずです。
さらに、その方々が、ブログとかで「1万枚達成しました!」とか書けば、さらに爆発的に動く可能性もあるかもしれません。
ほら、これと似た商法あるじゃないですか?




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 発想を転換することでブレークスルーが起こるかも

最初に挙げたマトリクスを眺めるだけで、これだけのことが思い浮かびました。もちろん、それを成し遂げるには、クリアすべき課題がかなりありそうな気もしますが、何もアクションを起こさなければ、座して死を待つことに他なりません。

自分的には、4番目あたりだったら、今すぐにでもできそうな気がしますけどね。

え?それは、もはや年賀状ではないのでは?

そうかもしれませんね。
郵政事業は、年賀状を継続するのが目的ではなく、郵政事業を継続するのが目的なのですから、それで良いのです。そして、それは先ほども書いたように、他の業界であっても同じなのです。





宮崎駿と東京タラレバ娘

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情報管理LOGの@yoshinonです。
先日のNHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」ご覧になりましたか?私は、興味深く見させていただいたのですが、各所で炎上しているみたいですね。
実は、私は別の部分でやや腹が立っていました。今回は、情報管理LOG番外編ということで、番組を見て思った事などを書いていきます。なぜ?タラレバ娘って?読めば分かります。


  
【 宮崎駿と東京タラレバ娘 】  

 1.NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」とはどんな番組だったのか?

 2.タラレバで見てしまう日本人

 3.ベンチの外は次の試合が始まっているのです







checkmark.png 1.NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」とはどんな番組だったのか?

先日、放送されたNHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」という番組が、様々なところで反響を呼んでいます。

NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」
NHKドキュメンタリー - NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」






特にドワンゴの川上会長が、宮崎駿に人工知能を使って、自動で生成される生きものっぽい何か(でも人の形をしている)をプレゼンし、「動きが気持ち悪い」とか「ゾンビゲームか何かに使えるのではないか?」という発言をしました。それに対して、宮崎駿は、自分の知り合いである身障者の方を思い出し「極めて不愉快」という言葉でバッサリ切っていたというものでした。

このやりとりに関しては、こちらがコンパクトにまとまっていて読みやすいかも。

宮崎駿監督、ドワンゴ川上量生会長を一喝「生命に対する侮辱」
宮崎駿監督、ドワンゴ川上量生会長を一喝「生命に対する侮辱」





番組全体の構成としては、引退を宣言してアニメーションスタジオなどを全て閉鎖して隠居していた宮崎駿が、短編のアニメーションを作りたいというところから始まります。その中で様々な人が関わりながら、3DCGを使ったアニメーションを模索していきます(川上氏が出てきたのは、その流れの一つに過ぎない)。そうして、短編アニメーションの構想を練っているうちに現役魂が、少しずつ復活してきて、最後には長編アニメーションをやるかも?というところで番組は終わります。ざっくり書くとこんな感じです。

ネットで騒がれているのは、この一部分がけっこう大半を占めているようなのですが、私は別の観点でイラっとしていました。






checkmark.png 2.タラレバで見てしまう日本人

何にイライラしてしまったのかというと、この番組全体に対してなのです。
あえて、1行に凝縮して言うならば、

なんで、宮崎駿なの?

ですね。
わざわざ、引退した人を訪ねて、この番組は何を求めているやら…というのが、正直なところです。

さて、東村アキコさんの「東京タラレバ娘」という漫画を読んだことはありますか?




このマンガを読んだうちの奥さんの反応が、

「マジでホラーなんですけど…」でした。

実際は、グロいホラーマンガでもなんでもなく、33歳独身女性3人組を主人公とした物語なのです。
この3人が、

あの時、○○だったら

あの時、○○していれば

(彼がおしゃれだったら、彼を振っていなければ、プロポーズを受けていればetc,etc)

と、なじみの居酒屋で、いつもくだを巻いていて飲んでいたら、若いモデルの男の子に

「いい歳して『痩せたら』だの、『好きになれたら』だの、何の根拠もないタラレバ話でよくそんなに盛り上がれるもんだよな。オレに言わせりゃあんたらのソレは女子会じゃなくてただの…行き遅れの女の井戸端会議だろ。まあいいよ、そうやって一生女同士でタラレバつまみに酒飲んでろよ!このタラレバ女!!」

とまあ、かなりキツイことを言われてしまいます。
そこから、怒濤のごとく現実を嫌と言うほど噛みしめながら前へ進んでいくという話です。身も蓋もないけど、その身も蓋もなさがウケてるのかもしれません。

それが、この番組を見て感じたことと似ていたのです。

宮崎駿が、やる気を出したら

宮崎駿が、新作を出したら

宮崎駿が、今も続けていれば


という制作者サイドの「タラレバ」が透けて見えてくることに苛立ちを感じたのです。
または、想定する「視聴者は、そういうタラレバがあるでしょう?」という感じに。





checkmark.png 3.ベンチの外は次の試合が始まっているのです

東京タラレバ娘でこんなシーンがあります。それは、自分たちが、「あんな男と結婚して」とか「あんな容姿の男なんて」などと、ずっと人のことを揶揄してばかりで、自分たちは表に立って向かい合っていなかったということを、このように例えていました。
ベンチにいてヤジってばかり。

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しかし、いざバッターボックスに立ってみると、全然戦力外だったという…。アイタタタ。

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私は、宮崎駿がそうだと言っていません。むしろ、映像の中の宮崎駿は、自分の中で思う新しいことにチャレンジしようとする心をもっていました。むしろ、手塚治虫がライフワークとして取り組んでいた実験映画のように常に新しい表現を模索し、チャレンジしているように思えました。






だから、それ自体は一作家としての生き方としては、それで良いのでは無いかと思います。

しかし、彼はもうすでに公式に引退したのです。彼自身も(それが本当に辞めるつもりがあったのかどうかは分かりませんが)宣言すらしたのです。

むしろ、外野(ベンチ)でやいのやいのと騒ぐ必要すらないと思ったのです。彼が、自分の表現を追求し何らかの作品を創り上げ、もしも公表することがあったならば、その時に注目したら良いのではないかと。

そうやって、番組でタラレバやっている間にも、バッターボックスには新しい作品達が勢いをもって発表され続けています。一度成功した者の影を追い続けることは、決して豊かなものにつながりはしないのではないか?と思ってしまったのでした。
過去の栄光にすがることなく、新しい作品にどんどん向かい合っていきたいですね。

というわけで、これは観に行きたいなと思っています。



…あっ、ステマじゃないですから!






 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 スポーツでもよくそういうの見るよね

外野が、タラレバ言っているものに、スポーツでもそういうの多く見ますよね。「それ何年前のコトよ?」とか、「他の選手の方が、頑張っているのに、未だにそっちを撮すの??」とかとか。

あれかな?制作サイドは、日本人は昔の栄光にすがりやすいとか思っているのかな?
だとしたら、そうでもないと自分は思うのですけど、視聴率とかを分析していくとそういう結果になっているからなのかな?とモヤモヤしてしまうわけです。






宮崎駿の「風の谷のナウシカ」の原作は、真面目に面白いのでオススメです。



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