TOP > 考察 > title - 「電子書籍の不満と解決への提言」へのブコメに答えてみる

ITやモバイル機器、iPhone、手帳や本など。
MENU

「電子書籍の不満と解決への提言」へのブコメに答えてみる

2018031300.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
昨日は、皆様にたくさん読んでいただけたようで、ありがとうございます。
また、はてなブックマークのコメント(以下、ブコメ)もたくさんいただき、全て目を通させていただきました。重ねてありがとうございます。

せっかく、たくさんブコメをいただいたので、疑問や感想などにお答えできたら良いかな?と思ったので、答えさせていただきます。
重ねての質問などは、ブコメでさらにどうぞ!





checkmark.png 「電子書籍の不満と解決への提言」へのブコメに答えてみる

ニーズがあるということだという判断から、はてなスターが多かったものから答えさせていただきます。また、似たような趣旨の内容に関しては、勝手ながらまとめさせていただきました。また、はてなidに関しては、記載していません。確認したい方は、昨日の記事でご回答いただきますようお願いいたします。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly



❏ 結局これがめんどくてKindleしかアプリ使ってねぇ。
色々面倒になるからKindleに絞って使っているという方多かったですね。
利便性を考えるならば、どこかの電子書籍サービスに絞った方が、きっと良いのだと思うのですが、そこでしか売っていなかったりすることもあるので、実際はなかなか絞れないのが実情なんですよね。
また、電書の安売りで購入していると、それこそ電書サービスで巻毎にバラバラになってしまうという…。

どこか一つに決めて、そこから購入するようにしたらいいじゃない!

というご意見に関しては、おっしゃるとおりかと…。すみません。




❏ 私はKindleの「ページ」がない仕様が嫌い。論文書いたりするときに、出典表記に困る。
確かにそこも困るポイントなんですよね、実は。
これに関しては、以前記事にしました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

ロケーション番号あるじゃない?

というご意見もいただきましたが、残念ながら、端末や文字サイズによって、そのロケーション番号は変わってしまうのですよね。完全な一意の位置とは言いがたいのですよね。

で、Mac版であれば、一意の位置Noというものが取得できるようです。ほぉ。

Kindleから引用する時は位置No.を使うべき - 本しゃぶり
Kindleから引用する時は位置No.を使うべき - 本しゃぶり





しかし、他で一意の位置を取得するのは、ちょっと難しいですね。
出典のみでしたら、先ほどの情報管理LOGの記事に書いた一意のURLは使えると思います。



❏ だいたいDRMの問題にいきつくし、最終的には作者のお気持ち次第なので、作家さんもこのへん他人事に思ってないで当事者になってもらわないと困るよねえ。
私も色々考えてみたのですが、結局行き着くところは、ここなんですよね…。
たぶん、作家さんも諸事情から、かなり板挟みになっていることが予想されるので、悩ましいところではありますよね。

Amazonさんを変えるのは、難しいという意見もいくつかいただきました。
私もそう思います。

あとは、こんなご意見も

”家族間で、本の貸し借りができない。← 現行、コレが最大の不満点。一つのタブレットで複数のアカウントの切り替えができない。やろうとすると、切り替えの度にダウンロードし直しが必要とか制限が大きい。”

家族間であっても、端末を貸すというのは、自分の本棚をまるごと貸すようなものなので、抵抗がある人はありそうですね。私も進んでやりたいとは思えないのです。

一人何人までという制限のあるファミリーアカウントによる共有というのは、やりようによってはありかもと思います。というか、すでにAmazon.com(日本では不可)実施されているし。

ブロックチェーンのような技術を応用して、ソーシャルDRMを埋め込んで流通させるというもありかもなと思うのですよね。中古電子書籍市場もできそうですし。何よりも、それが作家さんに還元される仕組みとして機能するならば、積極的に賛成したいです。
とはいえ、現実的にはソーシャルDRMによって、電子書籍サービスにお金が流れ、それが最終的に作家さんに流れるというのが、現実的な方法かな?と思います。

あとで、触れる共通本棚に関しても、Amazonが門戸を開いてくれたら、一気呵成に事がなされる気がしますが、またもや一強総取りともならないので、私は逆に他の電書サービスが手を組むべきかと思います。




❏ 確かに共通棚欲しい
共通本棚に関しては、賛同していただけるご意見をたくさんいただきました。
これは、本当に切望レベルで望みたいですね。
結局、ユーザーの行動って便利さ、楽さに流れやすい傾向にあるので、このあたりの整備をAmazon以外でやったらどうなんでしょう?自分たちの目先の利益ばっかり追いかけていると、大きな潮流自体を逃してしまいますよ?

それよりも、ユーザーファーストを貫くことが、最終的には電子書籍サービスの利益にもつながっていくと思うのですけどね。
そして、記事にも書きましたが、電書サービスの囲い込み戦略を阻害しないままに、共通本棚を構築することは、技術的には可能なのではないかと考えています。ユーザーの利便性だけを考えたら、

知ってるぞ。本棚統合アプリができると、今度は「1巻読んだあと2巻を読み始めるのに本棚アプリに戻らなきゃいけないのが面倒」って言い出すんだろ


という意見も出てくるとは思いますが、大局的な合意を短期間で得るためには、そういう割り切りも必要な気もするんですよね。
まあ、きっと文句は言うと思うけど。

それでも、本棚アプリがあれば、そこを検索すれば、間違いなくあるという安心感は、現在の乱立する電書サービスにとっても、マイナスにはならないと思いますよ。


総合本棚はアリだけど金にならなさそう。

短期的な視点では、そうかもしれません。
でも、長期的にユーザーが、その利便性に抗えなくなったらお金になりますよ。
ちなみに、そういうアプリが出たら、有料でも買う!




❏ ユーザーの提言というのは大抵勘違いであって、そんなもの大昔に考慮済みだったりする。政治的に不可能か、コストが掛かりすぎるか、使われなかったかでほとんどだ。どうしても実現したいなら自分でやるしかない。
どのあたりが、勘違いかお聞きしたいところではありますが、まあ、そういう意見の積み重ねが、今の電子書籍サービスにおけるKindle一強を生み出しているとも言えますよね。または、漫画村の全盛か。

本当に考慮する必要がないか?
本当に考える余地がないか?
改善の余地はないか?

と考えることは、無益ではないと常に思っています。
少なくとも考えることを放棄するよりは、よほど有益かと。




❏ 操作性の統一は、開発会社とビューアがデファクトとらないと難しそう(そしてこれも金にならない)
Amazonを含む業界団体でやってほしいけど、これをやるモチベーションが起こりづらいというのも理解できるのですよね。そこまでお金かけてやるかよ!ということですよね。

それこそ、スマホにおけるAndroidのような位置づけで、どこかが共通のデフェクトスタンダードになるものを打ち出したら面白そうですよね。
記事にも書きましたが、

世の中のテクノロジーの大きなうねりを観察して見ると、現在の電子書籍市場のような、それぞれがそれぞれに独自仕様を押し通すというのは、結果的には包括的なサービスにいずれ駆逐される運命にあるわけです。または、どこかが、独占的な市場を築くか。

電子書籍の不満と解決への提言 - 情報管理LOG


独自仕様というのは、マーケットの初期段階ではうまく機能しますが、ある程度成熟期に入った時に、それらはたいてい駆逐されるという流れに逆らえないのではないか?と考えています。または、それが市場を独占するかですね。

早めに打ち出し、たくさんの賛同を得た方が、総取りする未来に向けて今やるべきことはありそうな気がします。




❏ この問題を解決しないと、そのうち「自分が持っている電子書籍を録画するアプリ」が登場して、電子書籍の出版社はコントロール不能に陥ると見ている。
あり得る未来ですね。
というか、そんなことしなくても、すでに「漫画村」が、ある意味実現しちゃっているわけなんですが…。
まさにコントロール不能。




❏ 一番は価格が高いという点。リセル出来ないし、物理的な物が無いので売り放題出来て機会損失もなければ在庫代も必要無い。売る方のメリットだけで買う方はデメリットだけ。最低でも半額が妥当。
買う方が、デメリットだけとは思いません。
自分的には、本棚ごと持ち出すことができるということ自体、これ以上ないぐらいのメリットですね。ただし、紙の本を否定するわけではありません。紙の本も大好きです。半々ぐらいで読んでいます。

価格が高いというのは、まだ電子書籍の割合が低いからということが原因かと。
そのあたりは、ここを参照してみてください。

読者「電子書籍なのになんで安くないんだ!」→出版社「いや電子の方が原価が高いし……」 - コツログ
読者「電子書籍なのになんで安くないんだ!」→出版社「いや電子の方が原価が高いし……」 - コツログ





なので、価格に関しては、何が妥当とはすぐさま言えませんね。
データだからコストゼロだろ?というのは、そうでもないということですね。




❏ せめて購入元がつぶれても「読む権利」が保証される仕組みが欲しい
このあたりの心配で電子書籍を避ける人が多いというのが、ブコメを見ていて分かりますね。今は救済措置は、電子書籍サービスの良心によるところが大きいので、これを仕組みとして実現することによる安心感が欲しいというのは、理解できます。

このあたり、ソーシャルDRMなどで多少改善されそうな気もしますが、移行コストを誰が持つの?ということで、揉めそう…。




❏ 記憶が怪しいときは、まず Gmail を検索する
なるほど!と思いました。
これ、購入履歴ってたいていメールで残っているので、それを使えばAPIを使わなくても、共通本棚ができそうな気がしますよね??

もしも、所有していない本を共通本棚に追加されたら、電子書籍サービスのリンクにリダイレクトされるという仕組みにしておけば良いだけだし。解決への手法としては、一番の近道な気がしてきました。




❏ オープン本棚(http://open-bookshelf.org/)って全く広がらなかったなぁ
すみません!全く存じ上げませんでした。

オープン本棚プロジェクト
オープン本棚プロジェクト





これ、ちょっと試してみます。





 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 共通本棚への道のり

今回の記事は、皆さんの不満心に触れたようで、「そういう考えもあるのか」ととても勉強になりました。
共通本棚への需要は、思ったよりも高そうですね。
電子書籍サービスにとっては、より一層囲い込みしたいという思惑があるわけですが、それでもユーザーの利便性を考えてもらえるならば、さらに市場規模は拡大すると思いますよ。ここに書いてある不満は、そのまま利益に直結しているはずなのですから。




関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://hokoxjouhou.blog105.fc2.com/tb.php/1130-71077fec
該当の記事は見つかりませんでした。
SEO
loading
情報管理LOG