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小中学生が音楽を買わなくなっている構造について

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情報管理LOGの@yoshinonです。
まず、この記事を書くにあたって最初に書いておきますが、観測範囲狭いです。
自分の家の子どもやそのお友達、親戚のお子さんやその周りの子という範囲です。なので、これが現在の日本の子どもの現状だ!と言い切るつもりは、一つもありません(こう書かないと面倒だからね)。
とはいえ、若年層に音楽が売れなくなってきているという話は、そこかしこでも聞かれる話なので、そうそうズレた話ではないかと思います。そういうわけで、どうして子どもたちは、音楽を買わなくなってきているのか?そしてそれはどういうことなのか?ということについて書いていきます。


  
【 小中学生が音楽を買わなくなっている構造について 】  

 1.若年層に音楽が売れない…らしい

 2.どのように音楽を聴いているのか

 3.若年層が音楽を購入するには






checkmark.png 1.若年層に音楽が売れない…らしい

昨今、良く聞かれるのが、

「若者の音楽離れ」

というやつです。
もうね。「若者の○○離れ」って表現聞き飽きたわ!
メディアでこういう記事を見たら、最近は鼻で笑うようにしています。

さて、実際に音楽が売れなくなってきているというのは、本当でしょうか?まずは、一次情報に当たってみましょう。


データ引用:一般社団法人 日本レコード協会

綺麗な左下がりなグラフが表れました。

このグラフ自体は、CD(アルバム、シングル)やアナログメディアにおける売り上げです。

でも、ダウンロード自体は上がってきているのでは?ということで、ストリーミングも併せての状況を見てみると、こんな感じ。




ダウンロードすら2009年の半分ほどになってきています。
それに対して、ストリーミングは、一気にこの数年で数字を伸ばしてきており、全体で見るとV字回復みたいに見えます。

では、若年層(小中高生)では、どうなっているのかというと、全体から見るとまだ購入している方なんですよね。




誰?若者が音楽買わないとか言った人?
買っていないのは、(比較的お金のある)中高年層だからね。むしろ、一番音楽にお金を使っているのは、若者の割合が高いという事実。

とはいえ、この10年で見てみると、やはり下がってきているのは確かですね。




checkmark.png 2.どのように音楽を聴いているのか

さて、ここからは私の狭い観測範囲からの情報です。

1.音楽を聴く方法
まず、小中学生に圧倒的に支持されているのは、YouTubeです。ニコニコ動画に関しては、ボカロ系が若干強いかな?ぐらいな感じですね。その当のボカロ系の方々も大挙してYouTubeに移動してきているので、もはやニコ動を観る意義が低下しているというのが、彼らの共通した見解のようです。ニコ動は、オワコンとか言われていますが、実感としてそうなのかも。

それにしても、CDで聴いているというのが、ものすごく少ないというか、私の観測範囲では少数派になっています。

自宅にCDデッキがない、自分専用のCD再生装置がないという家も増加しているようなので、なるほどさもありなんという感じではあります。





2.CDの購入
では、全くCDを購入していないかというと、そうでもなく、前述のデータのように10代は、CDを購入するメイン層といえる状況ではあるようです。
で、CDの購入についてですが、男子より女子の方が、圧倒的に購入している子が多いように思えます。女子は、

・ジャニーズの初回特典CD
・好きなアーティストのCD
・ボカロ、歌い手系のCD


を購入していて、それぞれの購入区分毎の棲み分けが上手くされているように思えます。
それに対して、男子は残念ながら音楽に対する興味関心が、女子よりも総じて低い感じです。(皆さんの観測範囲ではどうですか?ぜひ、聞かせてください)

イメージとしては、男子の方が現物にこだわるように思えますが、実際は、女子の方が特典などが付く現物にこだわる傾向が高そうに見えます。

ちょっと古い資料ですが、お金の使い道の違いについてのデータです。


出典:第1回子ども生活実態基本調査(2005年)ベネッセ教育研究開発センター

そもそも、小学生にいたっては、CDなどに費やすお金は、ものすごく少ないことが分かります。さすがに、中高生になると増えますが、それでも多いとは言えませんよね。

さらに、小中学生では、お小遣い自体もらっていないという層もなんと5割を超えていたりします。

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「小中学生のおこづかいに関する意識調査」 結果 - 株式会社バンダイ


そう考えると、そもそもお小遣い自体ない状況で音楽を楽しむというような環境もあまりないということを考えると、音楽を聴かない若者が増えているという状況とも合致するなと思えます。

そんな中でも音楽を聴きたいと思うならば、YouTubeにというのは、何となく必然な流れがしてきますよね。
さらに、彼らが言うには、「YouTube観ていると、オススメが神がかっている!」というのです。

確かに自分のYouTubeも、オススメされているのを観ると、「そう来たか!」と思えるような、レコメンドされていることも多いので、彼らの気持ちも分からないではないのですよね。そうやって、彼らの音楽世界を広げるのに役立っているとしたら悪いことではないのかもしれません。




checkmark.png 3.若年層が音楽を購入するには

昨年の暮れ頃の記事ですが、子どもに音楽を聴かせたいけど、意外に大変だという記事が上がっていました。

小学生の息子に贈る音楽プレーヤーどうする!? 案外高い"サブスクの壁"【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】

最近だったら、SpotifyやAppleMusicやAmazon Prime Music、Google Play Musicなどサブスクリプションが、メインストリームになってきていますが、家族共用アカウントならばできるけど、個人専用のというのは、敷居が高く現実的ではないというような内容の記事でした。

前述のように基本的に本当に好きなアーティストとかではない限りは、YouTubeでOKみたいな感じになってきているので、音楽は基本無料で聴くものという感覚が強くなっているのは確かです(昔は、FMとかだったけどね)。


さらには、違法アプリの存在もあります。

MusicFMを使っている高校生が大人になっていく。|あおいで|note


このMusicFMというのは、無料で音楽が聴けるというのをウリにしているアプリです。こういう系のアプリは、ちょっと探せば山のように見つかります。上の高校生のように、仲間に働きかけをしても焼け石に水であり、そもそも働きかける層としては、ズレているのかもしれません(無駄とは言わないけどね)。

嘆いても仕方が無いので、ここからは、提案です。

1.ゲーム機にストリーミングサービスを提供する
例えば、任天堂あたりが、Switchとか向けにストリーミングサービスを割と安い金額で提供するというのは、どうでしょう?音楽を聴くための再生機器を新規購入する必要も無く、既存のゲームなどを販売するようなノリで売るのです。アニメと同じようなノリで、ゲームとのタイアップ曲がすぐに買えるというのは、中高生にとってはグッとくる気がします。
Nintendo Switch 本体 (ニンテンドースイッチ) 【Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド】



2.完全に個別化できるファミリーアカウント
ファミリーアカウントの扱いに関しては、各社それぞれなので一概には言えませんが、ストリーミングサービスで若年層専用で親に何を聴いているのか知られない、プライバシーに配慮した格安サービスの展開です。
保護者としては、音楽でつべこべ言わないので、そういう追加サービスがあればいいですね。



3.ストリーミングサービス付き音楽プレイヤー
音楽プレイヤー自体にサブスクリプションが組み込まれており、最初払った機器代に含まれる形で、3年間聴き放題みたいな売り方をするのはどうでしょうか?
前述の子どもに音楽を聴かせたいけど、良い方法がないという方の不満にも合致すると思われます。3年間なのは、中学校で1台。高校で1台みたいな売り方ができるかな?と思ったからです。




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 まだまだ逆転のチャンスはある

私自身は、一度音楽のサブスクリプションを契約していて、辞めたという経緯があります。

サブスクリプションとその外側で~私がサブスクリプションを辞めた理由

音楽にきちんとお金を払う価値があると思っているので、最終的には別にサブスクリプションが悪いわけでも何でもなく、単にどのように音楽と向き合うのかというスタンスの違いに過ぎなかったということでした。

しかし、若年層はそうではありません。
これから、どのように音楽と向き合うのか(向き合わないのか)という個人的なスタンスを確立していく時期だと思うのですよね。その時に「無料が当たり前」というのが、前提になっているのは、どうかな?と思うのです。だからこそ、しっかりと考える必要があるなと思うのです。

上で提案を3つほどしましたが、日本発のサービスが世界を席巻することも、まだまだ可能だと思っています。ぜひとも、音楽産業に携わる皆さん、ご検討を!




電子書籍の所有と閲覧について考えてみた

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情報管理LOGの@yoshinonです。
eBooksJapanが、Yahoo!に統合されたというのは、ニュースでは知っていたのですが、あまり重要視していませんでした。しかし、久しぶりにeBooksJapanのリーダーアプリを開いてみたら、大変な事になっていました…。そりゃ、荒れるワケよね。
というわけで今回は、電子書籍における所有と閲覧について、真剣に考えてみました。


  
【 電子書籍の所有と閲覧について考えてみた 】  

 1.電子書籍には、所有権はない

 2.eBooksJapan騒動から見えてくること

 3.電子書籍に対する提言







checkmark.png 1.電子書籍には、所有権はない

たぶん、多くの人にそろそろ知られていることだと思いますが、ほとんどの電子書籍サービスでは、電子書籍の所有権を認めてはいません。どういうことかというと、基本的に電子書籍は、閲覧する権利(ライセンス)を購入していると見なしているのです。

例えば、電子書籍最大手であるKindleは、このように規約で明記しています。

Kindleコンテンツの使用。Kindleコンテンツのダウンロード又はアクセスおよび当該料金(適用される税金を含む)の支払いが完了すると、当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、Kindleアプリケーションまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数の対象デバイス上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のKindleコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます(定額購読コンテンツの場合は、お客様が定額購読プログラムの有効な会員である限り。)。Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。

Amazon.co.jp ヘルプ: AMAZON KINDLEストア利用規約



hontoでは、このように明記してます。

1.DNPは、本サイトにおいて注文の手続が完了した電子書籍について、会員がその電子書籍の閲覧用端末として登録した端末(以下「登録端末」といいます。)で電子書籍を使用することのできる権利を会員に付与します。会員は、注文の手続きが完了した電子書籍について、本規約、ヘルプ及び注文した電子書籍の説明画面に記載する条件に従って、その配信を受け、使用することができます。

サービス利用規約



Book☆Walkerでは、このように規約に書かれています。

”第8条【権利の許諾と制限】
1.「利用者は、本サービスを利用するにあたり、本規約及び利用条件等(以下、総称して「本規約等」といいます。)を誠実に遵守するものとします。
2.利用者は、本規約等にかかるいかなる権利も、第三者と共有、あるいは第三者に譲渡、貸与、質入等を行わないものとします。
3.本サービス、本サービスで提供されるコンテンツ等、および本プラットフォーム上の文書、写真、イラスト、動画その他表示される内容に関する知的財産権等を含む一切の権利は、当社または権利を有する第三者に帰属します。
※太字、色は、筆者。


というわけで、一部の例外を除き、他の電子書籍販売サイトも同様の規約を設けており、基本的には、所有という概念がないと考えた方が良いです。コンテンツプラットフォーマーが、圧倒的に有利な状況であるとも言えますね。




checkmark.png 2.eBooksJapan騒動から見えてくること

さて、一時期かなり電子書籍販売サイトが、盛り上がっていましたが、この数年は大手に吸収合併されることもチラホラ見られ、少しずつ収斂しつつある状況が見えてきています。つい最近でいうならば、eBooksJapan騒動が記憶に新しいですね。

というか、私自身もeBooksJapanも利用していたので、「えっ」となりました。

ヤフーの電子書籍が新「ebookjapan」に一本化。Yahoo! ブックストア終了

こちらの記事では、Yahoo!ブックスが、eBooksJapanに統合みたいなニュアンスですが、実際上は逆に近い感じですね。そのため、ユーザーから不満爆発なご意見が殺到という状況でした。

ebookjapanがヤフーのサービスに強制移行となり、あまりの使い勝手の悪さに不満を爆発させる方々


eBooksJapanは、他の電子書籍サービスと比較しても、本棚をかなり意識した作りになっており、それがコアユーザーにとっては、他のサービスとの差別点になっていました。しかし、新eBooksJapanのアプリでは、その良さがほとんど失われてしまったことにユーザ達は、怒っているという構図が見られます。
そして、eBooksJapanからのお返事。





基本的にサイト上で読むだけの電子書籍サービスではなく、アプリ上で読むタイプのサービスは、今後もこのような問題が勃発するのは、避けられそうにありません。




checkmark.png 3.電子書籍に対する提言

さて、ここで問題点を整理してみると、このようになるかと思います。現状としては、各電子書籍サービスが、それぞれに電子書籍を販売(閲覧する権利をね)し、それを各電子書籍サービスが提供する閲覧アプリで閲覧するしか方法がありません。

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つまり、

各電子書籍サービス=閲覧アプリ提供者

となっているわけです。

そこで、情報管理LOGでは、以下のように提言したいと思います。

私たちが、紙の本を買うときには、同じコンテンツが並んでいる様々な本屋さんで買い、それを閲覧しています。それをザックリと整理したのが、コレです(中継ぎ入っていないとか言わない)。

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どこの本屋さんで買ってきたとしても、同じ本であれば、基本的に同じ読み心地が得られますよね?(本屋さんに対する思い入れとかは、置いておいてね)

ところが、前述のeBooksJapan問題が、生じてしまうというのは、

電子書籍サービス=閲覧アプリ

である点が、問題なのです。

私は、以前、電子書籍サービスに関して、「各社横断的な統一的な本棚を」という提言をしました。

電子書籍の不満と解決への提言



これは、どの電子書籍サービスで購入しても、1つの本棚で管理できれば便利だよね?という提言でした。閲覧するときは、その共通本棚で本を開くと、自動的に関連付けられた電子書籍サービスの閲覧アプリが起動するという考えでした。割と現実的な落としどころだと思っていたのですが、どうでしょうか?


さて、ここから、今回の提言なのですが、シンプルに1つだけです。

コンテンツ提供者と閲覧アプリの分離案です。

現状としては、出版社と電子書籍サービスは、完全にイコールではなく、むしろ関係なくコンテンツを提供し合っていますよね。ところが、電子書籍サービスと閲覧アプリは、堅く結びついており、それがユーザーサイドに不必要なストレスをもたらしています。

「旧eBooksJapanのアプリ使い勝手良かった」
というのと
「Kindleのアプリ使いにくい」
というのは、同じ問題点を抱えているわけです。

あまりにも電子書籍サービスと閲覧アプリとの結びつきが強すぎるというのが、問題の根底にあるわけです。
したがって、このようにしてみたら、どうでしょうか?

2019040403.png



Aという電子書籍サービスで購入した電子書籍を、ロやハという閲覧アプリでも閲覧できるようにすれば良いのです。もちろん、完全なサードパーティーにも門戸を開くわけです。電子書籍閲覧アプリ専門業者が出てきても問題ないわけです。

あまりにもユーザーよりもコンテンツプラットフォーマーに強力な権限を持たせ過ぎな状況を緩和する策としては、悪くないと思うのですよね。まずは、EUあたりでやってくれないかな?日本だって、ダウンロード違法化とか馬鹿なことを考えてないで、ユーザーサイドに立ってやってほしいものです。




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 ユーザーに不利な独占状態の緩和

前述のようなeBooksJapanのYahoo!ブックスとの統合など、ユーザーが望む望まぬに関わらず、強制的に使い勝手そのものが変わってしまうというのは、不合理だなと思うのですよね。ユーザーとしては、「何を購入したか?」が大事であって、「どこで購入したか?」は、重要ではないのですよね。もしも、それが「どこで」が、重要すぎるような状態というのは、ユーザーに不利な独占的な状況を認めていることになります。
ブラウザ戦争における、OSとの分離なども、そういう経緯でしたよね。だからこそ、今日本としては、そのあたりを世界に先駆けてやってほしいなと思うのです。


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こんまりメソッドとGTDの共通点について考えてみる

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情報管理LOGの@yoshinonです。
こんまりさんすっかりメジャーになりましたよね?
え?「人生がときめく片づけの魔法」のこんまりこと、近藤麻理恵さんですよ。
今やNetflixでスターダムにのし上がった感ありますよね。手放しですごいと思ってしまいます。一芸を究めることの凄みを感じます。
さて、今回は、そんなこんまり流の片付けとタスク管理の王道であるGTDとの共通点について考えてみます。

  
【 こんまりとGTDの共通点について考えてみる 】  

 1.こんまり流片付けの魔法とは?

 2.GTDとは?

 3.こんまりとGTDの共通点について考える







checkmark.png 1.こんまり流片付けの魔法とは?

人生がときめく片づけの魔法」読んだことありますか?
私は、彼女の片付け術を読んだときに、かなり衝撃を受けてしまいました。



今までなかなか片付かないと思っていて、スッキリしない気持ちでいました。しかし、彼女の提唱する片付け方法をいくつか適用してみたら、思った以上に効果が高く、驚かされました(かなり前の話ね)。

こんまりメソッドについては、様々なブログで取り上げられているので、今さら紹介するのも気が引けますが、あえて自分の中でこれは、重要だなと思ったポイントだけ整理してあげておきます。

1.片付ける対象(カテゴリ)のモノを一箇所に集める
2.ときめきを規準に判断する
3.一気に短期間でやる
4.捨てる順番がある
5.処分と収納を同時にやらない
6.モノの定位置を決める


もちろん、これ以外にも大事なことが本には書かれていたりするのですが、少なくとも自分的には重要なポイントは、この5つですね。

1の「片付ける対象(カテゴリ)のモノを一箇所に集める」というのは、例えば服ならば、クローゼットの中、次にタンスの中みたいにやらず、全部出して一箇所にかためてから、判断するというのが大きいポイントだなと思っています。確かにかつては、それぞれの場所毎にやっていたし。

2が、ちょっと分かりづらいところでもあり、こんまりメソッドの最も本質の部分だったりするのですが、とにかく1点1点を手に取って、それが自分にとって「ときめくかどうかを自問する」ことによって、捨てるか残すかの判断をするというのです。とはいっても、そうすると捨てられない人は、永久に捨てられない状態が続きそうに思えますが、そういう捨てられない人の心の先を読んで、「捨てられないと思う」心を理由と方法で解きほぐしてくれるのが、こんまりのすごいところなのです。人からもらった手紙も「心をもらった」のだから、物理的な手紙は捨ててしまおうとか、基本は捨てる方向に行きます。このあたりは、ぜひとも本を読んでくださいとしか言えません。

3,4,5,6は、方法論です。
3の「一気に短時間でやる」というのは、ダラダラとすることで成果が見えなくなるのを防ぐ意味合いがありそうです。
4の「捨てる順番がある」というは、このような順番です。

 ①衣類
 ②本類
 ③書類
 ④小物類
 ⑤思い出の品

精神的な負担が小さいモノから順番にやることによって、次第に次のステップで捨てることによる精神的な負担を減らすという意味合いがありそうです。
5「処分と収納を同時にやらない」は、片付けベタな人がやりがちなポイントですよね。処分は処分、収納は収納と別々のタスクを同時並行させないことで、混乱を防ぐのです。
6「モノの定位置を決める」は、あるべき場所を決めておき、そこに必ず戻すというメソッドです。Aというものが、必ずaという場所に収まるよう、悩むことがないぐらいにするというのが、ポイントですね。Aの場所は、aなのか?bなのか?と悩むようではダメで、A→aとなるように環境を整えることが大事だというのです。




checkmark.png 2.GTDとは?

次にGTDですが、これは情報管理LOGで何度も取り上げているので、またかと思う人も多いかもしれませんが、Getting Things Doneの頭文字を取ったものです。
このGTDは、デビット・アレンという方が提唱し、あまりにも効果的なため、世界的に大きなインパクトをもたらした仕事を成し遂げるための方法論です。



私は、このGTDによって、仕事のやり方が大きく変わり、そして人生が変わったと言って良いほどのインパクトをもたらしました。私の中では、革命的に目の覚めるような思いを与えてくれた本です。

GTDを説明するには、以下の流れを理解するのが良いでしょう。




頭の中の「気になること」を、全て書き出すことから始めます。この「気になること」というのは、本当にちょっとでも気になること全てです。「お金下ろしておかなくちゃ」とか「詰め切らなくちゃ」「あの書類元に戻さなくちゃ」とかそういう細々としたこと全てです。これらをinbox(最初に入れておくべき場所、デジタルでも手帳でもどこでも良い)に貯めておき、そこからフローに沿って、分類・処理をしていくのです。

このフローが定型化されており、これに沿ってやっていけば進んでいくという安心感は、何者にも代えがたいものがあります。

忙しくなるとパンクするのでは?

と言う人がたまにいますが、全く逆ですね。
むしろ、

忙しくてパンクしそうな人ほどやった方がよいです




checkmark.png 3.こんまりとGTDの共通点について考える

さて、ここから本題なのですが、私は「こんまりメソッド」と「GTD」は、共通点がかなりあるなと、こんまりさんの本を読んだ頃から思っていました。

1.やるべき対象の可視化
こんまりメソッドでは、片付ける対象を一箇所に集めるところからスタートします。
GTDでは、「気になること」をinboxにまずは全て入れます。

これって、つまりやるべき対象を全て可視化するという作業だなと思うのですよ。

何がどれほどあるかよく分からない状態から

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やるべき対象が、可視化された状態に。

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自分の中では、この全体量の把握(可視化)というのは、最も重要なポイントだと思っています。



2.判断基準が明確
一見、こんまりメソッドは、「ときめくかどうか」というあやふやな根拠を元にしているように思いますが、読み込んでいくとそうではなく、「基本的には捨てよう!」ということを言っていることに気づきます。そして、そのための様々な考え方を説いているのです。しかし、その最終ラインにおいて、「自分がそのものにときめくかどうか」を説いているに過ぎません。

GTDでは、先ほどの図を見てもらえば分かるように、迷うべきポイントはほぼ無いはずです。



3.定型化されたフローがある
こんまりメソッドでは。捨てる順番が決まっていたり、やるべきことも割と定型化されています。
GTDでもフローが定型化されており、それに沿うことが推奨されています。

人は、自由意志によって動きますが、しかしそのため「次にどう行動すべきか?」という場合、選択肢が無限に存在するように思えてしまいます。しかし、そこに一定の行動指針が示され、それが合理的であれば、そのために考えるためのリソースを割かなくても良くなります。この定式化されたフローというのは、選択肢を考えるための脳のMPのリソースの節約であるととに、その後に取り組まなくてはいけないタスクに向けるMPの余力を残すという意味合いにおいても非常に合理的だなと思うのです。

また、こんまりメソッドにおける「モノの定位置を決める」と、GTDにおけるタスクの処理の定型化されたフローというのは、非常に似通った考え方であるなと思うのです。

モノ=タスク

と置き換えると、これらが同じことを言っているように思えませんか?



4.今すぐ一度にやる
こんまりメソッドでは、1つのカテゴリの片付けは、一度に短時間でやることを推奨しています。
GTDでは、フローで振り分けたタスクを2分以内にできるものに関しては、今すぐやろうと書いています。

キーワードは、「同一カテゴリ」を「今すぐ」です。
しかも、GTDでは、電話だったら、電話というタグだけでかためて、一気にやろうと言ってます。

2分というのは、ちょっとした比喩ですが、でもこの2分というのは、人を動かすには十分魅力的な時間だと思うのですよね。人が、すぐに動けるような心理的障壁をいかに下げていくかということを両者は説いているように思えるのです。この「小さな習慣」のように。

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 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 こんまりメソッドは、片付け界のGTDかな?と思う

GTDの提唱者であるデビット・アレンは、心を澄んだ波風のない水面のようにするためにGTDを実践するのだと言っています。一見スピリチュアルかな?と思わせておいて、やっていることは、プログラミングにも似た非常に合理的でロジカルなフローを提示します。こんまりメソッドも「ときめきが大事!」というこれもスピリチュアルなように見せかけて、やっていることは、非常に合理的なんですよね。
と思っていたら、こういうまとめも挙がっていて、確かにその通りだなと思った次第です。

こんまりメソッドのロジックと宗教性について - Togetter
こんまりメソッドのロジックと宗教性について - Togetter




このあたりのやりとりが腑に落ちます。







著作権保護期間に関する新しいアイデアを提案するよ

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情報管理LOGの@yoshinonです。
TPP11発効によって、日本の著作権保護期間が、2018年12月31日をもって70年に延長されました。今までの50年でも長いなと思っていたのに、さらに20年上乗せというのは、本来の著作権保護の考え方からいってもあまりにも、色々納得がいかない感じです。そこで、情報管理LOGとしては、ささやかながらない知恵を絞り、著作権保護期間に関する新しいアイデアを考えてみました。単なる妄想ですが、ツッコミ歓迎です!
一緒にこの問題について考えてみませんか?


  
【 著作権保護期間に関する新しいアイデアを提案するよ 】  

 1.著作権保護期間とはそもそも何なのか?

 2.TPP11発効で50年→70年に延長

 3.著作権保護期間に関する新しいアイデアの提案







checkmark.png 1.著作権保護期間とはそもそも何なのか?

まず、著作権保護期間とは、何なのか?について。

(保護期間の原則) 第五十一条 著作権の存続期間は、著作物の創作の時に始まる。 2 著作権は、この節に別段の定めがある場合を除き、著作者の死後(共同著作物にあつては、最終に死亡した著作者の死後。次条第一項において同じ。)七十年を経過するまでの間、存続する。

著作権法 | 国内法令 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター CRIC


上の条文は、すでに改定されているものとなります。
この条文を読むと、作者が作品を創作した瞬間から始まり、作者の死後70年存続するとなっています。

著作者の権利そのものも考え方が2つあって、

・著作物は、著作者の自然権として捉える(ヨーロッパを中心にした考え)
・著作物は、著作物の独占的利用権を与えることによって、著作者に正当な利益が分配されることを促し、その結果として創作活動へのインセンティブを高めることとする(イギリス、アメリカを中心とした考え)

日本は、ベルヌ条約というものに加盟しており、基本的にベルヌ条約で定める期間より短くならないようにするとしています。その「ベルヌ条約」自体は、前者のヨーロッパを中心とした考え方が元になっており、なんと「レ・ミゼラブル」のヴィクトル・ユゴーの発案が元になっていたりします。このあたりの経緯を読むと面白いです。

文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約 - Wikipedia

上記の件を読むと、ベルヌ条約により日本は、最低でも著作者の死後50年以上は、守る必要があるのです。(※世界貿易機関(WTO)加盟国は、ベルヌ条約に加盟していなくても、その主要部分を遵守する必要があります←大事!)

そして、なぜ50年なのかというと

ベルヌ条約7条(1)によれば、加盟国は、著作権の消滅までの期間を最低でも著作者の死亡から50年としなければならない。著作者の死後50年まで著作権を保護する趣旨は、著作者本人およびその子孫2代までを保護するためであるとされている。

著作権の保護期間 - Wikipedia


子孫2代分までというのが、今の時代に合っているかどうかもはや疑わしいですよね。これが発効したのが、1887年なので、130年以上前ですからね。寿命も延びてるし。

さて、著作権保護期間ですが、これは1つの大きなジレンマを抱えています。それは、

・著作権者の権利(利益)を守ること
・著作物の利用促進による社会的利益を上げること


という相反する利益を守らなくてはいけないからです。
確かに、著作権が守られなくなれば、コピーし放題、改竄し放題で、そもそもの著作物を作ろうというインセンティブが失われます。しかし、著作者の権利を保護しすぎてしまうと、社会における知的流動性が失われてしまい、社会全体の損失になってしまうことも考えられます。
つまり、著作権保護期間というのは、その微妙なバランスによって成り立っているものとも考えられます。





checkmark.png 2.TPP11発効で50年→70年に延長

さて、上でも書いたように、昨年の12月31日にTPP11が発行されたことにより、著作権保護期間が50年から70年に延長されました。

平成30年12月30日施行 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)の発効に伴う著作権法改正の施行について | 文化庁
平成30年12月30日施行 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)の発効に伴う著作権法改正の施行について | 文化庁





私自身の感想としては、著作権法期間の70年というのは長過ぎるように思われます。ベルヌ条約が発効された130年前の頃にはインターネットは、ありませんでした。しかし、現在は、著作物はネットを駆け巡り瞬時に伝播されます。つまり、著作物の消化速度としては、130年前では考えられないほどの速度になってきているのです。そう考えると、社会的還元という側面で、若干機能不全に陥っている感じがします。私見ですが、著作権保護期間は、20年から30年が妥当ではないかと考えています。





checkmark.png 3.著作権保護期間に関する新しいアイデアの提案

さて、ここからが本論です。
私は、著作者の権利が守られるべきではないとは考えていません。むしろ、絶対にある程度は守られるべきだと考えています。しかし、上でも述べたように、過剰な保護は社会全体の活力を落としてしまいます。そこの辺のバランスをとりつつ、ミ○キーマウスなどの著作権で多額の利益を上げている企業にも配慮したような新しい著作権保護体系がないかと考えてみました。

1.著作権は、表現と同時に発生する。
2.著作権保護期間は、作者の死後20年から30年とする。
3.ただし、それ以上の著作権の保護期間を延長したければ、その著作物によって得られる利益から、規定の割合に応じて、各国の著作権を保護する機関に収めなくてはならないとする。
4.その機関は、得られた利益を、必ずその国の著作物の権利保護と文化振興に還元するものとする。
5.著作権保護期間の延長をするたびに、徐々に納めなくてはならない金額が上昇するものとする。
6.著作者の死後70年において、ほぼ著作物による利益と支払う額が同額になるような割合に設定する。そうすることによって、著作保護期間70年以上を主張することが無意味になるようにするのである。


以上が、私のアイデアです。
これを施行することによって、著作物によって作者の死後利益を得ようとしても徐々に制限されることになり、徐々にそれ以上の著作権保護期間を延長するインセンティブが失われていくという仕組みです。
こんな感じね。

2019021101.png


著作権保護と社会への利益還元、そして著作権保護機関が長すぎる故の社会的硬直化を防ぐ良い方法では無いかと思うのですが、いかがでしょうね?




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 ベルヌ条約自体が古くさくなってきているかも?

私は、ベルヌ条約自体が、すでに時代に合わなくなってきていると感じています。この130年間の技術革新を鑑みても、仕組み自体をアップデートしても良いのではないかな?と思っています。とはいえ、多くの利益がらみの思惑が交錯して、なかなかまとまらないような気もしますが…。難しいね!



最近、読んで面白かった漫画!

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オンライン学校とその限界について

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情報管理LOGの@yoshinonです。
インターネットが出始めの頃に、「もう知識は、ネットだけで良いのではないか?」ということがまことしやかに囁かれました。しかし、残念ながら、未だにその兆候は見られません。そして、先日ある記事についたはてブ(はてなブックマーク)に「教員は、全員解雇して、ネットで学ぶようにしたらいいじゃん」みたいなコメントが付いていて、オンライン信仰はかくも根強いのだなと呆れが半分、どうして暴論がありうると判断するのだろう?と疑問が半分でした。
そういうわけで、今回はオンラインで学ぶことと、その限界について書いていきます。


  
【 オンライン学校とその限界について 】  

 1.N高の盛り上がり

 2.オンラインで学ぶということは、どういうことか?

 3.オンライン学習の限界

 4.学びの幅の確保







checkmark.png 1.N高の盛り上がり

オンラインで学ぶということについての一つの成功事例に最近ではN高があります。
N高って何?という人もいるかと思われますが、これはドワンゴが開設した通信制高校にカテゴライズされるオンライン学校です。

N高等学校 | 通信制高校(広域)・単位制


これほど、派手な事例でなくても、オンラインで学ぶ環境が、徐々に整いつつあるというのは確かだと思います。
例えば、語学系などは、もはやオンラインで学ぶ方が多いかな?ぐらいですよね?

こんなのとか



こんなの。



留学した方が、すぐに覚えられるかもですが、費用対効果を考えた時に、オンライン学習も悪くないと思えます。
実際にマンツーマンで指導してもらえるならば、なおさらです。




checkmark.png 2.オンラインで学ぶということは、どういうことか?

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さて、オンラインで学ぶという可能性自体は、私は全く否定するものではないです。むしろ、ものすごく前向きですらあります。自分自身もテクニカルな面について知りたいと思った時に、オンライン上で学び解決する割合が高くなってきました。何といっても、「いつでも」「どこでも」学べるというのは、オンラインの強みですよね。私自身も朝方人間なので、早朝に色々調べ物をしたり、勉強したりしています。早朝の4時ぐらいからやっている学校なんてないですもんね。
そういう意味で時間や場所にしばられず、学べる環境が整うというのは、すごく良いことだと思うのです。

また、そういう「知」にアクセスするコストも、(検索の末、そこにたどり着くコストを度外視すれば)無料だったり、破格の値段でやっていたりするので、かなり低いと言えます。
また、関連知識へのアクセスも容易で、得たいと思う知識を広げるのにも、まあまあ適しているかな?とは思います。

現にTEDでも取り上げられていましたが、貧困地域にネットにつながるPCを誰でも触れる状態にしておくことによって、知へのアクセスができるようになり、「学習する意味」を掴むことで、その地域の学力向上が図れたという事例は面白いですね。



これは、これで面白い試みだし、世界を見渡せば、学校すらままならない地域も存在します。そういう経済格差が、教育機会格差つくり出すというのは、実際に観察される状況です。そして、教育に携わる者も経済格差によって富める地域(国)には、優秀な教員が多く存在し、貧困地域(国)には、そもそも教員がいないという格差がもたらされるというのも事実です。その時に、大学の講義を世界に無料で公開する。初等教育の授業をオンラインで提供するというのは、格差是正の一助になるのは間違いありません。

さらに、地域格差・経済格差による優秀な教員の偏在を是正する取り組みとして、オンライン(サテライト講座も入れて良いと思う)でそういう人材の偏りをなくす方向は悪くないと思うのです。




checkmark.png 3.オンライン学習の限界

先程から、オンライン学習の良い面ばかり取り上げているけど、じゃあオンライン学習いいじゃん?ってなるかもしれませんね。

しかし、オンライン学習は万能ではありません。むしろ、オンライン学習のそういう良い面ばかりに目を奪われて、

オンライン学習は、万能だから、ほとんどの教員を解雇して、優秀な教員のオンライン授業にしよう


などという妄想を持つことは、危険だなと思えるのです。

1.能動性が必要とされる
基本的にオンライン学習というのは、能動性が求められます。
どういうことかというと、

学ぼうとする意志がなくては学ばない

ということです。
ところが、学校というのは、(皆さんも十分ご存じの通り)様々な教科というコンテンツがパッケージされた強制機関なんですよね。強制機関と書くと、多少誤解を与えてしまいそうですが、

学校は「時間・場所・内容」が決められている

のです。そういう意味では、強制機関と言えなくもないですよね。好きな時間に好きなところで好きな教科だけをやれるワケではありませんから。

好きな教科も苦手な教科も全てパッケージとして受講しなくてはいけないというのは、実はすごく大切な事で、結局、何が人生に役立つのかということを人生の初期段階では決めること(予想すること)ができないのです。皆さんも経験ないですか?苦手だったけど、やってみたら面白さに気づいたなんてこととか、学生時代は苦手だったりいやだったけど、社会人になった時に必要だったと気づくなんて山ほどあるはずです。

人生の初期段階において、様々な体験を多少の強制力をもって、触れさせるという経験は、決して無駄ではないのですよね。よく教科の必要不必要性だけで論じる方がいますが、そういう人はこの漫画でも読んでろ!と言いたいですね。




さて、ではオンライン学校はどうかというと、そこまでの強制力を伴いません。むしろ、視聴する側の能動性に委ねている面が多いです。数日、オンラインの講座を観なかったからといって、電話がかかってくることもないしね。
むしろ、オンラインの学校は、学ぶ意欲が高い人ほど向いているのではないか?と思っています。



2.相互コミュニケーションに欠ける
一番のネックはココですよね。
オンライン学習は、基本的に講座ビデオ視聴がメインになったりします。1対多の一方的な関係です。

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確かに学校も1クラス40名ぐらいでの1対多なのですが、そこには相互コミュニケーションがあります。

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もちろん、チャットルームやeラーニング的な定型のコミュニケーション込みの学習などもありますが、学校の教室における雑多なコミュニケーションも含めた相互コミュニケーションというのは、存在しません(いや、私が知らんだけなのかもだけど)。

そして、実際に人に会ってコミュニケーションするときの情報量は、チャットなどで得られる情報量と比較ならないぐらいに多いのですよね。そして、学校と同じぐらいのコミュニケーション量をオンラインで確保できなくもないけど、コストがバカ上がりし、オンラインでやる意味が消失するというのは、ジレンマと言えますね。

逆に言えば、相互コミュニケーションを取ることができないような黒板に向かって話すだけの機械のような教師は、オンライン学習以下の存在とも言えます。




checkmark.png 4.学びの幅の確保

さて、オンライン学習に対して否定的な意見ばかり述べていますが、実際のところはそこまで否定的な感想は持っていません。一番最初に紹介したN高だって、不登校だったり、働きながらでも学びたいというニーズに見事に応えていると思います。

この数年のeラーニングの盛り上がりから、義務教育でもeラーニングを取り入れているところも増えてきました。実際、我が家の子どもの学校でも家庭学習用のeラーニングがスタートしました。

従来型の学校というスタイルは、維持しつつ、学びの幅の確保というのが必要だと思っています。学校では、平たく幅広く、様々な知識を体験的に学びつつ、オンラインでさらに深めたい人が深めることができるという姿が良いのではないかと考えています。

塾がそれに当たるって?
まあ、5教科だけが学びではありませんから。




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 学校は実はコスパ良しなんだよね

従来型の学校に対して厳しい意見を述べる人が多いですが、ではそれに変わるだけの教育システムを組み上げることは可能かというと非現実的だと思います。というか、そういう意見をいう人達は、日本の教育システムがめちゃくちゃ世界的に見てもコスパ良しの超優秀って事実を知らないのだろうな…と思ったり。

2015年のOECDの学習到達度調査。
日本は、シンガポールに次ぐ2位だって知ってた?

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※画像引用:OECD 生徒の学習到達度調査~ 2015 年調査国際結果の要約~


に対しての教育費にかける公的支出割合。
日本最低ですよね…。


※画像引用:日本の教育への公的支出、34か国中最下位<国別割合比較表> | リセマム

日本…。って感じですよね。
ここ最近、教員のブラック企業ぶりが明らかになってきて、なり手がいない問題なんてのも大きく取り上げられてきていますが、とても優秀な教育システムを維持すべきだとは思わないのかな?と思ったり。

義務教育崩壊へ。教員が忙しい?嫌ならやめろ!代わりはいくらでもいる・・かと思ったら、誰もいなくなってた件。



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