情報管理LOGが、2018年7月に注目した記事
情報管理LOGの@yoshinonです。
連日暑いですね。これは、日本の気温ではない…。というノスタルジーを感じてしまうレベルですね。皆さんは、大丈夫ですか?くれぐれも熱中症には、気をつけてください。
さて、月が変わりました。恒例の先月に注目した記事についてやります。
先月は、面白い記事が多く、絞るのに難儀しました。今回は、なるべく記事同士のつながりを意識して書いてみました。
まだ読んでいない記事などありましたら、この機会にどうぞー!
❏ アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れている__その環境に適応する①|観察の練習
アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れている__その環境に適応する①|観察の練習|菅俊一|cakes(ケイクス)
まずは、このツィートの写真を見て気づいたことはありますか?
私もアイデアのタネは、日常に隠れていると思っていますよ。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月29日
アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れている__その環境に適応する① | 観察の練習 | 菅俊一 | cakes(ケイクス) https://t.co/WAijxtIemW pic.twitter.com/oV4taEzXai
この記事では、日常生活に潜むちょっとした違和感を敏感に感じることが、アイデアのタネを生むコツだよと教えてくれています。
そういうわけで、8月中に私も日常に潜むそういうアイデアのタネについての記事を書いていこうと思います。
❏ 自販機にお金を入れると日替わり弁当がオフィスに届く サントリー、ぐるなびと共同で法人向け宅配サービス開始
自販機にお金を入れると日替わり弁当がオフィスに届く サントリー、ぐるなびと共同で法人向け宅配サービス開始 - ねとらぼ
アイデアのタネという点では、そのタネをしっかりと実にまでしてしまった例ですね。自販機というオフィスに刺さり込める装置を単に飲み物を買うためだけのモノから、弁当を発注もできてしまえるようにしたという記事でした。飲み物と弁当って確かにセットになっているし、忙しいオフィスだったら、注文がボタンでできるならば、これほどありがたいことはないですよね。みんなが、気づいていなかったけど、潜在的にあるニーズを掘り起こすことが、新たなビジネスチャンスにつながる例です。
❏ 「なんで丸刈りなんですか?」――高校野球は他競技の名将の目にどう映るのか
「なんで丸刈りなんですか?」――高校野球は他競技の名将の目にどう映るのか - Yahoo!ニュース
連日の猛暑を受けて、高校野球のあり方自体に対する疑問の声が噴出しています。そういう記事の中にあって、もっとも的を射ていたのがこの記事でした。
他の競技でトップレベルにあるサッカー、ラグビー、バレーの監督を務める方々に対するインタビューです。私が小さい頃から疑問だった「野球部は、なぜ坊主なのか」ということに対しては、
「高校野球って、なんで丸刈りなんですか? うちは丸刈り禁止です。髪を切ったら頭を守れないじゃないですか。昔は高校ラグビーでも丸刈りにしている高校がけっこうありましたけど、今はもうほとんど見かけない。高校野球だと、髪を伸ばしていることが悪みたいな印象がありますもんね。負けたら、髪なんか伸ばしているからだって言われそう。大変ですね……」
「なんで丸刈りなんですか?」――高校野球は他競技の名将の目にどう映るのか - Yahoo!ニュース
とバッサリ。確かにプロ野球の選手って丸刈りじゃないですよね?そして、そこに合理的な意味なんて、全然ないのです。
この監督達に共通するのは、とても合理的かつ理性的なんですよね。そして、この記事ではあまり取り上げられていませんが、科学的でもあります。
下北沢成徳高校女子バレー部の小川良樹監督のこの台詞が、印象に残りました。
「女子バレーが東京オリンピックで金メダルを取ったように、昔、オリンピックで金メダルを取った競技は同じような傾向にあるんじゃないですか。成功体験があると、日本は強かったんだから海外で勉強する必要なんてないと、内に閉じこもってしまう。だから、いつまでも変わらない」
「なんで丸刈りなんですか?」――高校野球は他競技の名将の目にどう映るのか - Yahoo!ニュース
これって、スポーツに限らず、日本中に蔓延していますよね。かつての成功体験から脱却できないでいるという。
❏ 東京の夏が昔より断然暑い決定的な裏づけ
東京の夏が昔より断然暑い決定的な裏づけ | 天気・天候 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
この10年ばかり、毎年「酷暑だ」と言われていますが、果たして本当に昔より熱くなっているのかを、データを可視化してみたという記事です。やはりこの10年間でかなり熱くなってきているのが、理解できるかと思います。
非常に説得力のある資料です
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月21日
東京の夏が昔より断然暑い決定的な裏づけ | 天気・天候 https://t.co/Qa8xK4nxx7 pic.twitter.com/W17ARM8AqS
単にデータを並べてみるだけ、グラフにしてみるだけではなく、こうやって視覚的に見える化すると、説得力ありますよね。
❏ 裁量労働制のねつ造された比較データ、バレないための隠蔽プロセスを検証
裁量労働制のねつ造された比較データ、バレないための隠蔽プロセスを検証(第4回)(全7回予定)(上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース
データつながりで、私がずっと注目して読んでいる記事です。裁量労働制が、可決されてしまいましたが、それらの元データが改竄&捏造されていたことを丁寧に追求している記事です。
こちらは、その過去記事。
□ 裁量労働制のねつ造された比較データ、バレないための隠蔽プロセスを検証(第1回)(全5回)(上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース
□ 裁量労働制のねつ造された比較データ、バレないための隠蔽プロセスを検証(第2回)(全6回予定)(上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース
□ 裁量労働制のねつ造された比較データ、バレないための隠蔽プロセスを検証(第3回)(全6回予定)(上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース
1回あたりの分量も多いので、読み通すのに時間がかかるかもしれませんが、非常に丁寧に検証しており、意味深い記事になっています。こういうのこそ、ジャーナリズムというのでしょうね。
こういう丁寧かつとことん問題点を追うという姿勢を日本の報道機関にはもっていてほしいなと思っています。民主主義を機能させるとても大事な役割だと思うので。
骨太のジャーナリストが、どんどん出てきて欲しいと思っています。
❏ 人間をトコトン堕とす霞ヶ関の闇 - Chikirinの日記
人間をトコトン堕とす霞ヶ関の闇 - Chikirinの日記
さて、政治的なお話になってきたので、関連で。ホットエントリにも入っていましたね。久しぶりのちきりん氏の記事です。
なぜ、頭の良いハズの官僚達が不正に対して鈍感になってしまうのか?ということについて書かれています。元々、官僚を目指そうとしている人達というのは、ほとんどが日本のためという強い使命感を持って入ってくるはずなのです。しかし、連日メディアを賑わせているのは、公文章の改竄やら不正、腐敗のニュースです。ほとんどの官僚の皆さんは、優秀で日本のためにとことん働いてくれている方々で、ニュースになるのは一握りだというのは、理解しています。もし、そうでなければ、とっくに滅びています。
それでも、そのような腐敗していく人達がいるのも、また事実です。
そう、人をダメにさせていくには、時間がかかります。フット・イン・ザ・ドアテクニックと呼ばれる徐々に内面に入っていくのが効果的なんですよね。そして、気づいたときには、どっぷりと腐敗に浸かっているという。
この記事を読んで、この本を思い出しました。
主人公を懐柔していくのに使われていた手法が、実にそのまま今回の記事そのものなのです。
❏ 自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感
自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感(大前 治) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
日本は、地震に台風など自然災害大国と書かれてしまうぐらいには、自然災害に見舞われる可能性が高い国です。
私たちもニュースなどで避難所生活を目にすることも必然的に多くなります。
この記事では、同じ災害大国であるイタリアと比較して、日本の避難所がどうして体育館で、プライバシーなどに配慮されていないのか?ということについて書かれいます。
確かにそういう視点自体を持ち合わせていなかった!
とても大事な視点だと思う。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月10日
今まであまりにも当たり前になりすぎて、考えることさえなかった。
自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感(大前 治) https://t.co/qjjkzfyjw5 pic.twitter.com/nxEGQLTmaQ
しかし、この記事には後日談があります。
併せて読みたいのが、こちらのまとめ記事です。
日本と同じ自然災害大国であるイタリアの避難所生活/イタリアの「その後仮設住宅が1年経っても2割しか作られない」 - Togetter
そして、関連記事。
イタリア中部地震から1年、復興の現状と課題 - 読むラジオニュース
こうやって、すぐに反論記事が上がってくるというのは、すごく良いですね。とはいえ、避難所が体育館でプライバシーもないという状態は、対応すべき案件だと思います。
イタリアの避難所についての補足
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月11日
物事の良い面と悪い面が、すぐに可視化されるのは良い傾向ですね。
とはいえ、日本の体育館の避難生活は、肯定できない
日本と同じ自然災害大国であるイタリアの避難所生活/イタリアの「その後仮設住宅が1年経っても2割しか作られない」 https://t.co/wHwtK7n7FN pic.twitter.com/kskQh0uVmb
❏ イギリスのダムめぐりが控えめに言って最高すぎた
イギリスのダムめぐりが控えめに言って最高すぎた - デイリーポータルZ
イギリスには、かなり前に行ったことがあるのですが、良いところですよね。特に校外は自然が広がっていて、素敵なところがたくさんあります。この記事は、そのイギリスにあるダム(!)に注目した旅行記事です。
イギリスでダム??
ってなりますよね。分かります。
私もこの記事を読むまで、そう思っていました。ある種、遺跡を巡る度に近いモノを感じます。イギリスに激しく行きたくなりました。
下手な旅行記より旅行に行きたくなる。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月28日
イギリスのダムめぐりが控えめに言って最高すぎた - デイリーポータルZ https://t.co/F3KLpL9crG pic.twitter.com/B9wNMCOgCP
❏ おっさんが『Tiktok』をガチでやってみた話
おっさんが『Tiktok』をガチでやってみた話 - toricago
『Tiktok』やってますか?
今、若い人達の間で爆発的に広がっている口パク専用自撮りアプリ(という説明で合っているよね?)です。まあ、長々と説明するよりも動画観たら早い。
最近の子達は、顔出しに対する抵抗感がゼロでもはや「顔出すことの何が悪いの?」レベルになっているのだなという感じさえします。これが、世代間格差なのか??と思わざるを得ません。
この記事では、そのTiktokについての熱い思いが綴られているのですが、残念ながらそのおっさんのTiktokは、載せられていません。あしからず。
❏ 「印刷された履歴書じゃ真心が伝わらないからちゃんとボールペンで書く」⇒「え、そこから…?(困惑)」
「印刷された履歴書じゃ真心が伝わらないからちゃんとボールペンで書く」⇒「え、そこから…?(困惑)」 - Togetter
ネタ系で続きましたので、さらにもう一本。
印刷された履歴書じゃ真心が伝わらないから、履歴書はちゃんとボールペンで書くんだぞ pic.twitter.com/ffD1Hzngkt
— Gymにゃんマン (@Gymnopedian) 2018年7月2日
そこじゃねーよ!!!
という激しく突っ込みを入れたくなるそんな素敵なバカです。
こういうバカは、大好きだ。
❏ 「自己責任」のアメリカが教えるシビアな終活プラン
「自己責任」のアメリカが教えるシビアな終活プラン|アメリカはいつも夢見ている|渡辺由佳里|cakes(ケイクス)
この記事は、私が読んだときは全文読めたのですが、現在は後半が有料になっています。でも、Powerで読むと全文読めるんだよな…。なんだろ?
さて、この記事では延命治療についての記事です。
前半は、アメリカでの事例。そして、後半は著者自身の話です。
アメリカは、ご存じの通り皆保険制度ではなく、オバマ大統領も道半ばで終えてしまいました。そのため、万が一、入院し長期にわたって、意識のない状態で長らえてしまうと、とんでもない金額が必要になってしまうのです。そのため、結婚する段階で就活についての取り決めも含めて契約するらしいです。
月に20万円の保険料とか、月170万円の入所料とかいちいちおかしな金額が出てきて、この部分は、日本で良かったと思います。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月25日
「自己責任」のアメリカが教えるシビアな終活プラン | アメリカはいつも夢見ている | 渡辺由佳里 | cakes(ケイクス) https://t.co/99TGqpRZBH pic.twitter.com/Ac8E3fqxgE
確かにどのように人生の最後を終えるのか?
というのは、実際にその時になった時には、伝えられる状況ではなかったりするのですよね。そう考えると、今のうちからしっかりと家族に伝えておくのは、とても大事なことだと思うのです。この著者のように。
「死んだ後、棺桶に入れて埋めないでほしい」というのも私たち夫婦に一致している希望だ。アメリカでは火葬は一般的ではないのだが、ふたりとも墓に入るのは嫌なので、火葬にして灰をお気に入りの場所にばらまいてほしいと思っている。 森で走るのが好きな私は、灰を森に振りまいてほしいと遺言している。そうすれば、風に乗って、いろいろな森で走り続けることができるだろう。子供に対して「墓参りに来ないのはどういうことか!」と怒る幽霊になるより、会いたいときに、風に乗って自分で会いに行けばいいのだ。 この希望をしっかり伝えておいただけでも、今日も安心して1日を迎えることができる。
「自己責任」のアメリカが教えるシビアな終活プラン|アメリカはいつも夢見ている|渡辺由佳里|cakes(ケイクス)
❏ 人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月
人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月|ナースあさみ|note
人生の最後というつながりでもう1つ。
この記事自体の賛否は置いておいて、どのように亡くなりたいかというのは、誰しも考える、そして誰しも避けることのできない事柄ではないでしょうか?
このお話の中に出てくるおばあさんは、どう考えても素晴らしい人格者であるのは否定できません。そして、そのように振る舞い最後まで生きたことに関しては、素晴らしいことだなと思いました。人に対する気遣いや思いやりというのは、すぐには身につかないですよね。だからこそ、今から少しでも身につけたいと思わされました。
あと私が気になったのは、「鎮静」という処置についてです。
鎮静とは、睡眠薬よりももっと強い薬を使って意識を飛ばすこと。 がんの終末期と呼ばれる最期の場面で使われることが多く 身体的・精神的な苦痛を除去するのに効果的と言われています。 しかし一方でもちろんリスクもあります。 意識を飛ばすほどの強い薬を使うため、意識だけではなく呼吸中枢を管理する部分にまで薬の効果がおよび、そのまま患者さんが亡くなってしまうことがあります。 このため、鎮静という手段はたとえ患者本人からの要望があっても家族や親族から「死を早めるようなことはして欲しくない」と反対されることが多く、一般的にまだまだ認知されていません。
人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月|ナースあさみ|note
私自身は、延命処置はして欲しくない人なのですが、そのための苦痛もできる限り減らして欲しいと思っています。なので、この「鎮静」についてもう少し調べて起きたいと思いました。
❏ 村上春樹氏:寄稿 胸の中の鈍いおもり 事件終わっていない オウム13人死刑執行
村上春樹氏:寄稿 胸の中の鈍いおもり 事件終わっていない オウム13人死刑執行 - 毎日新聞
先月、ニュースとして大きく取り上げられていたのは、オウム死刑囚への死刑執行でした。この件に関しては、絶対に村上春樹氏から何らかのメッセージが出ると思っていましたが、やはり出ていました。
村上春樹氏は、「アンダーグラウンド」という62人にもわたる関係者にインタビューをしたノンフィクションを著していました。
多くの遺族や被害に遭われた方々の生の声を聞いていたからこそ、迫る凄みを感じさせる文章でした。村上氏は、しっかりと裁判も傍聴し、最後までこの事件に寄り添っていたからこそ、ここまで胸に迫る文章を書けるのだと改めて思いました。
❏ 地下鉄サリン事件を実行したエリート医師の恐るべき純粋さ 林郁夫「オウムと私」感想
地下鉄サリン事件を実行したエリート医師の恐るべき純粋さ 林郁夫「オウムと私」感想 - うさるの厨二病な読書日記
この本の感想を綴った感想記事。
私は、この本は未読なのですが、この記事から読み取れるのは、林郁夫という人は、ある意味極端な純粋性の発露としてあのような事件を起こしてしまったということが理解できます。
そして、極端なまでの人への無関心さ(または人と自分を隔てた感覚)。
病院で世話になった医師や指導教授に対して尊敬の念を口にしたり、家族の身を案じたり、麻原への印象を語ったりもしている。 しかし、林自身が彼らをどう思っているか、彼らはどういう人間なのか、自分と彼らはどういう関係だったのかということは、ほとんど語られない。 麻原でさえ「グルとして適格かどうか」という観点以外の「人間、麻原」については、まったく語られていない。 林はオウムの中では同じ医師の中川と最も関わりが深かったらしく、本書でも中川の名前が頻繁に出てくる。しかしその人物像が、頭のなかにまったく思い浮かばない。「中川」という名前の物体に過ぎない、と言われても納得してしまいそうだ。
地下鉄サリン事件を実行したエリート医師の恐るべき純粋さ 林郁夫「オウムと私」感想 - うさるの厨二病な読書日記
どんなに優れた頭脳を持ち合わせていても、そこに倫理的な概念がなければ、それは悪魔と変わりがないのかもしれません。医師でありながら、人の命を奪う側に回ってしまったことに皮肉を感じてしまいます。
❏ ユーザーが許可したくなるPush通知を考える
ユーザーが許可したくなるPush通知を考える|sadakoa @デジタルプロダクトデザイナー|note
iPhoneでもタブレットでもよくPush通知来ますよね。でも、その通知を許可させるための工夫というのは、ユーザーの行動を変える必要があるので、難しい問題なのです。
基本的には、人間は面倒だったり、よく分からない物には拒絶から入るからです。その部分をいかに緩和し、むしろ「通知いいよ!」と思えるように誘導させるための仕組みについて書かれているのが、この記事です。
実に奥深い世界です。
❏ 私のURLはあなたのURLとは違う : curl作者の語る、URLの仕様にまつわる苦言
私のURLはあなたのURLとは違う : curl作者の語る、URLの仕様にまつわる苦言 | POSTD
URLの成り立ち、そしてURLというが一意のものではなくなってきていることに対する苦言の記事です。試しにhttp://のあとに多数の////を入れてみても、ちゃんと機能します。ユーザーの利便をとれば、ある程度のブレを許容すべきという考え方も分からないではないです。しかし、現在のはてブの状況などを見てみると、(http://とhttps://の混在による混乱)URLは、一意であるべきではないか?と思ってしまうのです。
❏ みんなの「アニメ史上最も作画がすごいシーンはここだ」
みんなの「アニメ史上最も作画がすごいシーンはここだ」 - Togetter
アニメの作画がすごいシーンを集めたまとめ記事。
どれもすごいのですが、自分的にはこれがヒットでしたね。とても1940年の作品とは思えないクオリティです。
「アニメ史上最も作画がすごいシーン」というツイートが話題になっていますが、参考までに、ピノキオ(1940年)の終盤シーンです。 pic.twitter.com/vMQeGPAm6C
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) 2018年7月19日
❏ 絶壁の崖に張り付くヤギに憧れて。絶妙なバランス感覚に震える「崖の上のヤギゲーム」を作ってみた
絶壁の崖に張り付くヤギに憧れて。絶妙なバランス感覚に震える「崖の上のヤギゲーム」を作ってみた - それどこ
この方本当にスゴイです。
この絶壁に張り付く山羊をゲームにしようという感覚もすごいし、それをフルスクラッチで作り上げるのもすごいです。とくかく感心しかないです。
ぜひとも市販化して欲しいですね。
これ商品化したら売れると思うぞ。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月19日
絶壁の崖に張り付くヤギに憧れて。絶妙なバランス感覚に震える「崖の上のヤギゲーム」を作ってみた - それどこ https://t.co/WsjzGbcgVb pic.twitter.com/SUGq8ST0F4
❏ とある517桁の素数 - INTEGERS
とある517桁の素数 - INTEGERS
以前、「情報管理LOGが、○月に~」でも取り上げた記事の続編ですね。
2が現れる素数 - INTEGERS
まさに、神が宿っているようにしか感じません。
またもや神が宿りし素数
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月31日
とある517桁の素数 - INTEGERS https://t.co/wB52P4AEvF pic.twitter.com/Pcl55Z248b
❏ 専門学校の授業『お金持ちになるゲーム』がシンプルなのに大きな衝撃と影響を受けた人の話
専門学校の授業『お金持ちになるゲーム』がシンプルなのに大きな衝撃と影響を受けた人の話 - Togetter
この先生が、どんな意図でやったのかは読んでいてもイマイチ理解できなかったのですが、短時間に様々な社会的なルールや仕組みが形成されていく様子は、見ていてとても面白かったです。そして、これを思い浮かべてしまいました。
俺のクラスでシャーペンの芯が通貨になった話 - VIPPER速報 | 2ちゃんねるまとめブログ
❏ 「義肢に痛覚を与える」という奇妙な研究は、わたしたちに何をもたらすか?
「義肢に痛覚を与える」という奇妙な研究は、わたしたちに何をもたらすか?|WIRED.jp
私たちの体には、「痛覚」があります。痛みは、私たちにそれが危険なことだと教えてくれたり、加減を教えてくれます。それと同じように義肢にも痛覚が必要なのではないか?という研究を取り上げた記事です。
自分的には、攻殻機動隊などを読んで育っているので、義肢や義体に痛覚があって当たり前ぐらいに思っているのですが、世界はそこまででもなかったのですね。それでも、どれぐらいの痛みが必要なのか?とかそれによって生じる問題はなんなのか?など色々課題は多そうです(技術的課題も)。
❏ 「ホタルイカの身投げ」を撮って後悔している話
「ホタルイカの身投げ」を撮って後悔している話|大木賢|note
偶然、撮れたホタルイカの身投げという現象が話題になり、そしてその後そこがどうなったのかというお話。
これが、こうなってしまうという悲しい現実。
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年7月5日
「ホタルイカの身投げ」を撮って後悔している話|大木賢|note https://t.co/If5PNIcEoo pic.twitter.com/Pnr1UZ9tT6
同じように壊滅的被害を受けた観光地をかなり知っているので、とても冗談では済まされない事態だと思っています。私たちは、インスタやらTwitterなど様々な方法で拡散できる世界にいます。その拡散された先の人達は、必ずしもそこを大事に扱ってくれるとは限らないということも肝に銘じなくてはいけないのです。安易な感動や絶景の量産は、必ずしも幸福になれると限らないのですから。
❏ 店舗から音楽は消えるのか? -JASRACと店舗運営-
店舗から音楽は消えるのか? -JASRACと店舗運営- | Rainbow Sound Cafe
JASRAQと言えば、ネット民から蛇蝎の如く嫌われている存在ですよね。私も100%賛成する気にはなれない存在ではあります。あまりにも締め付けが厳しくなったお陰で、CDも順調に売れなくなり、ミリオンヒットも生まれにくい現状になっているような気もします。まあ、それも音楽の趣味の多様化という側面から考えると悪くないような気もしますけどね。
さて、この記事では、テンポで流されている曲に注目しています。現状としては、店舗において自分が所有する音楽を勝手に流すとお金が取られます。これは、商用利用と見なされるからです。
現状としては、店舗で流すことができる音楽としてこの記事で書いているのは、以下の通りです。
1.買い切りの音源を購入する
2.音楽配信アプリを使用する
3.USENを使う
なんというか、寂しい気もしますが、権利を守りつつ公正に利用する方法としては、順当なところでしょう。
あとは、JASRAQに登録しない著作権フリーな「音楽版いらすとや」みたいなのが考えられるかもしれませんね。このあたり、ありそうなんですが、どうなんでしょう?そうなると、全てが音楽版いらすとやばかりになってしまう悪夢もないわけではないですよね。
❏ 叔父が仕方なくハンターになった話
叔父が仕方なくハンターになった話 - デイリーポータルZ
高齢化問題は、ハンターの世界まで…。
というわけで仕方なく、ハンターになった叔父さんを訪ねるという記事。
実際に罠をかけたり、狩猟するところまで同行したり、獲った獲物(イノシシとか)を堪能したりと、これはこれで楽しそうです。しかし、実際問題としては、増え続けるイノシシとそれに苦慮する自治体、そしてハンターという構図のよう。しかも、食肉として流通もさせていないので、土に埋めてしまったり(!)というなんというか構造的な問題としか言いようがない件ですね。
❏ 「低温調理」の世界は奥深い…!数学的に突き詰める低温調理マニアに安全な加熱の心得を聞いてきた
「低温調理」の世界は奥深い…!数学的に突き詰める低温調理マニアに安全な加熱の心得を聞いてきた - ぐるなび みんなのごはん
低温調理興味あるのですよね。小林銅蟲先生の「めしにしましょう」などですっかり世間的にも認知されつつあるのではないでしょうか?(えっ、違う?)
この低温調理法の肝は、素材がどの温度で固くなったり、柔らかくなったりするのかということを熟知した上でやるものなのです。そういう意味では、より科学的であり数学的でもあるのですよね。この記事でも素材の水分率やら、何度で柔らかくなるか、タンパク質の変性は何度からかという話が、頻繁に出てきます。Anova欲しくなりますね。
❏ アジカンからのお願い 最近はライブ会場で未就学や小学生の児童を見かけることが増えました。...
アジカンからのお願い 最近はライブ会場で未就学や小学生の児童を見かけることが増えました。...|Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ
ライブに子どもを連れて行くという是非もあるかもですが、本当に小さい子どもでない限りは、音楽を聴くという行為を体験するというのは悪いことでは無いと思っています。ただし、ライブ会場の音圧によって、耳への影響を考えると、子どもへの配慮が必要なのも確かです。アジカンの公式サイトに上がっていたこの文章は、ライブに来ることは許容しつつ、防音イヤーマフを付けることである程度現実的な解法になるのではないか?という提案でした。一律に禁止とか、逆にどんな影響があってもオッケーという雑な解決方法ではなく、現実的な解決の方法を模索するというのは、良い提言だと思いました。
こういうのね。
❏ モバイル決済が急拡大、データで読み解くアフリカパワー
モバイル決済が急拡大、データで読み解くアフリカパワー | 日経 xTECH(クロステック)
2連続でアフリカの話題です。
かなり前からアフリカでは、電子マネーが急速に定着しつつあるという話がありました。
知らない人にとっては、「えっ?」と思われるかもしれません。しかし、治安も安定せず、信用のおけない貨幣よりも仮想通貨である電子マネーの方が、確実であるという私たちとは全く違う次元で根づきつつあるのです。これに関しては、かなり前に情報管理LOGでも取り上げました。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly
モバイル決済が、一般化した時にアフリカでどのような経済圏が生まれるのかとても興味があります。アフリカ熱いですよ!
❏ ルワンダの超高速ドローン、1千万人の命をつなぐ
ルワンダの超高速ドローン、1千万人の命をつなぐ | 日経 xTECH(クロステック)
そして、アフリカの記事2発目。
ルワンダといえば、私のイメージは、「ホテルルワンダ」で止まっていました。

民族対立による虐殺が、深刻な国であったという認識です。
しかし、現実世界は刻々と動き続けているのです。
今や国を挙げて、ドローンを導入し、医療関係で活躍しているというのです。ドローンによって、今まで2時間輸送にかかっていた時間が、8分(!)に短縮できたというのも驚きです。それによって、助かる命の数も増えているはずです。
もう1つは血液を長期に冷却保存できない事情である。そもそも病院に冷蔵庫が無かったり、あっても頻発する停電で使えなかったりして、血液の在庫を持てない病院は少なくない。実際、ドローンを活用するようになってから、冷蔵保存できなくなってやむを得ず捨てる血液の量を95%以上減らせたという。
ルワンダの超高速ドローン、1千万人の命をつなぐ
未だ問題が山積しているであろう同国ですが、少なくとも一歩前に踏み出している感じがしますね。
❏ 坂本龍一 お気に入りのレストランの音楽があまりにも酷いため選曲を引き受ける
坂本龍一 お気に入りのレストランの音楽があまりにも酷いため選曲を引き受ける - amass
この記事は、つい最近ホットエントリ入りしていたので、読んだ方も多かったのではないでしょうか?
自分の行く店でも、味も良いし、雰囲気もとても良いのだけど、BGMだけがいただけない!!というお店があります。自分は、さすがにそのためにプレイリストを作成しようなどとは思いませんが、そこは世界の教授は違います。実際にそのお店のために無料でプレイリストを作成し贈ったということでした。一通り聴いてみましたが、「実に教授らしい」セレクトでした。自分の好み的には、もう少し軽めな曲の方が、食事には合うかもと思ってしまいました。
というわけで、まだ未視聴な方はどうぞ!
❏ 禿禿さんはTwitterを使っています: 「第二次世界大戰, 各國死亡人數⋯⋯⋯」
禿禿さんはTwitterを使っています: 「第二次世界大戰, 各國死亡人數⋯⋯⋯ https://t.co/CzFsKx3LVt」
まあ、説明はいりません。この動画を観ていただければ、それが全てです。戦争とは、いかに人の命を失わせるかが理解できます。
第二次世界大戰,
— 禿禿 (@tutu20170228) July 15, 2018
各國死亡人數⋯⋯⋯ pic.twitter.com/CzFsKx3LVt
❏ 「もはや何が現実かわからん」 “実写にしか見えない3DCG美少女「Saya」”にそっくりな美少女が話題に
「もはや何が現実かわからん」 “実写にしか見えない3DCG美少女「Saya」”にそっくりな美少女が話題に - ねとらぼ
3DCG美少女Sayaって知っていますか?
こちらですね。
3DCG女子高生Saya2016がヤバい出来に。完全に不気味の谷を超えた 世永玲生 - Engadget 日本版
不気味の谷を越えたと言われるほどに精巧な3DCGで、確かに写真と見間違えそうです。
3DCG女子高生Saya2016がヤバい出来に。完全に不気味の谷を超えた 世永玲生 - Engadget Japanese https://t.co/oBSuXxLDFw pic.twitter.com/pJpAx5C7gK
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) 2018年8月1日
その3DCGのSayaとそっくりということで、そのSayaのコスプレをした自撮りをしたのが、この方です。どうですか?もはや、何がCGなのか分からなくなってきます。
3DCGのsayaちゃんに似ていると言われたのでコスプレしてみました。
— 高山沙織 (@saotvos) July 8, 2018
何年ぶりの制服だ、、、
もっとクオリティ高くしてカメラマンに本格的にとってもらいたい。 pic.twitter.com/a5n0xIVmlL
で、これには続きがあって、以前、東京ゲームショウで話題になっていた美少女アンドロイドが、実はこの高山沙織さんだったのです。色々つながって、深い納得を得られました。
あまりにリアルで、うわあって言っちゃいました pic.twitter.com/0DI0ojjsi0
— Akiphic (@akiphic) 2017年9月22日
❏ 隠れた傑作 胸糞悪い映画ランキング
隠れた傑作 胸糞悪い映画ランキング - アノ映画日和
今月最後は、映画で締めます。
世の中には、もう二度と観たくないと思わせる、腹の底から胸糞悪い映画というのがあります。しかし、胸糞悪いと思いつつ知りつつもつい手が伸びてしまうのも人間の業の深さゆえか。
そして、観てしまい「…。」となってしまっても、またしばらくすると、胸糞悪い映画を求めてしまうという悪循環。人は、自分の人生にはない、様々な要素を垣間見たいという欲求から逃れることが難しいのだということを思い知ります。この記事は、そんな糞オブ胸糞映画をランキング形式で載せています。暑い日に心の底から冷え切ってみてください。

気持ちは終わらない
やはり先月は、色々なニュースがあったとはいえ、オウムの死刑囚の死刑執行は自分の中では大きかったですね。死刑反対派や賛成派など巻き込んで、議論が巻き起こっていましたが、あの時代の空気が1つの区切りがついたように思います。しかし、それと同時に遺族の方々はもちろんでしょうが、私自身の中でもずっと引きずるような後味の悪さが残り続けています。時代ごとに気持ちが整理されない出来事が起きますが、それらの刑罰という一つの物理的終焉があったとしても、それを体験したり、渦中にいればいつまでも終わることはないのだなと改めて感じました。
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