なぜかKindleでサイバーマンデーがフライングスタート!オススメを挙げてみる

情報管理LOGの@yoshinonです。
さて、某国ではクリスマス商戦の主戦場は、もはやAmazonとなってきているようで、「サイバーマンデー」などと数年前から言われています。そんなサイバーマンデーですが、月曜日に始まるというわけではありません。Amazonさんでは、12月8日(金)スタートになっています。
さて、そんな熱いサイバーマンデーですが、なんとKindleで一足早くサイバーマンデーが始まりました。ほとんど50%OFFとなっていますので、年末の自分へのご褒美として、Kindle本を購入してみるのも良いかもしれませんね。

❏ ライフハック大全
現在、売れに売れているライフハックまとめ集です。
でも、単にまとめているだけならば、ブログを読めば良いのかもしれません。しかし、それらをきちんと分類整理しているところにこの本の価値があります。特にGTDに関わる項目に関しては、必見の価値あり!
また、案外見落としているライフハックもありました。ちょっとした空き時間に読んでも良し、一気に読破しても良しの損なし本です。
❏ 学習する組織
私が今年読んだ本の中で一番のスゴ本です。
もう、学びしかないぐらいの勢いで、Kindleの読書メモが膨大になりすぎるぐらいでした。
業績が上がってきていたのに、いきなり落ちてきてしまう
個人レベルでは、頑張っているのに全体としては停滞している
部署毎は非常に上手くいっているのに、全体としてはガタガタ
よく見られる光景ですよね?
しかし、これらは「システム思考」という考え方で見直してみると、見方がガラリと変わってしまいます。
「部分」と「全体」
これらは、頭の中では概念としては、「全体」は「部分」から成っている。「部分」は、全体の一部である。と理解していても、それらを俯瞰し、動きのあるシステムとして理解できているかというと、そうではありません。むしろ、私たちの目線は、どちらかというと近視眼的であり、全体に対してどのように作用しているかについては、無自覚である事が多いのです。
この本は、紙ベースで584ページとけっこうな厚さがありますが、事例なども多用されており、むしろ厚さを感じさせないほどスイスイ読ませてくれます。
一応、エッセンシャル版のような形でこういう本もありますが、私的には常に原点にあたってほしいなと思います。その上で、下の本を読んだ方が、理解が深まるかもしれません。
❏ チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
上で紹介した「学習する組織」の実践版です。
世の中の仕事もスポーツも大抵は、チームで構成されています。しかし、チームを機能化させるには、単にリーダーシップがあれば良いというわけでは、上手くいきません。むしろ、単に従順なプレイヤーがいるだけのチームだったら、それは最終的には機能不全に陥っていくのです(どうして機能不全に陥るのかという仕組みについては、「学習する組織」を参照のこと)。そのためには、組織の個々の力を引き出すための、チームとしての「学習力」、そしてそれを用いて実行していく「実行力」を高めなくてはなりません。
「学習する組織」で学んだ、システム思考を実際のチームに応用するためのノウハウが詰まった本です。
❏ いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
今年は、まさにビットコイン元年でしたね。
ビットコインのことを聞かない日はないぐらいに、1年を通してビットコインの話題で持ちきりでした。でも、ビットコインって一体なんだ?仮想通貨っていうけど、どういうものなんだ?ということについて、非常に分かりやすく解説してくれています。ビットコインにおける、基本技術であるブロックチェーンという技術があるのですが、その仕組みなどもきちんと解説されている、入門書としては良書です。
これから始めようかなとか、ニュースで聞くけど何だろう?と思っている人は、ぜひ一読したら良いですよ。
もうちょっと入門書が良いなという人は、こちらをどうぞ。
始め方などについても触れられています。Kindleアンリミだったら0円です。
❏ 「学力」の経済学
情報管理LOGでは、何度も取り上げてきている本ですね。
50%OFFを上回る60%OFFなので、今が買いかもしれません。
日本の教育行政を考えたとき、あまりにも情緒的で場当たり主義的な施策をしていることが、この本を読むと本当によく理解できます。学校教育という限られたリソースの中で、どうすれば最大限の成果を上げることができるのか?ということについての視点が、日本の教育行政からはごっそり抜け落ちていることが、本当に理解できるはずです。
とはいえ、この本は読みやすく、実際の子育てのヒントにもなりそうなことがたくさん載せられています。いかに自分の教育に関する考え方が、エビデンスなき情緒的なものだったのかということを理解できるはずです。
オフにはなっていませんが、こちらも併せて読みたいですね。
❏ ブラック部活動
教育つながりということで、もう1冊。
今年は、「ブラック部活」というのも、ずいぶん話題になりましたね。
ブラック企業ならぬ、「ブラック部活」です。これは、いくつかの側面で成り立っています。それは、現場の先生方が、ただでさえ忙しい上、土日もなく部活動にも精を出さなくてはいけないという一種ブラック企業的側面。そして、そういうブラック企業にありがちな組織として、所属するものに対してのブラックな対応。つまり、部員に対するブラックな運営の側面。そして、それを全て学校教育に押しつけてしまっているブラックな社会という側面。
金髪の教育学者として最近注目を集めてきている内村良氏によるブラック部活が、現在のブラック企業が蔓延する社会を許容させてしまっているという論にすごく納得します。
❏ iPad仕事術! SPECIAL
まあよくあるムック本なんですが、自分が今年読んだこういう実用的なムック本の中で地味に役立ったのが、コレです。私は、アンリミで読みました。
こういう使い方があったのか。このアプリをこうやって使えば良いのか。と詳しいからといってないがしろにしていた面にきちんと日を当ててくれた感じですね。もちろん、iPad初心者が読んでもすごく役に立つはずです。
❏ アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”
「ゼロ秒思考」の赤羽氏の読書本です。
この本は、文学とかの本をまったりと味わいたいという人のためではありません。
そうではなく、本から学び、読書の経験を活かすにはどうすればよいか?ということについて書いてあります。
「ゼロ秒思考」のまさに読書版と言っても良いかもしれません。
❏ 未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 (NextPublishing)
なぜ?エストニア??
そう思われるかもしれません。しかし、知っている人は知っているエストニアというのは、世界で一番電子政府化している国なのです。なぜ、電子政府化しなくてはいけなかったのか?という悲しい歴史的な経緯があるのですが、この本ではそのことについては、多くを語ってはいません。その代わり、この世界で最も進化している電子政府を通して、一体これから世界でどんなことが起こりうるかということについて思索するためのヒントの書になりうると思うのです。
究極的に進んだ電子政府は、もはや国という地政学的な意味さえも放棄するかもしれません。

読書が捗りますね
こうやって、Kindleが定期的にOFFセールをしてくれるので、本を購入することに対する敷居がどんどん低くなってきているのを感じます。その分、積ん読も多く成りつつあるのですが…。でも、iPad mini(Kindle)さえあれば、どこでも何冊でも持ち歩けるというのは、読書人としてもありがたい限りですね。
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