Windowsで鳴るどんな音であっても全て録音する方法(21世紀のエアチェック)

情報管理LOGの@yoshinonです。
今回の記事は、悪用厳禁です!
「なら書くな!」
とか言われそうですが、悪用できることと、悪用することの間には深くて暗い川が流れているのです。そう、知っていることと、やることの間には大きな違いがあるのです。
というわけで、今回紹介するのは、まさに21世紀版エアチェックのやり方です。
たぶん、活用範囲はものすごく広いので、知っていても損はないと思いますよ。
【 Windowsで鳴るどんな音であっても全て録音する方法(21世紀のエアチェック) 】 1.エアチェックって何? 2.Virtual Audio Cableで音声の出力と入力をソフトウェア的につなぐ 3.ボイスレコーダーで録音する |
まず、エアチェックって何?
という人いるのではないでしょうか?
エアチェックというのは、こういうのを指します。Wikipediaから引用してみましょう。
エアチェック(英: Aircheck) は、テレビ・ラジオの放送番組を録画・録音して楽しむこと、またその録画・録音した媒体の意味で使われる言葉。 かつて日本では、AM放送よりもFM放送の音質が良いことから、FMチェックと呼ばれる事も多かった。1990年代後半により音質がCD並みのCS-PCM音声放送が登場してからは再び「エアチェック」と呼ばれるのが普通である。
エアチェック - Wikipedia
引用:エアチェック - Wikipedia
こういうラジカセや

こういうので、

放送を聴きながら、聴きたい曲がかかるのを待って
「ここだー!!」
というところで、録音ボタンを押すという恐ろしくアナログな方法で解決していました。そして、そうやって録音したカセットテープを編集して、お気に入りのベストカセットを作るというのが、流行っていたのです(遠い目)。
まあ、そういう過去のことは置いておいて、今は21世紀です。
やはり、21世紀らしく解決していきたいものですよね。
とはいえ、Windowsで再生できる音で取得できないものってある?と思われるかもしれませんが、けっこうあるんですよね。YouTubeだって、音楽系のあれやこれだって、音声ファイルとして保存できないものけっこうありますよね?(特に最近は)ストリーミング系なんて、まず無理だし。
通常のYouTubeなどのダウンロードに関しては、こういうソフトなどを使えばできるんじゃないかな?
【2018 動画保存】動画ダウンロードフリーソフトおすすめ|動画ダウンロード無料
とはいえ、PC内で鳴っている音というのは、基本的に全てキャプチャ可能なんですよ。
というわけで、やり方です。
使うのは、Virtual Audio Cableというソフトを使います。
ここから、ダウンロードできますよ。
VB-Audio Virtual Apps
実は、このソフトは、以前「Windowsでも自動文字起こしができる!議事録はGoogleドキュメントに任せろ」という記事で用いたソフトです。詳しい使い方に関しては、そちらも参照してみてください。おかげさまで1000はてブまであと少しみたいな感じになってますね。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly
1.Virtual Audio Cableをダウンロードする
先ほどのサイトからダウンロードしましょう。
サイトのここからダウンロードできますよ。

2.管理者権限でインストール
Windowsが、64ビットだったら「VBCABLE_Setup_x64.exe」を、32ビットだったら「VBCABLE_Setup.exe」を管理者権限で実行しましょう。

自分のWindowsが何ビットから分からんという人は、
マイコンピュータを右クリック → プロパティ
で確認できます。

で、「Install Driver」をクリック。

「OK」

で、インストール!

3.音声の出力と入力をソフトウェア的につなぐ
タスクバーのボリュームアイコンを右クリックし、「再生デバイス」をクリック。

「CABLE Input」を右クリック → 「規定のデバイスとして設定」

次に「録音」のタブをクリック。

同じく右クリックをして、「規定のデバイスとして設定」

これで、ソフトウェア的に出力と入力をつなぐことができました。
再生デバイスをVirtual Audio Cableに接続すると、ヘッドフォンなどで聞こえなくなるので、エアチェックする直前にやりましょう。
録音するソフトウェアなんて、この世界にありふれるほどあるのですが、あえて標準のソフトウエアでやってみます。良いソフトがあるならば、そちらを迷わずお使いください。でも、意外にWindows標準のボイスレコーダー侮れないです。
これでもかっていうぐらいに、シンプルな構成のWindowsのボイスレコーダー。

今回録音にチャレンジしてみるのは、Googleで発表されたSong MakerというWeb上で音を作れるやつで私が作った音を録音してみましょう。
これですね。
Chrome Music Lab - Song Maker
1.ソフトウェア的に出力と入力をつないでおく
先ほどの手順に従って、接続しておいてください。慣れるとサクサクできます。
2.録音開始!
Windowsのボイスレコーダーは、あとでトリミングが可能なので、先に録音を開始下方が良いです。こんな風にマウスでコントロールしやすく2つを並べて置くと便利。
…って、すごいアナログ感満載。

次にSong Makerで再生ボタンを押します。これで、録音開始しています。

3.録音終了
ボイスレコーダーを停止ボタンを押して、録音を終了させます。

4.入力と出力を元に戻す
先ほどと逆の手順で元に戻します。
5.トリミング
ボイスレコーダーの下の方にある、このボタンをクリックします。

そして、トリミングする場所を指定します。

これで、OKならば、下のチェックボタンを押します。

「オリジナルを更新」でOKです。

ちなみに、保存された音声ファイルは、ここにあります。
C:\Users\ユーザー名\Documents\サウンド レコーディング
形式は、m4aですので、フリーソフトなどでMP3に変換したり、そのままiTunesに登録したりしてお楽しみください。

21世紀でもエアチェック
まさか21世紀にもなってエアチェックもどきをする日が来ようとは思いませんでした。しかし、こういうのなんか楽しいと思ってしまう自分は、そろそろ老人脳なのかもしれません。
今回紹介した方法は、あくまでそのようにできるというもので、悪用するのを推奨しているわけではないので、個人で楽しむ範囲でやってくださいね!
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