iOS版Chromeがパスワードの一括エクスポートに対応!

情報管理LOGの@yoshinonです。先日のiOS版のChromeが、アップデートでパスワードの一括ダウンロードに対応しました。
今回は、このやり方と問題点についてです。
【 iOS版Chromeがパスワードの一括エクスポートに対応! 】 1.Chromeはパスワードを保存している 2.iOS版で一括ダウンロードが可能に 3.気をつけるべきこと |
Google Chromeをお使いの方はご存じですが、Chromeはパスワードを保存しています。そのため、PCだろうが、iOSだろうが、Androidだろうが、ログインしたChromeでアクセスすると、自動的に保存されたパスワードのあるサイトに関しては、入力の必要が無く、非常に快適にブラウジングできるのです。
こんな感じで、IDとPASSが、自動的に入力される。

さて、そんなChromeですが、先日来よりパスワードの一括ダウンロードの話題が出ていました。
Google、Chromeに保存したパスワードの一括ダウンロード機能を開発中。CSV形式で他のソフトに取り込み可能 - Engadget 日本版
こちらのニュースは、PC版でしかもベータ版の位置づけ機能としての提供だったのですが、iOS版のChromeで正式にできるようになったようです。
※PC版のChrome66でもできるようです(2018/04/26現在)。追ってレポートします。

さて、やり方ですが、すごく簡単すぎて逆に危険レベルなので、警告の意味合いを兼ねて、取り上げます。
右上の三点アイコンをタップ。

「設定」をタップ。

「パスワード」をタップ。

そうすると、パスワードが保存されているサイトの一覧が出てきます。ずっと下の方にスクロールしてください。

そうすると、「パスワードをエクスポート」という項目があるので、タップ。

「パスワードをエクスポート」をタップ。

TochIDを要求されるので、おとなしく指紋認証しましょう(対応機種のみ)。

そうすると、共有Extensionが立ち上がるので、保存させたい場所を指定してください。今回は、Dropboxを指定してみました。

さて、本当に保存されているでしょうか?
確認してみましょう。Dropboxにアプリでアクセスすると、ハイ!ありました。

中身を見てみましょう。
CSV形式でまさに平文でパスワードが保存されています。
※この右側に全て平文で記載されている。

さて、パスワードのエクスポートですが、あまりにもライト感覚でできてしまうので、ヒヤヒヤものだなと思わされました。しかも、平文での保存なので、取り扱いに注意しなければ、重大なセキュリティリスクにもつながりかねません。
上で挙げたように、共有Extensionから保存するときに、SNSに上げてしまったりしてしまったら、目も当てられません。なので、基本的にはどうしてもその必要があるとき意外は、やらない方が良さそうです。
私も即Dropboxから消しました。

他のアプリへのパスワードの移行はラクになりますね
今回のChromeによるパスワードのエクスポート機能に関しては、Chromeで管理しているパスワードを他のアプリでも使えるようにという意味合いがあるようです。ユーザーのデータは、ユーザーのモノであるという認識に立てば、これができて本来は当たり前なんですけどね。
今回、エクスポートしてみて、ずいぶんGoogleに握られているなぁと再認識しました。
マンガ大賞にもなっていたこの作品。作風は独特だけど、面白かったです。
- 関連記事
-
- 新しいGmailを試してみました!変更点や新規機能まとめ
- iOS版Chromeがパスワードの一括エクスポートに対応!
- 私がよく使う意外なGoogleマップ活用法