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大学の講座のオンライン化について~「オンラインでなにしたらええんや」に対する回答

2020年03月20日
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情報管理LOGの@yoshinonです。
先日、Twitter上に切実な声が上がっていました。



コロナウィルス関係でどこもなかなか困惑する事態ですが、大学でもこんな感じのようです。こういうブログを書いているからには、多少なりとも力になりたいものです。
そういわけで、今回は大学でオンライン授業をするためにやれることについて書いていきたいと思います。


  
【 大学の講座のオンライン化について~「オンラインでなにしたらええんや」に対する回答 】  

 1.授業の配信は?

 2.レジュメ・資料の配付

 3.ディスカッションは?








まず、授業の配信ですが、4つの方法が考えられます。
大学の授業ということなので、講話とそれに付随するプレゼンのセットになるかと思います。講話に関しては、ホワイトボードなどの前に立って説明したり、資料を提示しながらやるでしょうし、プレゼンだとパワポの画面などを受講者に送信するだけで済みますよね。

1.Zoomによる配信
まず、一番簡便なのは、これでしょうね。

Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing

一番の利点は、わざわざ学生にアカウントを作成してもらう必要が無いことです。配信者側が、ルームのURLを発行し、それにアクセスするだけで始められる気軽さは、何を差し置いてもピカイチレベルです。さらに、安定感もあるしね。

現在、Zoomは、教育機関に限り4月30日まで無料になっているので、これで十分乗り切れるのではないかと。もしも、それ以上の期間であるならば、月額2000円程度で100人まで対応できるので十分ですよね。

【Zoom】遠隔授業向け クラウドビデオ会議サービス「Zoom」 ■学校への提供 ■無料(2020年4月30日まで) | 未来の教室 ~learning innovation~



【Zoomのイチオシポイント】
・参加者にアカウント登録してらう必要が無くURLの共有だけでOK
・教育利用が期間限定で無料
・画面の共有を使えば、パワポも動画も参加者に見せることができる
・参加者のミュートを解除すれば、ディスカッションもできる
・安定して運用できる



2.Gsuiteのハングアウト
アメリカでの採用数が多いGoogle for EducationのGsuiteです。
Google Classroomという機能を使えば、自分が参加する教室を選んだり、その教室内で資料の配付やらディスカッションなどが、スムーズに行えるようパッケージ化されています。

Classroom: 指導と学習を管理 | Google for Education


アプリもiOS、Android両方あります。PCの場合は、ブラウザから参加できます。

Google Classroom
Google Classroom
開発元:Google LLC
無料
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なんといっても、Googleが提供しているので、とにかくGoogleのサービス群との相性が良いのですよ。Googleカレンダー上に講座のスケジュールなどを登録しておけば、受講生がそれを自分のカレンダーに入れて、そこから参加することもできますしね。
ただし、参加者にはGoogleアカウントを作成してもらう必要があります。

組織として導入するならば、かなりベストなソリューションだと思いますね。
もちろん教育利用は、無料です。

ハングアウトというのは、グループトークもできるビデオミーティングサービスです。ハングアウト同士だと無料で使えるのです。これらも、先ほどのGoogle Classroomに内包されているので、スムーズに使えると思います。




【Gsuiteのハングアウトのイチオシポイント】
・PCの場合新たにソフトをインストールする必要が無く、ブラウザで完結できる
・Google Classroomを使えば、資料の配付なども容易
・iOSやAndroid用のアプリもあり、安定している



3.LINEの画面シェアを使う
最初から大学としてしっかりとオンラインで講義をシステム的にやろうとしているところならば、前述のようなツィートになったりはしないでしょう。たぶん、前提となるオンラインのシステム自体ないと考えられるので、Googleアカウントをゼロから全員分なんとかするというのは、案外ハードルが高いかもしれません。しかし、LINEだったらどうでしょう?ほとんどの大学生が普通に使っているのでは無いかと思います。最近だったら休講のお知らせなどもLINEでというところもけっこうあるみたいなので、インフラとしてのLINEはハードルが低く使えるのではないでしょうか。

そこで、つい最近機能が使えるようになったばかりの、画面シェアというのを使えば、参加者をコントロールしながら、講座を流すことができます。

LINEの画面シェア機能で気軽にネット会議できるぞ

LINE、グループビデオ通話中、スマホの「LINE」でもパソコン画面を一緒に見れる新機能「画面シェア」を本日より提供開始


ホスト側は、PCで行い、参加者はLINEが使えれば、スマホでも何でもOKというスタイルは楽ですよね。しかも、ゼミ毎にグループなどがあらかじめあれば、それをそのまま使えるというのもラクですよね。
一種のグループトークの進化形みたいなものです。

ホスト側は、PCのシェアする画面を選び、そこにパワポなどを映し出して説明すれば良いのです。




試してみましたが、かなりスムーズに映し出されるので、意外に実用的だと思いました。

【LINEの画面シェアイチオシポイント】
・とにかく使い始めるまでの敷居が非常に低い
・グループトークなのでディスカッションも容易
・画面の共有が案外スムーズ




4.YouTubeLiveの限定公開で配信する
安定して動画を流したいならば、YouTubeLiveによる限定公開がオススメです。配信する側は、PCでやる必要がありますが、非常に安定して動画配信できますね。

YouTubeにアクセスすると、右上にこういうアイコンがありますよね?これです。




設定方法や配信方法に関しては、別途記事にまとめていますので、ぜひ参照していただければと。




この記事は、卒業式をライブ配信する方法として書きましたが、YouTubeLiveの限定公開のやり方が全て書いてあります。限定公開することによって、関係ない第三者が閲覧することを防ぐことができます。

卒業式をライブ配信する方法


【YouTubeLiveの限定公開のイチオシポイント】
・動画が安定して配信できる
・受講者は、URLをクリックするだけでアクセスできる
・動画をダウンロードができないようにコントロールできる
・チャットもオンにできるので、文字によるディスカッションもできる





オンラインで講座をやるとする場合、資料の配付も一苦労だったりします。
とはいえ、最近のクラウドストレージは、どこもURLのみでダウンロードに対応しているので、ご自身が普段使いしているクラウドストレージで十分だったりします。

一応、情報管理LOG的なオススメクラウドストレージは、以下の通り。

Google ドライブ - 写真やドキュメントなど、ファイルのクラウド ストレージとバックアップ
Googleドライブは、無料でも15GBと容量が大きいのが良いですよね。
私は、これの有料を契約して200GBにして、ローカルPCと同期するようにしています。巨大なDropboxみたいな使い心地ですね。

「共有可能なリンク」をファイル毎、フォルダ毎に使えます。

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サンプルとして、Googleアカウントをカレンダーにスケジュールを一括登録させることができるやつ置いておきますね。

スケジュール登録 ver.1.1 (安定版) 情報管理LOG版




言わずと知れた老舗オンラインストレージですね。
PCとの同期が快適なのが、特徴です。

通常にファイルの共有をエクスプローラー上からできたりして、非常に気軽で良いのですが、私はあえて「Dropbox Transfer」をオススメしたいですね。
詳細は、下の記事を読んでもらいたいのですが、無闇に拡散しない手立てが講じられているのが非常に良いのです。

・ファイルの所有者は、送信したファイルの閲覧回数とダウンロード数を確認できます
・転送によって共有したファイルは、共有相手の Dropbox フォルダには表示されません
・転送は 7 日間が経過すると自動的に有効期限切れになります
・転送相手は、転送に含まれているファイルを編集することはできません
・無料ユーザーは、100MBまで送信可能
・ダウンロードパスワードも設定可能





こんな感じで転送を作成して、出てきたURLを送信すれば良いのです。




送られた人は、ダウンロードするか自信のDropboxに保存するか選べます。


もしも、Dropboxのアカウント持っていないという人は、ここからアカウント開設するとお互いに500MB増えます。通常で新規登録するよりもお得ですよ。

Dropboxに招待する


Dropbox Transfer試してみた





なるべく今までの講座に近い形でディスカッションを進めたいならば、Zoomなどのコラボレーションツールを使うのが良いかと思います。お互いの顔を見ながら、話をするのをオンラインで実現できるからです。そういう意味では、ZoomとGoogleハングアウトは、秀逸だと思います。

逆に意識の転換を図り、オンラインならではの使い勝手を追求するならば、YouTubeLiveで配信しながら、チャットでやりとりするのも大いにアリかと思います。

また、最近私がやったオンラインミーティングでは、Zoomで顔を合わせながら会話しつつ、LINEグループで文字のやりとりを並行して行うみたいなやりかたをしたのですが、意外に快適でした。Zoomでもチャットできますが、画面が狭くなって見づらくなったりするので、スマホと合わせ技でやりのもアリだと思いますよ。




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 意識の変革が必要かも?

オンラインで講座をやると考える時に、どうしてもリアルでの講座と同じような感覚で実現しなくては!みたいに思う人も多いかもしれません。しかし、リアルはリアルの良さが、オンラインにはオンラインの良さがあるのです。むしろ、全くリアルと同じことを無理矢理実現しようとせずに、オンラインの良さを生かす形で実現するのも面白いかもしれませんね。例えば、講義を聴きながら、疑問点や分からないことをグループチャットにどんどん流すと、学生同士はお互いの疑問点が可視化されるので、「私もここが分からない」みたいな感じで捉えられるし、教師は動画と並行して、関連資料などをどんどんURLとしてシェアするみたいな使い方もできるかもしれません。学生から質問や疑問として上がったことも、テキストとして残るので、答えやすいだろうしね。そう考えると、大学の形として案外ありかもなーと思っています。




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