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2月のKindle月替わりセールでオススメなのを挙げていく

2019年02月08日
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情報管理LOGの@yoshinonです。
私は、毎月Kindleの月替わりセールを月初めに覗くのが、大好きなんですよね。だって、欲しかった本が安かったら嬉しいでしょ?実は、先月はこの記事やっていなかったのですが、なかなかオススメ本多かったのですよね…(しまった!)。で、今月も面白い本が入っているので、ピックアップしてみたいと思います。






悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える

悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549)
仲正 昌樹
NHK出版
売り上げランキング: 28,384


ハンナ・アーレントの名前を聞いてピンと来た方は、ぜひ読みましょう。
そう、かの有名な「悪の陳腐さ」という衝撃的な言葉によって、批判を巻き起こした政治哲学者です。彼女は、ドイツに生まれ、後にナチスドイツによって迫害されたユダヤ人を助けたり、その資料の収集・考察をした方なのです。そして、アイヒマンというユダヤ人虐殺に大きく関わった裁判記録を元に、「エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告【新版】」という本を執筆し、大虐殺を指揮していたのは、凡庸なただの人であることを解き明かしたのです。これによって、アーレントは、「あんな酷いことをしたのが、凡庸な人間なわけがない!」という激しい批判に遭うのです。しかし、時代を経た私たちには、彼女の著作を冷静に読み解くことができます。あのような大虐殺を招いたのは、単に命令に忠実であろうとした凡庸な人間だからこそなせる技であったことを。そう、悪は、「悪魔のような人間」によってなされるのではなく、えてして「凡庸な人間」によってなされるという事実を突きつけたのです。この本は、新書版なので、アーレントの本の入門編のような位置づけで読めるのではないでしょうか?全体主義が、なぜ起こるのか?そういうことを解き明かしています。
もしも、興味がわいた方がいれば、以下の2冊(下は3冊セット)もオススメしておきます。

エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告【新版】
ハンナ・アーレント
みすず書房
売り上げランキング: 140,885

全体主義の起原 1――反ユダヤ主義 【新版】
ハンナ・アーレント
みすず書房
売り上げランキング: 227,533





ねじの回転

ねじの回転 (光文社古典新訳文庫)
ヘンリー ジェイムズ
光文社 (2012-09-12)
売り上げランキング: 341,067


ゴシックホラー?と言って良いのか分かりませんが、そのように分類されることの多い小説です。というか古典的名作。一度は、タイトルぐらい聞いたことありませんか?でも、なかなか古典的名作って手を出す機会がありませんよね?しかし、なぜに今も多くの人達に読まれ続けているのか?というと、単純に面白いからなのです。
ある屋敷で主人公が英国真摯に家庭教師として雇われ働き始めるのですが、その屋敷で幽霊らしきモノを見たというところから、どんどん話がややこしくなっていきます。その幽霊は、実在するのか?それとも妄想なのか?読めば読むほど、謎が深まっていく仕掛けは、まるで極上のミステリのようでもあります。未読の方は、ぜひ!




デザイン思考の先を行くもの
デザイン思考の先を行くもの
各務 太郎
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2018-11-09)
売り上げランキング: 5,989


デザイン本好きなんですよ。とはいえ、こちらの本は、アート系としてのデザイン本では全くありません。そもそも、日本では「デザイン」という言葉が、随分誤解されて伝わっていることが、読むと良く分かります。そして、それだけではなく、0→1にするための解決策としての、思考法が紹介されています。一時期大きく取り上げられた「デザイン思考」の弱点さえも乗り越えるための知恵が詰まっています。





生き抜くための恋愛相談
生き抜くための恋愛相談
桃山商事
イースト・プレス (2017-09-07)
売り上げランキング: 162,471


日経ウーマンオンラインというWeb記事の書籍化されたものです。「日経ウーマン??」と思われた方もいるかもですが、乱読系なので何でも読むのですよ。この本は、恋愛相談がメインです。人の幸せは似通っているが、人の不幸は多様性に満ちているということが、ものすごくよく分かります。
基本的に女性に向けて書かれたもの(まあ、そりゃそーだ)ですが、すごくロジカルで俯瞰的な回答が、スゴイのです。私は、男性ですが、男性が読んでも「ああ、そういうことなのか!」と目からウロコな解説が並んでいます。読まず嫌いしないで読んでみてください。
その前に、どんな感じ?という人は、ここを読んでみよう。

で、私の彼氏はどこにいるの?





「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
汐街コナ
あさ出版 (2017-04-10)
売り上げランキング: 5,102


こちらは、漫画になります。
よくブラック企業に勤めている人が、自殺してしまったというような悲しいニュースが流れますよね。その場に居合わせていない人から見たら、「なぜ、そんな死ぬぐらいだったら、会社辞めれば良いのに」と思ってしまうかもしれません。しかし、なぜその選択肢をとらずに、自死という選択をしてしまうのかということが、イタイほど伝わります。
この漫画自体は、Twitterでもかなり話題になっていましたよね。もしも、「私の会社ブラック企業かも?」「これは、死ぬしかないのかな?」と思っている人は、まず読んでください。抜け出すヒントが書いてあります。







ハーバードの“正しい疑問”を持つ技術 成果を上げるリーダーの習慣
ハーバードの“正しい疑問
ロバート・スティーヴン・カプラン
CCCメディアハウス
売り上げランキング: 210,765


ぜひともリーダーになる人には、読んでもらいたい本です。たくさんの事例が載せられているので、自分の事例に当てはめて読む事もできます。組織を正しく導くためには、誰よりも自分の組織とその目標に疑問をいただきつつ、何が問題なのかを見つけ出す能力が必要なのです。そうしないと、気づいたら沈みゆく船になってしまうのですから。そうならないためにも、常に自らの状況を俯瞰して考える必要があるのです。では、どうすれば良いのか?
そのための方法論が、多数書かれています。一見、普通のビジネス書っぽいですが、読むと面白さにハマるはず。




萩原編集長の山塾 秒速! 山ごはん
萩原編集長の山塾 秒速! 山ごはん NHK-BS「実践!にっぽん百名山」名解説者がすすめる
萩原 浩司 げんさん
山と渓谷社 (2018-08-02)
売り上げランキング: 119,691


私は、アウトドアが好きで、キャンプや山歩きをよくしています。
だから、山関係の番組で「実践!にっぽん百名山」に出演していたり、「山と渓谷」の編集長をしていたりと、そういう関係を見ている人だったら、絶対に名前をお見かけするのが、萩原浩司氏です。その中で「実践!にっぽん百名山」でやっていた、山料理のコーナー部分から書籍化したのが、こちらの本になります。
最近になって、アウトドアブームや登山ブームによって、かなり山ごはんが注目されてきていますよね?限られた装備と重量と時間の中でできる、短時間だけど美味しい料理の数々が、作り方と共に載せられています。もちろん、山の上で食べるご飯は、最高なのですが、ちょっと近場の川岸でやっても十分美味しかったりします。「山歩きは、ちょっと…」という人も、毛嫌いせずに見るだけみてみたら、案外ハマるかもしれませんよ?

まあ、最初は「山と食欲と私」でも読んでみると、その面白さがじわじわ伝わってくるはず!

山と食欲と私 1 (BUNCH COMICS)
信濃川 日出雄
新潮社 (2016-04-09)
売り上げランキング: 7,750



そして、その流れでこちらを読むと面白い!

『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ

山と渓谷社 (2018-10-17)
売り上げランキング: 4,919






【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!
【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!
高橋 洋一
あさ出版 (2015-02-20)
売り上げランキング: 18,825


絶対オススメか?と問われると、答えに窮してしまいますが、もしもピケティに興味があるけど、あの難解な本を読むのは、絶対に嫌だ!と思っているならば買いです。
なぜならば、超絶分かりやすいから。
正直、これ以上分かりやすいピケティ入門書は、他ではありません。と断言できます。そして、ものすごい短時間で、概ねピケティが執筆した「21世紀の資本」という本で主張していることが、理解できるのは、他には見当たりません(入門書なら山ほど出てますけどね)。
そもそもの、「21世紀の資本」は、4000円以上もする上に、重厚すぎる内容なので、経済初心者が読み始めると、割と簡単に挫折感を味わえたりします。

21世紀の資本
21世紀の資本
posted with amazlet at 19.02.07
トマ・ピケティ
みすず書房
売り上げランキング: 5,719


しかし、ピケティを読まずに、現在の格差問題を語ることは、なかなか難しいというのも事実なので、こういう解説本というのは助かるはずです。
まずは、「ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!」を読んで、足がかりを見つけてから、本家に臨んだ方が理解は早いです。
ただし、私自身は、原典主義なので、最終的には原典に当たるべきだとは思っています。




鬼速PDCA
鬼速PDCA
鬼速PDCA
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冨田 和成
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016-10-24)
売り上げランキング: 4,884

一時期、超話題になっていた「鬼速PDCA」が、とうとうKindleの月替わりセールでやってきました。いまさら、PDCAかよ~と言いたいのも分かりますが、読んでみると、

自分、PDCAについて理解してなかった…

と思わされること、必至です。
Plan、Do、Check、Action各段階で具体的に何をすべきかが、非常に細かく書かれているのです。確かに「PDCAのサイクルをちゃんと回しましょう!」みたいなことを言われることが多いですが、では具体的にどう回せば…ということは、全くと言って良いほど、語られてきていなかったなと思います。この本でも書かれていますが、「頑張ろう」ぐらいの意味しかなかったなと。
しかし、この著者の富田氏は、自身の経験を踏まえ、PDCAを定義し、具体的な行動として落とし込み、それらを「鬼速」で回していく方法について書いてあります。もしも、「PDCA?いやこれからは、AAACPだよ」とか様々な持論がある人がいるかもですが、まずは仕事の基本に戻るという意味合いでも、目を通して損をすることはないです。いや、本当に。




ナンバーセンス ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方
ナンバーセンス ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方
カイザー・ファング
CCCメディアハウス
売り上げランキング: 65,425

まず、書いておきますが、この本のタイトルに書かれている「ビッグデータ」という文字ほど、ビッグデータは出てきません。ただし、この著者は、「ヤバい経済学」の人ではなく、「ヤバい統計学」の人の本です。タイトルが似ているからといって、著者が同じとは限りません。このあたり、日本の出版業界の闇ですねぇ。
さて、もしも、この本のタイトルをリライトするならば、「ナンバーセンス・統計リテラシーを活かそう」とすると、本書の核を捉えているかと思います。日常に溢れている統計そのものは、一体どのような数字が元に導き出されているのか?日常生活を送るときに判断に迷う場面で、どのように統計的に考えると良いのか?ということが、たくさんの事例と共に書かれています。最近では、政府の基礎統計改竄のニュースがたくさん流れていますが、数字に騙されないためにも、こういう統計学入門を読むのは、悪いことではないです。
少なくとも「日本スゴイ」本を読む暇があれば、こういうのを読んでおいたら、視野が狭くならず済みますよ。




THE男前 燻製レシピ77

THE男前 燻製レシピ77 煙の魔法で自信満々のおいしさ! 男前燻製料理の決定版。
岡野 永佑
山と渓谷社 (2017-11-17)
売り上げランキング: 90,190

燻製大好きなんですよね。だから自分でもよく燻製作っています。「燻製大変じゃない?」と思っている人は、まずはプロセスチーズからやってみると良いですよ!煙だって、道具によっては、全然出ないし。まあ、そういう人は、コレ買っておけ。

ソト(SOTO) いぶし処 スモークポット レッド  ST-126RD
ソト(SOTO) (2012-05-23)
売り上げランキング: 22,035


まあ、そういうわけで、今回の月替わりセールで、この本を速攻ポチりました。





地底旅行
地底旅行 (光文社古典新訳文庫)
光文社 (2014-09-26)
売り上げランキング: 3,519

ジュブナイル向け冒険小説です。
私もかなり前に読んだきりですね。でも、冒険小説って「そうそう!こういう感じ!」と思わせる説得力と面白さに満ちあふれています。昨今のこねくり回したSFに嫌気が差している人ならば、逆に新鮮味があるかもしれません。古典ではあるけど、決して色あせない感じに引き込まれるはずです。




「聴く」ことの力
「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫)
鷲田 清一
筑摩書房
売り上げランキング: 12,112

今回の月替わりセールは、かなり攻めてきているなと思いました。最後に紹介するのは、哲学者である鷲田清一氏は、「臨床哲学」というのを提唱している方です。哲学書というだけで二の足を踏む人が多いかもしれませんが、この本は、そこまでハードルは高くありません。むしろ、平易であると言っても良いです。最近は、SNSを始めとして、「発信」することに重きが置かれがちですが、この本では逆に「受け取ること」に重きを置いています。そして、「聴く」という行為を通して、それぞれが個別にもつ経験に触れ、揺さぶられる感覚から得られることを噛みしめることで得られることについて書かれています。
なぜ、「臨床+哲学」なのか、それは実際に人と寄り添うことによって、論理を超えて、核心に迫る方法論を模索しているからなのです。





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 セールだからこそ普段手に取らないモノも

月替わりセールいいですよね。私は、毎月眺めるの大好きなんです。でも「読みたいな」と思っている本が、セール対象になることって多くはないのですよね。でも、「気になっていた」、「読もうかと迷っていた」という本であるならば、たくさんあります。そして、セールだからこそ、普段手に取らない本を読んでみるチャンスなのかな?と思っています。そういうわけで、意外な出会いがあるかもしれませんよ?



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