TOP > CATEGORY - アウトプット思考法

ITやモバイル機器、iPhone、手帳や本など。
MENU

レコーディングダイエットは、アウトプット思考法なのか? #アウトプット思考法

2017021400.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
今から10年ぐらい前に岡田斗司夫が上梓した「いつまでもデブと思うなよ」というダイエット本が、ヒットしました。今回は、どうしてこのレコーディングダイエットが、ダイエットに効果があるのかということについて、アウトプット思考法の側面から観ていきたいと思います。

【 アウトプット思考法:目次 】
❏ 第1回:ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
❏ 第2回:アウトプット思考法の基本的な取り組み方
❏ 第3回:アウトプット思考法では、何をアウトプットするか?
❏ 第4回:人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか?
❏ 第5回:GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術などに挫折した人たちへ 〜アウトプット思考法が生まれたワケ
❏ 第6回:アウトプット思考法のフローを理解する
❏ 第7回:アウトプット思考法になぜ「熟成期間」が必要なのか?

  
【 レコーディングダイエットは、アウトプット思考法なのか? 】  

 1.レコーディングダイエットとは?

 2.アウトプット思考法そのものでは?

 3.アウトプット思考法とレコーディングダイエットとの比較

 4.自分の事は自分では理解できない?







checkmark.png 1.レコーディングダイエットとは?

上でも書きましたが、今から10年ぐらい前(もうそんなに経ったんだ!)に岡田斗司夫氏が書いたダイエット本である「いつまでもデブと思うなよ」が、ヒットしました。



このレコーディングダイエットというのは、

「食べたもの」と「カロリー」と「体重」
をひたすら記録していくと、痩せることができるよ!


というものでした。
それまでのダイエットに関するものは、運動することや、食事制限、食事法などがメインの主張だったことから比較すると、かなり異色のダイエット本だったと言えます。

そして、何よりもヒットの原因になったのは、著者の岡田斗司夫氏が、実際に激やせしたことでした。いわゆる論より証拠となり、また誰でも簡単に取り組むことができるということで、実践する人が爆発的に増えました。

かくいう私もレコーディングダイエットに取り組んだことがあり、そして実際に成果が上がりました。このあたりの経緯については、以下の記事で書きました。
実際は、レコーディングダイエットだけではなく、ローカーボダイエットも取り入れた複合ワザだったのですが。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | EmbedlyBookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly




checkmark.png 2.アウトプット思考法そのものでは?

岡田斗司夫氏が、「いつまでもデブと思うなよ」の中で

"レコーディング・ダイエットとは「記録することによるダイエット」であり、記録するという行為の積み重ねによって自分の行動管理を目的とする。"

と定義しています。

これって、「アウトプット思考法」そのものじゃないか?

というか、私が「アウトプット思考法」にたどり着く過程の一つに、実はこのレコーディングダイエットがありました。いくら素晴らしい理論でもそれが、きちんと実践上で役立たないと意味が無いと思うので、この経験は、アウトプット思考法にたどり着く実践上での一つのマイルストーンになったのです。

この記事が、「アウトプット思考法」について知る初めての人もいると思われるので、振り返りをしたいと思います。もうすでに知っているという人は、この部分は読み飛ばしてください。
以下が、アウトプット思考法の基本の考え方です。

<アウトプット思考法の考え方>
・まず、「考え」や「気になること」、「やるべきこと」などを書き出こと
・ツールは問わないが、先人達が良いといっている方法をなるべく採用する
・必ず見直す
・熟成期間をつくる
・書き足し、書き直し、削除は自由


ざっくり書くと

書き出す → 見直す

というのが、基本です。

まさにレコーディングダイエットの仕組みと何か似ている感じがしませんか?





checkmark.png 3.アウトプット思考法とレコーディングダイエットとの比較

では、レコーディングダイエットとアウトプット思考法を比較することで、その類似点を探っていきたいと思います。

岡田斗司夫氏が、まだそれがレコーディングダイエットだとは自覚していなかった頃に、実際に食べたものを逐一記録し初めたところ、「記録しただけで」5ヶ月で10キロ痩せたそうです。そうすると、メインの食事以外に、恐ろしく大量のおやつなどを接種していることに気づいたそうです。

"メモをバカ正直につけると、いろんな現実が、それも「統計的な事実」として見えてくる。"

信じられないかもしれませんが、レコーディングダイエットをしていると、気づかなかった食事に気づくようになります。それは、例えば仕事の合間に食べるちょっとしたお菓子だったり、コーヒーだったりというのもです。

自分が、食べているのだからそれぐらい普通気づくよね?

と思われるかもしれませんが、残念ながら多くは意識されません。しかし、その多くの意識されない食事の総量は決して馬鹿にできないカロリーになっていくのです。

これをフローにしてみると、このようになるかと思います。これをよく覚えて置いてください。

2017021401.png



さて、「アウトプット思考法」のフローを振り返ってみたいと思います。

2017012101.png


Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly


これを見てみると、上の「レコーディングダイエット」のフロー図に酷似していることが分かりますよね?

少なくとも、

書き出す → 見直す

のサイクルにきちんと収まっていることが分かるはずです。
また、あえて『「食べること」を意識する』を別枠にしたのですが、これはレコーディングダイエットをしてみると分かりますが、「記録する」こととのタイムラグが存在することを示しています。





checkmark.png 4.自分の事は自分では理解できない?

私たちは、

自分自身のことは、自分が一番よく分かっているという思い込み

があります。
しかし、果たしてそれは本当でしょうか?
レコーディングダイエットが与えてくれる教訓は、まさに

自分自身のことは、自分だけでは客観的に理解することができない

という事実ではないでしょうか。

アウトプット思考法は、「見直す」という行為を通して、自分自身を客体化することを可能にします。「いつまでもデブと思うなよ」では、記録することで、なぜか痩せてきたと書いてありましたが、それもそのはず、気づかないうちにアウトプット思考法のSTEP1とSTEP2を実践していたのです。特にSTEP2に関しては、レコーディングダイエットでは、とりたてて明記されていない部分ではありますが、著書を読むとそれを実践していることに気づくはずです。

"メモをして、自分の行動を客観化することが、「やせる」という結果をもたらす。「決意する」とか「頑張る」などという精神論は必要ない。"

まさに、「食べたら」→「記録する」というトリガー的行動をシステムに組み込むことによって、精神論や「やる気」に依存せずに、取り組むことができるようになるのです。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

そして、STEP1で記録されたことを、STEP2で見直すことによって、初めて自分自身の真実に気づくことができるようになるのです。

ファスト&スロー」で提唱されていた、システム1(速い思考)をシステム2(遅い思考=思慮深い)に検討させることで、客体化させていくのです。

アウトプット思考法は、まさにシステム1をシステム2にコントロールさせるという脳内ハックの手法なのです。





 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 自分のことは、自分では正確に理解できない

たすくまなどに代表されるタイムロガー系のアプリや、タスクシュート(たすくまは、それのアプリ版)などは、自分自身の時間の使い方を知る上で、とても重要なツールだと思っています。
上でも書きましたが、自分のことは、自分では正確に理解できないのです。
1日の中で無駄なことに時間を費やしていたり、タスクが1日の時間に対して適正な量なのか、自由になる時間はどれぐらいあるのか、ということはこういうツールを利用しない限りは、自分では理解できないのです。残念ながら。
むしろ、そういうものだという理解の上で物事を進めた方が間違いは無いのです。




アウトプット思考法になぜ「熟成期間」が必要なのか? #アウトプット思考法

2017012200.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
この記事は、アウトプット思考法の連載の7回目になります(過去記事に関しては、下記からどうぞ)。アウトプット思考法とは、今まで提唱されてきたアウトプットに関わる様々な方法論(GTD、ゼロ秒思考、手帳&メモ術など)を包括する考え方になります。これを意識することによって、ツールに縛られず、より最適な行動を考えたり、思考力が高まるという効果が期待できるというものです。

前回は、アウトプット思考法の基本のフローを見ていただきました。今回は、前回の続きで、アウトプット思考法の特徴でもある「熟成期間」について解説していきたいと思います。

【 アウトプット思考法:目次 】
❏ 第1回:ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
❏ 第2回:アウトプット思考法の基本的な取り組み方
❏ 第3回:アウトプット思考法では、何をアウトプットするか?
❏ 第4回:人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか?
❏ 第5回:GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術などに挫折した人たちへ 〜アウトプット思考法が生まれたワケ
❏ 第6回:アウトプット思考法のフローを理解する



  
【 アウトプット思考法になぜ「熟成期間」が必要なのか? 】  

 1.アウトプット思考法の基本の考え方とフローについて

 2.「熟成期間」とは何なのか?

 3.「熟成期間」を設ける意味







checkmark.png 1.アウトプット思考法の基本の考え方とフローについて

まずは、昨日の記事を振り返りをしたいと思います。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

アウトプット思考法の基本の考え方は、以下の5つからなります。

<アウトプット思考法の考え方>
 ・まず、「考え」や「気になること」、「やるべきこと」などを書き出こと
 ・ツールは問わないが、先人達が良いといっている方法をなるべく採用する
 ・必ず見直す
 ・熟成期間をつくる
 ・書き足し、書き直し、削除は自由


そして、これらを運用するにあたり、以下のフローで回すと良いというのが以下のフロー図です。

2017012101.png




上手く考えがまとまらない。思考力を高めていきたい、実践的な能力を高めたいという人にとっては、効果があるのではないかと考えています。





checkmark.png 2.「熟成期間」とは何なのか?

上記のフローの中に「熟成期間」という項目があると思います。アウトプット思考法の5つの基本の考え方において、唯一「するべきこと」以外の部分の記述が、この「熟成期間」です。
この「熟成期間」は、あえて明記しなくてはいけないぐらい重要なポイントなのです。

アウトプット思考法においては、まず頭の中にある気になることを書き出します。この時、頭の中で無理矢理に処理しようとするのではなく、一度外側に出してやることで、頭の中のアクション数をゼロカウントに戻すという意味合いがあります。

2017012201.png




アウトプットすることでカウントがゼロになり、アウトプットからさらに何かを思いついても、カウント数は依然1~2カウント以内になります。

2017012202.png



これは、何度も強調しておきますが、人は脳内だけで2アクションより多くのことをしようとした場合、エラーが発生しやすくなるからです。

しかし、アウトプットした直後の頭の状態というのは、アウトプットしたことによって頭の中は(ゼロカウントに戻って)スッキリした状態になっていますが、実は「気になったこと」がうっすらと頭の中に残像として残っている状態なのです。

2017012203.png



この残像のようなものは、時間の経過と共に消えていきます。
しかし、この残像のようなものによって、新しいアイデアは影響を受けています。
このような感じですね。

2017012204.png



そうすると、一見アウトプットしたものから、新たに自分が発想していると思っていても、自分の最初の思いつきの影響を軽微ながらも受けている状態なのです。

アウトプット思考法において、「熟成期間」を設けているのは、この頭の中に残っている残像が消えるまでの時間を確保するという期間なのです。





checkmark.png 3.「熟成期間」を設ける意味

熟成期間をあえて設けるのは、頭の中に残る残像のようなものが完全に消え去るまでの期間としました。では、なぜそのような時間が必要になるのでしょうか?

その説明としては、「ファスト&スロー」におけるシステム1とシステム2という考え方が、当てはまるのではないかと考えています。



システム1というのは、直感的な速い思考。そして、システム2は、熟慮・分析的な思考と大別しています。

アウトプット思考法においてSTEP1は、投げ込むツールにもよりますが、STEP2よりも早いサイクルで動いていきます(ツールによっては、熟成期間も考慮されているものもある)。

STEP2は、あえて十分な時間を空けることによって、システム2がもつ熟慮・分析的な思考を呼び出すための方法なのです。違う言い方をするならば、STEP1でアウトプットしたものを、客体化するための時間なのです。

GTDやゼロ秒思考、優れた手帳術やノート術などは、あらかじめこのシステム2を呼び出すための「熟成期間」をシステム全体で設けている場合が多いです。例えば、GTDにおいては、週次レビューを設けていたり、ゼロ秒思考では、ある程度メモ書きが貯まってきた段階で見直し&フォルダ分けをしたりする部分がそれにあたります。

STEP1では、ファスト&スローでいうところのシステム1による直感的かつ行動的な部分に期待し、STEP2においてシステム2による熟慮し分析する力によって、ブラッシュアップを図るという仕組みなのです。

そして、あえて「熟成期間」と銘打つことで、システム1を終了し、システム2を起動させるためのタイムラグを生じさせることを意図的に行うところに、アウトプット思考法の良さがあると考えています。





 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 脳内ハックなのです

今回は、「熟成期間」について取り上げました。この考え方のベースというのは、心理学的な知見や脳科学的な知見を、実際上の自分の生活にどう応用すべきかと考えて行き着きました。根性や気合い論ではなく、(漢字のままの意味合いとしての)合理的に自分の思考を深めたり、やるべきことを進めていくか?という難題と向き合うための方法論でした。
一種の脳内ハックをすることで、より楽に物事を進めることができるようになればと思い、それを方法論にまで落とし込んだのが、アウトプット思考法なのです。





アウトプット思考法のフローを理解する #アウトプット思考法

2017012100.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
昨年から連載しているアウトプット思考法の6回目になります。
アウトプット思考法って何?という人は、過去記事を読んでいただくか、今回の記事の冒頭をお読みください。GTDやゼロ秒思考、手帳術やノート術など、様々なアウトプットともなう方法論を包括する考え方になります。
今回は、実際にアウトプット思考法を実践するにあたって、フロー全体をおさえてもらうことで、理解を促進する狙いがあります。
また、このアウトプット思考法が一体どのような役に立つのかも、ご理解いただけるのではないかと思います。

【過去記事】
ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
アウトプット思考法の基本的な取り組み方 #アウトプット思考法
アウトプット思考法では、何をアウトプットするか? #アウトプット思考法
人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか? #アウトプット思考法



  
【 アウトプット思考法のフローを理解する 】  

 1.アウトプット思考法とは?

 2.アウトプット思考法の基本のフロー

 3.アウトプット思考法のフローを意識する重要性







checkmark.png 1.アウトプット思考法とは?

まずは、アウトプット思考法のおさらいです。

アウトプット思考法の基本的な考え方は、以下の通りです。

<アウトプット思考法の考え方>
 ・まず、「考え」や「気になること」、「やるべきこと」などを書き出こと
 ・ツールは問わないが、先人達が良いといっている方法をなるべく採用する
 ・必ず見直す
 ・熟成期間をつくる
 ・書き足し、書き直し、削除は自由


これの基本の取り組み方などは、過去記事を参照していただければありがたいです。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly




checkmark.png 2.アウトプット思考法の基本のフロー


アウトプット思考法の基本の考え方と基本のフローは、ほぼ一致しています。

1.気になっていることを書く
2.ツールに投げ込む
3.アウトプットした内容を見直す(追加・修正・削除)
4.熟成期間をもつ
5.追加・修正・削除


流れとしては、この順番ですが、フロー図にするとこのようになります。

2017012101.png



どうでしょうか?
だいぶ、趣の違った感じになりますよね?
上の方をSTEP1、下の方をSTEP2と呼ぶことにしましょう。

<STEP1>
STEP1は、頭の中の「気になったことを」書き出すアウトプットを経て、ツールで処理をし、それを見直すというサイクル的に比較的短いスパンで回す部分です。
ただし、ツールの中には、時間的に長い時間を使うものもある(GTDなんかは、そうですよね)ので、時間の長さは一様ではありません。

<STEP2>
しかし、STEP2は、さらに長い時間を経た状態で回すサイクルになります。
ただし、これも「何を持って熟成期間と呼ぶか?」というのは、STEP1で使用したツールによって変わってくるのです。基本的にSTEP1で用いられたツールで要した時間よりも長い時間と考えてもらって良いです。

STEP1 < STEP2

これにより、全体として俯瞰してみると、2つのサイクルが循環していることが分かると思います。





checkmark.png 3.アウトプット思考法のフローを意識する重要性

最近は、Workflowyなどのアウトラインエディタが話題に上がることが多いのですが、これもツールの1つとして活用させていただいています。

WorkFlowy - Organize your brain.
WorkFlowy - Organize your brain.





2017012103.png


このWorkflowyの特徴は、階層間の移動や編集に自由度が高く、文章の構成や思考をまとめたりするのに向いているツールです。

さて、そのWorkflowyですが、PC上で編集するには、特に何も不都合はないのですが、必ずしもアイデアや構想が浮かぶのは、PCの前とは限りません。そのため、MemoFlowyというWorkflowyにiPhoneからメモを送るためのツールなどを使って、頭の中のモヤモヤを送ってしまいます。実は、この段階でけっこう頭の中がスッキリした感覚が味わえます

しかし、それではダメなのです。

前にも書きましたが、頭の中のマルチアクションのカウントが、ゼロカウントになることで、頭の中の負担感が減ったことが、スッキリ感を生むのです。でも、それが目的ではなかったはずです。Workflowyに送った雑多な思考のカケラを、構造化し、見直していかなければ、せっかく吐き出したものが無駄になってしまいます。

アウトプット思考法は、上に上げたフローを意識し、システム化することで単に頭がスッキリした状態から抜け出し、思考を高めたり、成果を生み出すための仕組みなのです。

もう一度、Workflowyの例で見てみると、MemoFlowyで書いたものをWorkflowy(ツール)に送り、それをSTEP1の段階で一度見直します。この段階でWorkflowy上で構造化したり、追加したり、すれば良いのです。そして、後日、見直します。すると、その時には見えていなかった部分が、たいてい見つかるはずです。その段階でさらに追加・修正・削除をしていけば、よりブラッシュアップを図る事が可能になるのです。先ほどの図に当てはめると、こんな感じになります。

2017012102.png




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
アウトプット思考法のSTEP1&2を意識するだけでかなり変わります

この連載も6回目に入り、少しずつ概要から仕組みの詳細に入ってきました。
たぶん、皆さんの中には、このアウトプット思考法のSTEP1&2を意識せずにも取り組んでいらっしゃる方も多いのでは無いかと思います。

名前のないものに命名することによって、それが初めて意識され形あるものに感じられることってありますよね?それと同じように、アウトプット思考法のこのSTEP1&2も意識することで、自分の取り組み方のおぼろげな仕組みがハッキリと見えてくるはずです。

次回は、アウトプット思考法にどうして「熟成期間」が必要なのか?ということを書いていきたいと思います。




GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術などに挫折した人たちへ 〜アウトプット思考法が生まれたワケ #アウトプット思考法

2016122700.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
アウトプット思考法の連載の第5回目です。
過去の記事に関しては、以下を参照してください。

【過去記事】
ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
アウトプット思考法の基本的な取り組み方 #アウトプット思考法
アウトプット思考法では、何をアウトプットするか? #アウトプット思考法
人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか? #アウトプット思考法


今回は、私が、なぜアウトプット思考法というものを考えるに至ったのか?ということについて述べていきたいと思います。このあたりが分かってくると、今まで様々な思考法やタスク管理術、手帳術などを、うまく使いこなせなかった、または挫折したという人にとっても肩の荷が下りたような感覚を味わっていただけるのではないかと思うのです。


  
【 アウトプット思考法が生まれたワケ #アウトプット思考法 】  

 1.GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術に挫折した人たちへ

 2.多少いい加減でも成果が上がるのはどうしてか?

 3.アウトプットそのものに意味がある







checkmark.png 1.GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術に挫折した人たちへ

2016122706.jpg


世の中には、数多のビジネス書で溢れかえっていますよね。

「◯◯すれば、必ずうまくいく!」
「◯◯ですぐに解決!」
「◯◯で成果が上がる!」


とかとか。

本屋さん行くとそれこそ、こういうお題の本がズラリと並んでいます。
こういう本が、たくさん並んでいるというのは、たくさん売れるからです。たくさん売れるわけは、買う人がたくさんいるからですよね?そして、毎年、どんどん新しいものが出てくるのは、それにチャレンジしようという人が、後を絶たないからとも言えます。

かくいう私もGTDやらメモ術やら、手帳術など各種の本は、ずいぶん読みました。

「おっ、これいいな。明日からやってみよう!」

などと鼻息が荒くなって、試してみて数日でやめてしまったり、そもそもやりもしなかったことも多いです。きっと、私も本屋さんで並んでいるビジネス本の顧客予備軍というか、そのものだったのかもしれません。

過去形で語っているのは、自分の中では「アウトプット思考法」という考え方を確立することができたからです。なので、現在はビジネス本を読んでも、あくまで傾向や考え方のベースを知る研究資料としての価値しか無くなっています。

現在の私は、タスク管理は、GTD的な運用をWunderlistで行い。手帳や付箋、またはiPhoneなどでアイデアを広げたり、記録をとったり。そして、そういう様々なものをEvernoteに蓄積したりしています。このあたりは、かなりの紙数を必要とするので、また後日書いていきたいと思います(または、過去記事をお読みください)。

一見、バリバリと、そういうツールを使いこなしているように見えますが、実は違います。
GTD一つとっても、本来の運用から考えたら、随分いい加減な運用をしています。手帳だって、そこらへんのビジネス本や手帳術の本の方が、数倍数十倍もしっかり運用しています。実にいい加減な運用をしていますが、それでもきちんと回っています。

そう、実は原理派の方々には大変申し訳ないのですが、アウトプット思考法の原点は、

「何か」にある程度取り組めば、それなりに成果が上がる

というところから来ているのです。
例えその運用が、その原点から多少離れていたり、いい加減であったりしてもです。
もしも、今までGTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術など、様々な方法論に挫折した人がいたら、思い出してみてください。「それ」に取り組んでいた時は、成果が上がっていませんでしたか?

たぶん、原理派の方々は、「そういういい加減な運用だから長続きしないし、成果もそれ以上に上がらなかったんだよ。」と言うかもしれません。
しかし、それこそが大きな落とし穴だったのです。

提唱されていることを、そのまま出来ないことに罪悪感を抱いたり、自己嫌悪に陥るべきではなかったのです。





checkmark.png 2.多少いい加減でも成果が上がるのはどうしてか?

様々なビジネス本や啓発書に書かれていることを、多少いい加減な取り組みであっても、やっていれば成果が上がってきます。

これを、図解すると以下のようになります。
何も取り組んでいなかった状態。いわゆるゼロ状態ですね。

2016122701.png



そして、何らかのことに取り組んだときです。

2016122702.png



青い線がやったこと。そして、赤い線矢印が気持ちの部分です。
ゼロから比較したら、明らかに外側に広がっている部分があることが分かりますよね?その差を見ると、ゼロ状態からプラスになっているはずです。アクションを起こした段階ですでに気持ちが上がっている状態なのです。だからこそ、わずかながらでも、取り組めば効果があったように感じたのです。赤い矢印で内側に向かっているのは、それに抵抗する気持ちです。100%外向きなことって、ほとんどないでしょう?だからこそ、挫折もするし。

既に改善しようという意思があり、行動を起こしている段階であれば、効果の多少はあるにせよ必ず何らかの成果が上がるのです。

むしろ、それらが「続かなかったこと」そのものが、1番の問題点だったとも言えます。





checkmark.png 3.アウトプットそのものに意味がある

アウトプット思考法の原点は、実際に頭の中で悶々としている状態から、一度頭の外に出してあげれば、それだけで一定の効果が上がるというところからきています。

GTDにしても、ゼロ秒思考にしても、マインドマップや手帳術・ノート術にしても、基本のところは、

まずは、頭の中のことをアウトプットせよ

なのです。
アウトプットする方法などは、それぞれことなりますが根幹はここにあるのです。

以前の記事で、

人間は、メタ認知はできるが、メタメタ認知にはエラーが発生する

と書きました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

言い換えると、人の脳内だけで2アクション以上のことをしようとした場合、そこではエラーが発生しやすくなるのです。

1.頭の中だけでアイデアを処理しようとした場合
この段階で3アクション発生しています。

2016122703.png




2.一度アウトプットした場合
アウトプットすることで、頭の中のアクション数がリセットされます。

2016122704.png
2016122705.png




この頭の中のアクション数をリセットするという行為が、アウトプット思考法において、とても大事なことなのです。

GTDに取り組んだ人が、最初の気になることを全て書き出すという作業を終えたとき

「頭の中がスッキリする」

という感覚を味わいます。
まさに頭の中のアクション数をリセットする行為に他なりません。エラーの原因になるマルチアクションが頭の中で全てゼロカウントになるのですから、それはスッキリするのは当たり前と言えば当たり前です。

そして、一度アウトプットしたものは、目の前に「成果物」として残っているのですから、失われる危険性からも開放されるので、二重の安心感が生まれるわけです。

頭の中からエラーの原因が取り除かれ、さらに目に見える形で思考の産物が、「可視化」されることで、改めて認知されるのです。その認知された状態から、またカウントが始まるので、2カウント以内に収めることが可能になるわけです。

この原理の発見が、アウトプット思考法を思い至るにあたった理由です。

だからこそ、アウトプット思考法では、細かなやり方や方法は置いておいて、

まずはアウトプットせよ

ということを提唱しているのです。





eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 アウトプット思考法は、原理に目を向けた方法なのです

何度か記事の中で書いていますが、アウトプット思考法は、今まで提唱されてきた様々な方法(GTD、ゼロ秒思考、マインドマップ、手帳術・ノート術などなど)を包括する考え方です。
なぜ包括できるのかというと、後日また書きますが、アウトプットされたものの処理方法(ツール)にこだわりはないからです。そのツールは、様々なビジネス書や啓発書などに書かれている内容で自分に合うものを実践すれば良いのです。
その各々のツールの使用について書かれているモノを、自体は実に多岐にわたりますが、実は概ねアウトプット思考法で提唱していることに収斂していくような感じになっています。
逆にアウトプット思考法をしっかりと理解できれば、それぞれのツールの良さも見えてきますし、その限界も見極めることができてきます。



人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか? #アウトプット思考法

2016121700.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
アウトプット思考法の連載の4回目です。
アウトプット思考法において大事なことは、

「まず、やること」

です。
なぜ、それを強調するのかというと、きちんとした理由があります。
あなたの思考力を高めたい。悩みを軽減したい、タスクを順調に進めたい、アイデアを生み出したい。そういうことに効果が高い「アウトプット思考法」ですが、その最大の障壁である「まず、やること」を、どのように実現していくかということについて書いていきます。

「アウトプット思考法」って何?という人は、過去記事を参照してください。
GTDやゼロ秒思考、マインドマップ、手帳術などを包括する超強力な思考強化法です。

【過去記事】
ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
アウトプット思考法の基本的な取り組み方 #アウトプット思考法
アウトプット思考法では、何をアウトプットするか? #アウトプット思考法


  
【 人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか? #アウトプット思考法 】  

 1.人は1日に10分のことさえ続けることも難しい

 2.習慣化を遮る考え方

 3.習慣化は、システム化できるかということ







checkmark.png 1.人は1日に10分のことさえ続けることも難しい


私は、「ゼロ秒思考」という本に対して、しばらく読まず嫌いでした。しかし、反響があまりにも大きいので読んでみたところ、これがなかなか自分が考えていたことと合致する部分が大きく、かなり面白く読ませていただきました。





私の考えている「アウトプット思考法」とかなり近い考えから出発しているという点で共通点が多く、応用範囲の広さからかなり使える方法論だと思いました。

ゼロ秒思考を、大まかにざっくりと要約すると、

 ・A4一枚に1分以内
 ・1枚につき4〜6項目
 ・なるべく文章で簡潔に書く(1行あたり20~30文字程度)
 ・1回に10枚ぐらい書く
 ・1行目は、タイトルで下に下線を引く
 ・各項目から派生することがあれば、別の紙に項目を起こして書く
 ・貯まってきたら、カテゴライズする


と、こんな感じです。


ゼロ秒思考」の中で著者の赤羽氏は、このようなことを書いていました。

うろ覚えなので、正確には本書を読んでください。


”「いやあ、素晴らしい方法ですね」と感銘を受けてくださるものの、半年後に続けている人は、多くはないのです。”

上で書いたように1回当たりの時間は、およそ10分間です。
しかし、その10分間という取り組みでさえも、(その効果のほどを十分理解しているのも関わらず)続けることができないのです。内容も全く難しいというわけではないのに。果たして、これはどういうことなのでしょうか?




checkmark.png 2.習慣化を遮る考え方

2016121701.jpg



朝起きたときに歯磨きをする。
朝、顔を洗う。
シャワーを浴びたらドライヤーをかける。
鍵を所定の位置に戻す。
ゴミ箱のゴミを定期的に整理する。



これらは、ほとんどの人にとって何の苦痛もなく、淡々とやっていますよね?

「よーし!歯磨きするぞ!!」

なんて、意気込んで歯磨きをする人は、それほど多くないはずです。
もはや、それらの行為は、無意識化され、生活のシステムに組み込まれているはずなのです。

ところが、上記のゼロ秒思考が続かなかった人たちは、どうでしょうか?
私が予想するに、たぶん

「今から、ゼロ秒思考やってみるか!」

と意気込みながら、取り組んでいたのではないでしょうか?

「三日坊主」という言葉がありますが、3年日記ならぬ、3日日記で終わってしまう人が多いというのも、

「日記書いちゃうぞー!」

とか、当初は意気込んでいたのではないでしょうか?
なぜ、そんなにハッキリと断定できるのかというと、恥を忍んで書きますが、過去の自分がそうだったからです。

続ける偉い人の代表としては、タモリさんが挙げられると思います。彼が、続けるコツとして言っているのは、

 ・反省はしない
 ・過去を振り返らない
 ・張り切らないこと


なのです。



Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly


まさに、習慣化するというのは、真面目でも不真面目でもなく、ニュートラルな気持ちで、淡々と取り組むだけなのです。
その逆に、習慣化を阻む考え方は、

 ・一生懸命にやらなくては
 ・真剣にやらなくては
 ・なぜできなかったのだろう?(と反省する)


ということなのです。
だってさ、歯磨き中に「一生懸命にやらなくちゃ!」なんて考えながらやらないですよね?




checkmark.png 3.習慣化は、システム化できるかということ


でも、その「淡々と」が一番難しいじゃない!

と思う人がいるかもしれません。まさにその通りなんですよね。
「淡々と」できる境地に達するには、少しだけ訓練が必要なんです。でも、それはものすごい苦痛にはならないはずです。ほんの少しのコツをつかむだけでできてしまいます。

何度も歯磨きのことを引用して申し訳ないのですが、想起しやすい行動なので、引用します。「歯磨きをする」という行動を書いてみると、

 ①ベッドから起きる
 ②洗面台の前に立つ
 ③歯ブラシを手に持つ


他にも色々な行動が付随するかもしれませんが、大まかに書くとこんな感じですよね?

ここで、注目してもらいたいのは、実は②です。

「洗面台の前に立つ」

という何気ない行動に注目してもらいたいのです。
もちろん、歯を磨いたり、顔を洗うために洗面台の前に立つのですが、これがもしも、

 ②テレビをつける
 ③ソファに座る


とかだったら、もしかしたら歯磨きのことを忘れてしまうかもしれませんよね?

具体的なアクションをする前の「トリガー的行動」こそが、最も大事なことなのです。私たちは、つい具体的なアクションに目が行きがちになってしまいますが、実は具体的なアクションは、習慣化の前ではそれほど重要なことではないのです。逆に言えば、「トリガー的行動」を、システムに埋め込んでしまえば、自然と習慣化できるということです。

「アウトプット思考法」では、0番目にやることとして

メモをとるための行為を起こすこと

を挙げています。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

これは、まさに「トリガー的行動」を、生活のシステムに埋め込むことを意味します。
これは、非常に大事な考え方なのですが、「意志の力」に頼ると意志の力が低下したときに効力を無くしてしまいます。しかし、「行動」をトリガーにすると、「意志の力」とは関係なく、人は行動してしまうのです。
むしろ「意志の力」は、具体的な行動のスパイスぐらいの位置づけしかないとも言えるのです。




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 続けたければ、「トリガー的行動」に注目せよ

よく、親たちの愚痴の一つに「子どもが勉強しない」というのが挙げられます。
でも、子どもをよーく観察してみると、勉強以外のことはしているのです。ネットなり、ゲームなり、マンガを読むなりね。
そして、さらに観察していくと、彼らは、ネットやゲームを始める前に、必ずそれらに直結する「トリガー的行動」をとっているのです。

 ・DSを開く
 ・PCの電源を入れる
 ・ソファに座る


などなど。
つまり、子どもに勉強をさせたければ、これらのトリガー的行動を阻止することと、同時に勉強に取り組むためのトリガー的行動を埋め込めば、うまくいく可能性が高まるわけです。

そして、自分自身の行動で、どうしても取り組みづらいこともまた、同じように取り組むための「トリガー的行動」が組み込まれていないことに気づくのです。
これに関しては、「アウトプット思考法」の中でもかなり重要な面なので、もう少し掘り下げてみますね。


「アウトプット思考法」を考えるにあたり、重要な示唆に富んでいるのが、この「ファスト&スロー」です。まだ未読の方は、どうぞ!



このカテゴリーに該当する記事はありません。
SEO
loading
情報管理LOG