Scrapboxの音声入力を何に使っているか

情報管理LOGの@yoshinonです。
Scrapbox使っていますか?
私は、とても愛用しています。
特に先日、Scrapbox用のアプリであるPorterに音声入力が追加されたことにより、さらに使用頻度が上がってきています。
今回は、私がPorter for Scrapboxの音声入力を何に使っているのか?について書いていきます。
【 Scrapboxの音声入力を何に使っているか 】 1.Porter for Scrapboxとは何か? 2.音声入力が、アップデートで追加された! 3.私が、音声入力で入力しているもの |
まずは、Porter for Scrapboxというアプリについての説明から。
これは、Scrapbox専用のサードパーティーのアプリです。実は、公式ではないらしいのですが、これ正式に公式にしても良いのではないか?というぐらいには、出来がすごく良いのです。
自分の中のヒットとしては、iPhone上でのScrapboxの編集が、とてもラクになったことです。今までは、どちらかというと、ScrapboxはPCベースという意識があったのですが、それを見事に置き換えてくれました。
このツールバーが、ものすごく便利なんですよ!
※ツールバーは、カスタマイズできます。


さて、そんな使えるPorter for Scrapbox(以下、Porter)ですが、アップデートによって、音声入力が可能になりました。このあたりは、以前の記事でも詳しく書いています。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly
実は、Scrapboxは、音声入力をすると、最初の文字が二重に入力されてしまうというバグがあります。

そのため、緊急避難的な方法として推奨されていたのが、モバイル用のSafariやChromeでScrapboxにアクセスして、ペースト用のモーダルウィンドウ上に音声入力するという方法です。

まあ、これはこれで便利なのですが、やはり専用のアプリじゃないので、モバイルでは使いにくいのですよね。
そこで、先日のアップデートで追加された音声入力をやってみると、とても具合が良かったのです。

このマイクのアイコンをタップすると…
このように音声入力できます。文字の二重入力もありません。

前置きが長くなってしまいましたが、私がScrapboxに音声入力で入力しているものについてです。
実は、1つしかなくて、「読書ノート」を音声入力でやっているのです。
Kindleのハイライトなど様々な方法を試してきましたが、今一番しっくりきているのが、これなんですよね。
iPhoneを片手に持ちながら、気になった箇所をどんどん読み上げていくだけで、読書ノートができてしまうのです。もちろん、何もせずにどんどん読み進めた方が、早いのですが、結局あとで振り返ろうとしたときに、振り返りづらいのです。
また、考えたことなども、併せて音声入力しておくようにもしています。もちろん、音声入力なので、どうしてもやる場所は限られます。自宅外ではさすがにできそうもありません。そういう場合は、本に付箋を貼っておき、あとで一気に音声入力しています。
こんな感じで、読書ノートをやっています。


他の本でも

インデントを入れてますが、その場でやることもあるし、あとで一気に入れることもあります。またPorterは、リンクを[]を入力することで実現するのですが、それを入れるのもすごく簡単なんですよね。気になったキーワードをどんどん[]で囲むようにしています。こんな感じで、単語選択→リンク作成が、早いのです。

最初のうちは、キーワード同士のつながりなんて、ほぼない状態で進んでいくのですが、自然と読書ノートが貯まっていくに従い、キーワード同士がつながっていくのです。まさに、これこそがScrapbox!と言える醍醐味なのですが、ある本で言及されていたことが、他の本のキーワードと結びつき、自然と知識が体系化されていく感覚を味わうことができます。もちろん、体系化されていなくても、あるキーワードからあるキーワードへとつながっていく感覚を味わうと、自分が読んできた本の内容が、自然な形で自分自身にしみこんでいくような感覚を味わうことが出来るようになるのです。
ちなみに、上の読書ノートを見てもらうと分かるのですが、iPhone片手にやっているので、図表などもその場で撮影してアップしています。Porterの画像挿入も非常に便利なんですよね。
あと書影は、ブックマークレットで入れています。ヒビテク氏が、作成されたものを、倉下氏がさらにブラッシュアップを図ったものを使用しています。
私がよく使っているブックマークレット7選【2018年版】 - 情報管理LOG

知識が自然とネットワーク化されていく
上の方で体系化と書きましたが、どちらかというと、「ネットワーク化」と書いた方がスッキリするなと思いました。体系化は、もっとしっかりした構造を指しますが、もっと緩やかにつながっていく感じですね。しかし、そのつながり感は、今までにない感覚を生みます。
あるキーワードをタップすると、そのキーワードに関連する本やアイデアが、並列に並びます。この並列に並ぶというのが、ありそうでなかったところですね。このネットワーク化という感覚は、実に私たちの思考における「連想」に似ていなくもないです。
本文中に出てきた読書ノートの本です。
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