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フランス政府公認のQwantって何?使ってみたよ!

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情報管理LOGの@yoshinonです。
フランス政府が、Google様の独断状態を許せなくなったようで、Googleをデフォルトの検索エンジンから外し、その代わりフランス政府公認の検索エンジンであるQwantを使用するように働きかけていくようです。
今や個人情報の扱いが、厳しくなりつつあるEU諸国の中にあって、先鋭的に進めつつあるフランス政府公認の検索エンジンQwantとは、どのようなものなのでしょうか?
今回は、実際に使ってな使い勝手を確かめてみました。


  
【 フランス政府公認のQwantって何?使ってみたよ! 】  

 1.フランス政府公認が、Googleの使用を禁止?

 2.フランス政府公認検索エンジンQwantとは

 3.実際に使ってみた







checkmark.png 1.フランス政府公認が、Googleの使用を禁止?

なかなかパンチ力のあるニュースが流れてきました。
それは、フランス政府が、Googleの使用を禁止するというニュースです。これですね。

フランス政府、デフォルトの検索エンジンとしてGoogleの利用を中止:個人情報の扱いを懸念(佐藤仁) - 個人 - Yahoo!ニュース
フランス政府、デフォルトの検索エンジンとしてGoogleの利用を中止:個人情報の扱いを懸念(佐藤仁) - 個人 - Yahoo!ニュース




いくら何でも、政府が一企業の検索エンジンについて口を挟むことある?
と思ってよく読んでみると、

”フランスでのフランス人のGoogle利用中止ではなく、あくまでもフランス政府内での検索エンジンをGoogleを利用しないだけだ。”

ですよねー。
なんだか、ネット上でこのあたりを勘違いされている方もチラホラいたので、強調しておきました。

とはいえ、国として政府機関の公式検索エンジンをGoogleではなくするという宣言は、なかなかのインパクトがあります。

ちなみに、検索エンジン世界シェアは、以下の通りです。
統計参照:http://gs.statcounter.com/


PCでの世界シェア(2018年)



スマホでの世界シェア(2018年)



名前を全く知らない検索エンジンもありますね。例えば、「YANDEX RU」とか「Shenma」とか。ちなみに、前者はロシアで使われている検索エンジンで、後者は中国で使われているもののようです(アリババグループとUCWebの合弁会社で作っている検索エンジンらしい)。日本には、馴染みがありませんが、国によっては随分違うのですね。

とはいえ、Google一強なのは、間違いのない状況です。
直近1年間の統計を見てみましたが、微妙にGoogleのシェアが伸びてきているみたいです。

Source: StatCounter Global Stats - Search Engine Market Share



Googleは、言わずと知れたアメリカの一企業ですが、政府としてはそこから抜き去られる情報を懸念しているということなのでしょうね。




checkmark.png 2.フランス政府公認検索エンジンQwantとは

Qwantは、こちらです。

Qwant - The search engine that respects your privacy
Qwant - The search engine that respects your privacy





Qwantは、2013年にフランスで立ち上げられた検索エンジンの会社です。

”同社は2011年に財務官であるJean-Manuel Rozanとコンピュータセキュリティの専門家であるÉricLeandri によって共同設立されました。”
参照:Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Qwant

なるほど、初期の立ち上げの段階から政府の方が入っていたっぽいですね。

で、一番の特徴は、この会社の理念として掲げているこの2つです。

1.プライバシーの尊重
2.中立性と公平性を確保する



よく考えなくても、検索エンジンって、その検索ワード自体が個人情報の塊なんですよね。個人が、何に興味関心を持っているのか?どんな傾向を持っているのか?というのは、検索ワードからうかがい知ることができるのです。
Googleは、それらを上手く広告と結びつけることによって、莫大な利益を得ていることは、もはや周知の事実ですよね?

Qwantは、プライバシーの尊重として以下のようにしていると明言しています。

 ・検索クエリは、暗号化されている
 ・Cookieやトラッカーなどは設置しない
 ・検索履歴や検索自体を一切記録しない
 ・そして、それらを販売したりしない


まあ、EU内にあるので、例のGDPRの元でかなり厳密に個人情報保護規定に晒されているわけで、その点でも安心感はありそうです。

また、自分的にヒットだったのは、これですね。

Qwant indexes the whole Web with no discrimination. It applies its sorting algorithms with the same requirements, without trying to put forward some websites because it would suit some particular business, political or moral agenda. With Qwant, the information is treated equally, with a constant care for impartiality. Moreover, because we never try to know who you are, we don’t try to offer results that would make you feel comfortable with your own opinions. Qwant presents the reality of a complex world, with diverse opinions, which make it rich and worth living.

Our philosophy - Qwant Help Center


ビジネスや政治的、道徳的判断をせず同一のソートアルゴリズムによって検索結果を出すよ!と言っているのです。つまり、広告をたくさんもらったから一番上に表示しておくねとか、ある政治的な配所からこれは見えなくしておくね!ということはしないということなのです。
Googleの真逆を行きますね。




checkmark.png 3.実際に使ってみた

では、実際にQwantを使ってみます。

アクセスするとシンプルかつカラフルな画面が出てきます。
初期のGoogleのような潔さがあります。

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上にある「Qwant」「JUNIOR」「MUSIC」は、それぞれ通常の検索エンジン、教育用、音楽専用となっています。

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「JUNIOR」をクリックすると、こんな感じで子どもに安心して使わせるられるような検索エンジンに切り替わります。試しに色々検索してみましたが、エロコンテンツは、完全にブロックされ、さらに画像などもフリー素材が中心に表示されました。

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「MUSIC」は、アクセスするだけで、もはや音楽プレーヤーみたいな感じになっています。今どきですね。

2018112604.png



検索してみると、こんな感じ。
視聴もできるし、iTunesで購入もできます。このあたりの柔軟さは、面白いですね。

2018112605.png



では、肝心のメインの検索エンジンは、どうでしょう?
実際に検索してみました。それが、以下の動画です。




自分の体感でしかないのですが、「早っ!」って思ってしまいました。
初期のGoogleを使ったときに感じた速さを思い出しました。そう、今のGoogleってちょっと遅くなっていませんか?

ただし、検索結果としては、残念ながら当ブログは、かなり下の方に表示されてしまいました。公平性に配慮するとFacebookやTwitterの方が、上に来ちゃうのか…。悩ましい。

2018112607.png



Twitterを検索できるの何気に便利ではありますね。

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 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 個人情報への配慮と便利さの狭間

先日、「個人情報と便利さの狭間で」という記事を書きました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

この記事では、「どんなに個人情報が~」と言っていても、ある一点を超えたときに、そんな建前が消失してしまうという現象ってあるよね。という記事でした。
しかし、ぶっちゃけ言うと、やはりただ漏れするのは、嫌なものです。しかし、では今の便利さを手放せるのか?と問われると、それもまたできないわけで。なかなかアンビバレントな状態にあるのは、間違いありません。EUは、最近少々強引なところも見られますが、それでも個人情報に配慮することが、大事という考えを持っていることは、賞賛されるべきだと考えています。たとえ、それが自国への利益誘導という意志があったとしてもね。





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