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不安を書き出す意義 #アウトプット思考法




情報管理LOGの@yoshinonです。
超久しぶりの「アウトプット思考法」シリーズです。
今回は、私が実践していて、実際にかなり効果が高いと思っている事について書いていきます。
皆さんは、日々暮らしている中で不安に思うことたくさんありますよね?
漠然としたものから、具体的なものにいたるまで、たくさんあるはずです。もしも、「不安なことなんて一つもないよ!」という方は、今回の記事は読まずにスキップしていただいてけっこうです。
しかし、そうではない方にとっては、なんらかの効果がある可能性が高いので、ぜひやってみてください。


  
【 不安を書き出す意義 #アウトプット思考法 】  

 1.不安は、脳のMPを無駄に食い荒らす

 2.不安から目をそらすか?不安と対峙するか?

 3.不安を書き出すことの意義







checkmark.png 1.不安は、脳のMPを無駄に食い荒らす

皆さんは、こんな経験はないでしょうか?

「○○しなくてはいけない。」
「あ、でもその前にあれをやろう!」


「○○」には、いろんな言葉が入るはずです。避けたいな、嫌だなと思うようなことが、入るでしょうか。学生さんだったら、「勉強」とか入るのではないかと思います。

そして、2行目にあるように、

「勉強しなくちゃ」
「あ、でも机の上が散らかっていると勉強できないから部屋の掃除をしよう!」


のような展開になるのではないでしょうか?
まあ、いわゆる「逃避行動」というやつですね。

それ以外にも、「○○しなくちゃ」と心の片隅に思いながら、楽しい何かをしていても、ふと思い出されるたびに、げんなりし続けるなんていう経験ありますよね?そして、いつもそのモヤモヤしたものをかかえたまま、過ごしているのです。

脳は、本当によくできていて、「○○しなくてはいけない」というタスクがセットされると、簡単に忘れることができず、何をしていても一定量脳のMP(マジックポイントの略=「やる気」と解釈しても良い)を消費し続けるのです。これが、非常に大きなタスクであったり、大量のタスクであれば、より一層多くの脳のMPを消費します。

脳のMPについては、この記事が参考になるはず!

脳はMPを節約しようと躍起になっている

「仕事」に関して「直感的」で「即決」で「楽観的」な「システム1」のもっともやりそうなことは「先送り」です。「それは先送り!そっちも先送り!はいそれも無理そうだから先送り!」と「1」はすぐ決めてしまうのです。

脳はMPを節約しようと躍起になっている | シゴタノ!


ここで書いている「システム1」とは、ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」で定義されているものです。システム1とは、素早い思考(直感や安直な結論を導き出す思考)であり、システム2は、熟考のように時間がかかる思考を指します。システム1は、脳のMPの消費量が少なく、逆にシステム2は脳のMPをより多く使うので、基本的には脳は節約したいという欲求が強いので、システム1が先送りを選択してしまうというのです。

とはいえ、皆さんも大いに経験があるのでは無いかと思うのですが、先送りされたタスクは、綺麗さっぱり脳から追い出されるわけではなく、もやのように浮かんでは消えるを繰り返し、「そういえば、やってない」と思い出すわけです。そして、そのたびに脳のMPは、削られていくのです。何もしなくても、です。
そうすると、本来やれるはずだったことも、パフォーマンスが落ち気味になってしまいます。なぜなら、本来あるはずだった脳のMPが、減った状態でスタートせざるを得なく、またやっている最中も「不安」によって絶え間なく、削られ続けるのです。まるで、穴の空いた鍋のように絶え間なく、やる気に関わるエネルギーが、徐々に少なくなるというのが、不安によるパフォーマンスの低下の正体なのです。

ファスト&スロー (上)
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checkmark.png 2.不安から目をそらすか?不安と対峙するか?

「不安」には、様々な種類が存在するので、一括りに全ての「全ての不安に当てはまります」とは言えません。また、以下に書くことは、心の問題で病院にかかっている人には、必ずしも効果的とは言えません。その場合は、きちんと病院の指示に従った方が良いです。

さて、ここで定義する「不安」は、上で書いたような脳に負担がかかるために先送りされてしまったタスクが元に発生する心理的なモノとします。というか、大抵の不安は、その正体と対峙できないために生じている場合がほとんどではないでしょうか?

「怒られるのではないか?」
「上手く行かないのではないか?」
「苦しくなるのではないか?」
「負担が大きくなるのではないか?」

という脳内で発生したシミュレーションが、増大した結果、実際の負担感よりも過剰に見積もられている場合が多いと思われます。

不安感が少ない人は、システム1の段階で不安の対象に対する見積もりが小さく、「とりあえずGo!」と、行動に結びつける人が多いです。しかし、逆に不安感が高い人は、システム1の段階での不安への見積もりが大きく、「とりあえず先送りせよ」とる場合が多いのではないでしょうか?人類全体が、前者ばかりだと、今日の人類の繁栄がなかったわけですが、だからといって、後者ばかりだとフロンティアに対する発展は望めなかったでしょう。

とはいえ、「不安」を前にいつまでも足踏みをしているのは、やはり建設的とは言えません。上で書いたように、常に脳のMPを削り続けている状態は、やはり良い状態とも言えません。無鉄砲ではなく、慎重でありながら「不安」と解消する方法はないのでしょうか?

私は、そのためには「不安」と積極的に対峙すべきだと思っています。
不安によってパフォーマンスを低下させたままにしておくよりも、その不安と向き合うことで、パフォーマンスを維持できると考えています。鍋に穴の空いた状態では、水(脳のMP)を溜めておくことはできません。人よりも早く、消耗し、本来できるはずのことすら手に付かなくなってしまうからです。

夏休みの宿題をずっとやらずにいて夏休み終わりギリギリになり、大量の宿題を目にしたとき、他にやれることすら手が付かず、途方に暮れる子どもみたいな状態になってしまうのです。ご飯すら食べられなくなるでしょ?
ずっと、「先送り」を選択していて、不安が増大し、こぼれ落ちる脳のMPも増大し続け、最後には茹でガエル状態になっているのです。




checkmark.png 3.不安を書き出すことの意義

情報管理LOGが提唱している「アウトプット思考法」は、

書き出す&見直す

を基本としています。
まあ、ぶっちゃけそれだけでも、全くやらないよりは、何倍も効果があります。

アウトプット思考法を整理した図解は、以下の様になります。



大きくSTEP1とSTEP2に分けられます。

STEP1は、頭の中の「気になったことを」書き出すアウトプットを経て、ツールで処理をし、それを見直すというサイクル的に比較的短いスパンで回す部分です。ここで言うツールとは、GTDでもゼロ秒思考でも、あなたが効果があると思っているツールであれば何でも良いのです。

アウトプット思考法では、ツールを指定はしません。
仕組みそのものの理解に重点を置いた考え方なのです。

もしも、そういうツールが分からないという人がいるならば、まずは紙とペンでも、PCでメモ帳を立ち上げるでもOKなわけです。とにかく、書き出すことに集中してみてください。

今回の場合は、「不安」なので、「自分が、不安に感じること」を書けば良いです。もうこれは、システム1の直感レベルで構いません。逆に「なぜ不安に感じるのか?」みたいな深遠なことなど脇に置いておいてOKです。

「宿題を一つもやっていない」

とかでもOKなわけです。ただし、可能なら、その下に、それを子細に分割できるならばしてください。
夏休みの宿題を例にとってアレですが、分かりやすいので、そのままいきます。

「国語は、読書感想文、漢字のプリント」
「数学は、問題集○ページ分」
「理科は、自由研究と問題集○ページ」

みたいにまずは、書けば良いのです。

こんなことを書いてしまえば、絶望が広がってやる気がなくなるかもしれない?
いえいえ、そんなことはありません。
これが、意外に書き出してしまうと、不思議なことに、その量自体に驚くかもしれませんが、絶望はしないはずです。これが、アウトプット思考法の大事な点で、自分の思考を書き出す事によって客体化し、さらに、それによって冷静に客体化された事象に向き合えるのです。

不安が頭の中にある時は、それ自体を客体化できないので、思考がループしたり、不安自体が増大化する傾向にあったりします。




それに対して、頭の中の不安を書き出すと…




目に見えなかった「不安の正体」が、客体化され問題点が明確になります。要するに「不安の正体」を観察することができるようになるのです。




これによって、頭の中で増大した「不安の元」による不安の増大が抑えられるのです。

もちろん、書き出すだけでは、なんの解決にもなりません。それをしかるべき「ツール」に投げ込み、解決への道のりが、明確になっていくようにしなくてはいけません。例えば、「今日は、読書感想文だけはやる」みたいに、スケジューリング化できれば、もはやそれは「不安」ではなく、「タスク」になるのです。

えっ?そのタスク自体も不安の発生源になるって?

その場合は、そのタスクが、生み出す「不安」を書き出せば良いのですよ。
読書感想文だったら、

「そもそも本を読んでない」
「何を書いて良いかわからない」


とかとか。

そうすれば、そこから解決の糸口が見えてくるのです。
客体化されれば

「そもそも本を読んでない」
→新しく読むのは、間に合わないので前に読んだ本で間に合わせる

「何を書いて良いかわからない」
→ネットで他の人の感想文を読んでみる

とか、解決の方法が見えてくる可能性が高まるのです。

書き出す→(ツールに投げ込む)→見直す

このシンプルなシステムに放り込めば、少なくとも得体の知れない「不安」の増大を抑制することができるのです。




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 観察対象にすること

人は、少なくとも自分のことは自分が一番よく分かっていると思いがちです。しかし、その思い込みのせいで、苦しむことも少なくありません。むしろ、自分のことはよく分からない存在だと思った方が、いくぶんかマシではないか?と思うのです。実際、制御不能な自分の行動や思考の存在を意識できるようになると、思わぬ過信を抑制できるからです。
今回の記事で書いたように、書き出す事によって、よく分からない存在としての自分を観察対象にすることができます。それによって、その合理的ではない、よく分からない存在としての自分と向き合えるようになるかもしれないのです。


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