Wunderlistを使い続けるべきか問題

情報管理LOGの@yoshinonです。
私は、Wunderlistを使い始めて、10年近くなります。とても長く使っているという意味においては、日常生活に欠かせないツールと言えます。しかし、Wunderlistにここ数年逆風が吹きまくっています。MIcrosoftによって買収され、Wunderlistの終了が宣告されているのです。使っていたけど、やめてしまった人。使い続けるか迷っている人など色々いるかと思います。
今回は、非常に悩ましい問題であるこの「Wunderlistを使い続けるべきか問題」について、真っ向から臨んでみたいと思います。
【 Wunderlistを使い続けるべきか問題 】 1.Wunderlistに吹き荒れる逆風 2.MIcrosoft To-Doについて考えてみる 3.ファクトフルネスで考えてみる |
まず、最初に結論を先に書いておきます。
あえてWunderlistを使いつづけるべき。
なんなら新規開拓の人もどんどん入れるべき
と考えました。
なぜ、そういう結論になったのかは、読んでいくとわかります。
さて、この記事を読んでいる人で、Wunderlistが何か知らない人はいないとは思うのですが、一応説明。
Wunderlistは、マルチデバイス対応のタスク管理ツールです。有名なタスク管理ツールが、軒並み有料でありながら、Wunderlistに及ばない部分も多いという非常に優れたツールなのです。
アプリ版は、こちら。
Web版は、こちらです。
Wunderlist | To-do list, Reminders, Errands - App of the Year!: Wunderlist
私自身これがないと始まらないというレベルには、ハードユースしており、情報管理LOGでも、かなり頻繁に取り上げています。※これでも記事の一部
❏ Google Home MiniからWundelistにタスクを追加する(解決編)
❏ Microsoft To−Doにダメ出しをしてみる
❏ あとで検索したいことはWunderlistに入れておく
❏ Wunderlistが終了?Microsoft To-Doを使ってみた
❏ WunderlistでGTDをするためのちょっとしたコツ #GTD
❏ 私のWunderlistのリストを全て見せます(WunderlistでGTD運用術) #GTD
❏ Wunderlistを愛用しているならばMicrosoftのFlowは導入必須です!
❏ Wunderlistには、「やったことリスト」も入れておくといいよ!
❏ WunderlistでGTDをする際に必須のハッシュタグを超速で入れる方法
❏ Wunderlistに音声でタスクを追加する
❏ Wunderlistのタスクをまとめて先送りにする
❏ Wunderlistの完了タスクをGoogleスプレッドシートで分析できるようにしてみた
❏ Wunderlistで右クリックできるようになっていた(これは便利)
❏ Wunderlistで1年を振り返って見えた意外なこと
そんな便利極まりないWunderlistなのですが、2015年にMIcrosoftによって買収されました。当初は、盤石な基盤に買収されたことによって安泰だと思ったのもつかの間、MIcrosoftは、MIcrosoft To-DoというWunderlistの後継版を発表したのです。さらに、「Wunderlistは、MIcrosoft To-Doに完全に移行したら終了する」と宣告したのです。
Microsoft To-Do is a new app that replaces Wunderlist
しかしながら、MIcrosoft To-Doは、とてもWunderlistの後継に耐えられる代物ではありませんでした。(これについては、後述します)
しかし、さすがはIT界の巨人であるMIcrosoftというべきか、MIcrosoft To-Doを改良し続けました。そして、つい先日、Wunderlistの生みの親であるクリスチャン・リーバー(Christian Reber)氏が、MIcrosoft To-Doの新バージョンを出したのと同じ時に「Wunderlistを買い戻したい」とツィートしたのです。
Still sad @Microsoft wants to shut down @Wunderlist, even though people still love and use it. I’m serious @satyanadella @marcusash, please let me buy it back. Keep the team and focus on @MicrosoftToDo, and no one will be angry for not shutting down @Wunderlist. pic.twitter.com/27mIABncLF
— Christian Reber (@christianreber) September 6, 2019
しかし、これにMIcrosoftは、一切答えずという状態が続いているのです。
Wunderlist万事休すか??
さて、Wunderlistの去就について考える前に、その対抗馬であるMIcrosoft To-Doについて掘り下げてみたいと思います。
上でも書いたように、MIcrosoft To-Doは、Wunderlistの後継版として登場しました。Wunderlistからのインポートにも対応するなど、積極的な移行を促していました。私も当初は、「ほとんど同じなら仕方ないか…。」と思い、膨大なタスクをMIcrosoft To-Doに移行してみました。
しかし、残念なことに、MIcrosoft To-Doは、Wunderlistの足元にも及ばないお粗末な仕上がりだったのです。そのあたりのことは、こちらに書きましたので、ぜひ参照してみてください。
Microsoft To−Doにダメ出しをしてみる
サブタスクが使えなかったり、完了タスクを消せなかったり、タスクリストのメール送信がなかったり、タスクの共有ができなかったりと、後継を名乗るのもおこがましい感じでした。あえて、良いところを見つけるならば、今日やるべきタスクをレビューする形になっており、日々気持ちを新たにできるという仕組みになっています。
なぜ、MIcrosoftは、Wunderlistをそのまま使おうとしなかったのかというと、AzureというMIcrosoftベースの開発体制に組み込みたかったからなのです。そのため、Wunderlistのコアテクノロジーの移植に手間取り、未だ完全移植までには至っていないという複雑な事情があるのです。
では、最初触って見切っただけかというと、そうではなく情報管理LOG的には、定期的にウォッチしていました。
で、最近のMIcrosoft To-Doは、どうかというと…
思ったよりもかなり良くなっている
のです。
ぶっちゃけ、これが初期段階ででていたら、乗り換えていたかもしれません。
それぐらい、最近のMIcrosoft To-Doは、できがよいです。
さらに憎いことに、Wunderlistの象徴であったベルリンの電波塔の壁紙まで移植したのです。もはや、ほぼ瓜二つ状態と言って良いです。

しかし、MIcrosoft To-Doは、未だにサブタスクの進捗状況を可視化できていないし、スマートリストには未対応です。音声入力でタスクを入力している私としては、スマートリストがないというのは、けっこう致命的だったりします。
というわけで、まだまだ機能差はあるものの、徐々に詰めてきている状況であると言って良いでしょう。
では、MIcrosoft To-Doに乗り換えるべきか?
というと、冒頭に結論として書きましたが、「ノー」です。
なぜ、MIcrosoft To-Doに乗り換えるべきではないか?という理由をファクトフルネスに以下書いていきます。
1.現在もWunderlistのユーザーは増え続けている
えっ?そんなバカな??と思うかもしれませんが、これが事実なのです。
アプリベースで見ると、この1年間で1000万ダウンロードを達成しています。
直近の8月では、Wunderlistは、200万ダウンロード。


そして、Microsoft To-doは、100万ダウンロードとダブルスコアでWunderlistの方が、多いのです。


2.ユーザー増加数的には、MIcrosoft To-DoはWunderlistの1/3に過ぎない
先程、Wunderlistは、1000万ダウンロードと書きましたが、MIcrosoft To-Doはどうかというと、300万ダウンロードに過ぎません。1/3以下です。
つまり、MIcrosoft To-Doは、3倍強の速度感で引き離されている現実があるのです。
MIcrosoftが、いつまで経ってもなかなかWunderlistを終了できないというのは、この辺の事情もあるのです。
3.ストア評価
ストア評価を見てみましょう。
Wunderlistは4.5で、本日段階では仕事効率化カテゴリで132位です。

Microsoft To-doは、4.3で、同じく本日段階では、81位でした。

Microsoft To-doは、新バージョン登場ということもあり、ダウンロード数が伸びてきているようです。
Microsoftが、いつまでも終了できないのは、Wunderlistが衰えることなく増え続けており、さらにMicrosoft To-doへの乗り換えに上手くシフトさせられていないという状況があるからです。個人的ベストチョイスは、
1.Wunderlistを使い続ける
2.Microsoft To-doが、Wunderlistの完全移植に成功し遜色なくなれば移行する
または、
2’.Wunderlistが買い戻されて、独立したらそちらに移る
で問題ないかと思います。
これだけのユーザー数を誇り、未だに増え続けているWunderlistを、そうたやすく切ることができないというのを逆手にとっていくのです。というわけで、タスク管理ツールとしては、最高なWunderlistですので、ぜひ皆さんも使ってみてください。

ツールは、使い勝手が全て
こう言ってはなんですが、所詮ツールに過ぎないので、(私自身は思い入れがあるけど)使い勝手が良いのを使うのが、ベストチョイスだと思うのですよね。使っていて不便なモノを使う必要はないし。とはいえ、Wunderlistを買い戻したいというクリスチャン・リーバーを応援したい気持ちもあるのですよね。どちらにしても、最高の使い心地を提供してくれるのを使いたいというのは、間違いないです。
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