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ATOKの辞書を作る

2009年01月09日
ソフト 0
ATOKは、日本語文字打ちソフトとしてはかなりの完成度を誇っています。日々のテキストを打つ際には、ATOK無しではあり得ないとまで思っています。変換精度も年々高まってきているように感じますが、それでも仕事ならではの独自の言葉や、固有名詞などに関しては、正確に変換されないこともしばしばです。

ATOK 2008 for Windows

そこで、私はATOK用の辞書を作成して、それを活用しています。
「ATOKの辞書を作るなんて難しそう…」と思っている方でも、これを見ればできるようになりますよ。


まずは、ATOKに登録する単語の一覧を作成します。これは、Excelで作成するのがよいです。
1列目から「読み仮名」、「変換するべき単語」、「品詞」の順番になっています。
excel

これができたら、次にテキストエディタ(メモ帳でOK)にエクセルのデータを貼り付けます。範囲指定して、コピー&ペーストでよいです。
2009010901

ただし、これだけではATOKの辞書として機能しないので、1行目に必ず

!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1

と入れておきましょう。


これで、辞書の元データができました。分かりやすいファイル名をつけて保存してください。例では、「ATOK辞書実験」で保存してあります。

次にATOKのツールバーを右クリックしましょう。表示されるメニューの中に辞書メンテナンス」があるはずです。その中に「辞書ユーティリティ」という項目があるので、それをクリックします。
2009010902


たぶん、日頃使っているユーザー辞書の単語登録一覧が表示されるはずです。
2009010903

気にしないで、「ファイル」「新規作成」しましょう。
ファイル名を入れるところの横に「参照」とありますが、気にせずに分かりやすいファイル名を入力してください。ついでにタイトルも入れてしまいましょう。そこまでできたら、OKを押してください。


次に「ツール」「ファイルから登録・削除」を選択します。
2009010904


今回は、単語の一括登録をするので、「単語の一括処理」の他部を選択してください。
2009010905

単語ファイルとして、先ほどのテキストファイルを参照しましょう。そして、登録ボタンを押すとほぼ一瞬のうちに単語登録が終了します。
2009010906


さて、ここまでできれば、あと一歩です。がんばりましょう!


今度は、ATOKのツールバーをもう一度右クリックし、メニューを表示させ、「プロパティ(環境設定)」をクリックします。
2009010907

ATOKプロパティが立ち上がるので、その中の「辞書・学習」タブを開きます。標準辞書セットとして現在登録されている辞書一覧が表示されているはずです。
「辞書の追加・削除」をクリックし、「追加可能な辞書の一覧」から先ほど保存した辞書を追加すれば、ATOKへの辞書登録は完了です。
お疲れ様でした。

これをマスターすれば、仕事専用辞書を複数作成して、職場内で共有することも可能になります。各自が、ストレスを感じながら単語登録をする手間が無くなりますよ。


【辞書を作るメリット】
  ・変換効率が上がる
  ・職場内や仲間内で辞書をシェアできる
  ・一つ一つ単語登録をしていくよりも効率的







ATOK 2008 for Windows


ジャストシステム



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