常用しているメモアプリを比較してみる

情報管理LOGの@yoshinonです。
メモアプリって何を使っていますか?
たぶん、それぞれ一家言をお持ちな分野かと思うのですが、今回は私が実際使っているメモアプリを比較してみました。
【 常用しているメモアプリを比較してみる 】 1.私がメモアプリに求めること 2.アプリを比較してみる 3.使用頻度が高いメモアプリ |
メモアプリと言っても、様々な方向性があり一概にこれが「メモアプリです!」と言い切れないぐらいには、奥が深い世界だと思っています。今回紹介するのは、基本的には、テキストベースなメモアプリに限定させていただきます。
ようするに写真がメインとかは、含めないということですね。
メモアプリは、方向性の違いから使う用途もバラバラなのですが、あえて共通するポイントとして、これは欠かせないという部分を以下に挙げておきます。
・軽い→起動が速い
基本的には、これが大前提です。
メモをとりたいと思った時に、サクッとメモがとれるというのは、必須事項だと思うからです。ほんの少しでも起動が遅ければ、その間にどんどん思考がすり抜けてしまう可能性が高まるからです。
・すぐに書き始められる
書き始めるまでのステップは、限りなく少ない方が良いです。起動と同時に入力ができるというのが、理想ですね。
・保存が楽→保存を意識しない
最近のメモアプリは、保存という概念がないものも多くなってきて、私好みになってきました。書いた段階→保存する行為というステップは、本当に無駄。
・汎用性がある
これ、案外見落とされがちなポイントだと思うのですが、独自形式過ぎてそのアプリ以外では使えないというのは、マイナスポイントだなと思っています。また、共有Extensionなどで他にエクスポートできるというのも、けっこう大事なポイントですね。
・拡張性がある
これは、他の項目よりは、重要度は高くはありませんが、テキストを加工する際に拡張機能により、色々いじれた方が便利なんですよね。また、このあたりにメモアプリの独自性が表れるポイントでもあったりします。
というわけで、この5観点について比較してみたいと思います。
1.標準メモ
まずは、何を差し置いても標準メモですね。
でも、起動の速さという点では高速な部類に入りますが、実は超高速というほどでもないのですよね。特に最近は。
しかし、一昔前は、標準メモは低機能の鏡みたいな扱いでしたが、今やかなりの高機能アプリに豹変しています。iCloudで同期もするし、ペンで手書きもできるし、追記も普通にできてしまいます。
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さらに、iPhoneの標準メモだけあって、OSレベルでのサポート感も厚いというのも推しポイントですね。
□起動の速さ ★★★
□すぐに書き始められる ★★★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★★★★
□拡張性がある ★★
2.PostEver2
Evernote系メモアプリというかライフログアプリの決定版ですよね。
Evernoteの同じ日付のノートにどんどん追記していくことができるので、1日の行動などを記録するのに向いているのです。私のiPhoneのドッグの1番手にもなっているぐらい使いまくっています。
でも、ライフログにしか使っていないかな。あとEvernoteにしか保存できないというのは、汎用性という面から考えるとマイナスかもしれません。でも、ライフログアプリとしては、超優秀。

□起動の速さ ★★★★★
□すぐに書き始められる ★★★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★
□拡張性がある ★
3.Google Keep
Google謹製のメモアプリです。
これの強みは、なんと言ってもGoogleのサービス群との相性が良いことです。非常にシンプルな外観ながら、触っていくとかなり高機能だということが分かります。このあたりは、iPhoneにおける標準メモのような感覚ですね。
さらに、一番のポイントは、画像を添付するとOCRしてくれるという機能です。最近は、Google KeepをOCR専用みたいな使い方をしているぐらいです。
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□起動の速さ ★★★★
□すぐに書き始められる ★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★★★
□拡張性がある ★★★★
4.Textwell
何でも飲み込んでしまえそうなほど汎用性のあるメモ帳の代表格。
というかテキストを書くことに特化したある意味メモ帳の基本をおさえたアプリです。だから、とにかく起動が速い!すぐに起動し、即書き始められるという当たり前のことが、当たり前にできるのです。
そして、拡張性の高さ!できないことはないのではないか?と思えるほどに、拡張機能が豊富です。さらに自分で拡張機能もできなくはないというあたりかなり通好みなテキストベースのメモ帳です。

この拡張機能に関しては、W&R : Jazzと読書の日々さんが非常に詳しく書いてありますので、ぜひ参照してください。
Textwell用の自作アクション集 - W&R : Jazzと読書の日々

ちなみに、私はScrapboxに書き込みをする用などに使うことが多いですね。
□起動の速さ ★★★★
□すぐに書き始められる ★★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★★★★
□拡張性がある ★★★★★
5.DraftPad2
ただ書くそれだけ。それだけのアプリです。
でも、起動が超絶速い。そして、すぐに書き始められる。
でも、できるのは、それだけです。メモの基本と言えば、基本ですよね。
基本的には、共有Extensionで他のアプリに送ることを前提に作られていると思ってください。あとは、自動的に履歴に残るので、保存という感覚も無くて良いですね。

□起動の速さ ★★★★★
□すぐに書き始められる ★★★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★★
□拡張性がある ★
6.MemoFlowy
WorkFlowyにメモを送るためのアプリです。
WorkFlowyは、クラウド型アウトライナーです。
WorkFlowy - Organize your brain.
私は、WorkFlowyはアイデアのストック場所として使っているのですが、思いついたことを即座に送るということに関しては、非常に優秀です。
Evernoteにも同時送信できるようになったし、メモが失われる可能性がなくなりました。送ったメモは、あとでWorkFlowy上でアウトライナー的に整理するので、特に脈絡もなく思いつきを送るだけです。そのアイデアの源泉をきちんとキャッチできるところにこのアプリの良さがあります。
ただし、WorkFlowyに特化しているので、汎用性があるかといわれるとそうでもないですね。

□起動の速さ ★★★★★
□すぐに書き始められる ★★★★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★
□拡張性がある ★★★
7.Poter
Scrapbox専用アプリです。
Scrapboxって何?という人は、以下の記事を参照してください。思考が、つながっていく感覚を味わえる思考ツールです。
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これをメモアプリに含めて良いのか、かなり迷いましたが、あえて含めてみました。
アウトライナーとしても使えるし、タグを指定すれば、同じタグ同士がリンクし合うという独特の仕様です。逆に独特な仕様のため、汎用性には乏しいかもしれません。

□起動の速さ ★
□すぐに書き始められる ★★
□保存がラク ★★★★★
□汎用性がある ★★
□拡張性がある ★★★★★
8.Textforce
純粋にDropbox上にテキストファイルとして保存できる非常に汎用性の高いアプリです。ファイル形式が、txtなので、PCでもどこでも再利用が可能というのは、得がたいポイントです。外出先のブログの下書きは、実はこれで書いています。どこでも続きが書けるというのは、本当に素晴らしい。
書き始めるまでにワンタップが必要だったり、続きを書く時はファイルをタップしないとできないとか、「完了」ボタンをタップしないと保存できないという欠点もありますが、それを凌駕する汎用性なのです。

□起動の速さ ★★★★
□すぐに書き始められる ★★
□保存がラク ★★
□汎用性がある ★★★★★
□拡張性がある ★
9.NoteBox
Kindleで引用を蓄積するのに使っているのが、このNoteBoxです。
ウィジェットに潜ませておいて、Kindleコピーした文字を蓄積したり、Kindleの共有Extensionから引用文を取り込んだりするのに使っています。たぶん、これが最速でできるんじゃないかな?
ここからDropboxにもテキストファイルと送れるので、汎用性もないわけではありません。
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□起動の速さ ★★★
□すぐに書き始められる ★★★
□保存がラク ★★★★
□汎用性がある ★★★★
□拡張性がある ★★★
実際にどれぐらいの使用頻度があるのか?というのは、一つの指標になるのではないかと思うので、以下に私が1日の中で使用する回数の多いアプリ準備ベスト3まで挙げておきます。
1:PostEver
ライフログを蓄積するためには、どうしても使用頻度が高くなりますね。それこそ、1日に何度も起動しています。
2:Textforce
ブログの執筆に使っているという関係上、立ち上げ回数が高くなります。
出先でも音声入力できる場面では、これでやっています。
やはりPCとの相性の良さと確実にDropboxに保存され同期されるという安心感は、大きいですね。
3:Google Keep
Google Keep上でOCRできるようになってから、急激に使用回数が伸びました。アナログ読書時の引用をテキスト化したり、Googleドキュメントとの相性の良さは、便利ですね。最近では、Googleドキュメント上に音声入力でブログを書く回数も増えてきているので、もしかしたら、今後はこちらにシフトする可能性もあるかもしれません。

メモアプリは何に使うか?が大事
アプリを使いこなすというのは、道具を使いこなすということと同義だと思っています。だから、どんなアプリを使うか?というのは、どんな道具を使うのか?と同じなんですよね。
かんななのか、のこぎりなのか、金槌なのか?
その使う用途を見極めた上で、最適なアプリを選んでいきたいですね。
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