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「マグロ船仕事術」から学んだこと




情報管理LOGの@yoshinonです。
乱読が、趣味の私ですが、最近読んだ中でウケた本の御紹介です。
しかも、ネタじゃなくって、リアルの体験談からというのが、色々な意味で面白過ぎな仕事術本です。肩肘張らずに、笑いながら(でも筆者の状況は笑えないけど…)、でも色々と学ぶところのあった仕事本です。



  
【 「マグロ船仕事術」から学んだこと 】  

 1.一介のサラリーマンがマグロ船に乗せられる?

 2.船長は怖い存在ではない。好かれ尊敬される存在

 3.必ず理由を話し、相手のことを大事に思う姿勢

 4.ワッチが深い洞察に導く







checkmark.png 1.一介のサラリーマンがマグロ船に乗せられる?

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さて、今回紹介する本は、かなり変な本です。
まず、一介のサラリーマンが、上司の命令でマグロ船に乗せられてしまうのですから。
バイオ系の研究開発のためという名目とはいえ、マグロ船に乗る必然性が全くなく、上司の思いつきで乗せられてしまうということが、すでに面白すぎます。

私たちが思い描く、マグロ船といえば、借金が払えずに乗せられてしまう人生に墓場とか、ガチでムキムキの男たちが、オラオラとドスをきかせる…そんな感じではないでしょうか?

しかし、筆者が出会ったマグロ船は、「日本一のマグロ船」と呼ばれているところでした。そして、船員たちは、ムキムキしているものの、いつも楽しそうに、イキイキと仕事をしているというのです。
そんな、にわかには信じられない環境に身を置き、そこで暮らした40日間から学んだこから仕事に生かせるすべを描いたのが、本書なのです。
それを、筆者特有の軽いタッチで書いているので、大笑いしながら読むことができました。


【 目次 】
1章 職場を活気づけるコミュニケーションの極意
    (マグロ船の船長は、グイグイ引っ張るリーダーではない給料以外にも、部下に渡すものはある! ほか)
2章 職場のストレス回避術
    (マグロが捕れるかは、海に聞かんとわかりよらん海の男は、乗組員に期待をかけない ほか)
3章 統率力と部下指導のコツ
    (船長が部下を見る一番のポイント怒られて嬉しいと感じる叱り方 ほか)
4章 業績アップの考え方
    (船は不便だからエエケーキでマグロは釣れない ほか)
5章 リスク管理の秘訣
    (「正しいことを教えよう!」と思うから報告が上がってこなくなるマグロだって金魚になる ほか)








checkmark.png 2.船長は怖い存在ではない。好かれ尊敬される存在

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さて、マグロ船の船長はどんな人物かというと、これがクック船長のようないかめしい存在ではなく、むしろみんなから好かれ、尊敬される存在だというのです。
しかも、高圧的では全然ないというのです。

なんか、イメージと真逆ですよね?

船長自らが、「一番大事なのは、みんなに好かれること」というようなことを言うのです。
好かれなければ、話も聞いてもらえないだろう、と。

さらに、高圧的ではなく、非常に話しやすい存在でいるのはなぜかというと、船員たちのミスや問題を気軽に話せるようにしておかないと、船に起こる様々な異変や問題に早期に気づけないだろう?ということだというのです。
確かに、太平洋上で船に起こる問題は、死に直結します。
よく、様々な組織で「報・連・相」などと言われますが、日常的なこういう姿勢があれば、わざわざそんなことを言わなくても、自然と情報があつまるようになるのだろうなと思いました。

ミスに対して高圧的な態度で臨むと、萎縮してしまって、かえって本当にまずい状況になるまで話さなくなってしまうというのは、意外と珍しい光景ではないかもしれませんね?







checkmark.png 3.必ず理由を話し、相手のことを大事に思う姿勢

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さて、そんな船長や船員ですが、怒ることはないかといえば、やはりあるようです。
しかし、怒鳴り散らして、相手をとことん追い詰めるというようなものではなく、むしろ愛のある怒り方とでもいうべき感じで怒るようです。

水揚げ中にサメに足をかまれた若手の船員が、船長に怒鳴られるのですが、

「一体、何やっとんじゃ! せっかくうまくさばけるようになったお前がここでけがしよったら、みんなが困りよろうが!! こんバカ!!」

という感じで、ただ怒っているというよりも、成長を褒め、さらにお前がいないと困るだろう?ということを伝えるのです。
そりゃあ、怒られても嬉しいですよね。

さらに、なぜ怒るのかという理由も必ず言うというのも、信頼を築く近道ですよね。

狭い船内という世界だからこそ、相手を大事に思い、敬意を示すというのが大事になるのだそうです。
でも、これって、別に狭い世界でなくてもかまわない真理ですよね?







checkmark.png 4.ワッチが深い洞察に導く

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実は、私が一番この本で、ハッとさせられたのが、船員たちが行う「ワッチ」でした。
「ワッチ」というのは、要するに「Watch=見る」です。
で、何を見るのかというと、操舵室で暗い水面を、ただただ異常がないか、ずっと見続けるのです。

筆者は、すぐに飽きてしまい、耐えられなくなってしまいます。
そして、「どうして、こんな退屈なことに耐えられるのか?」と船員に聞いてしまうのですが(そこが、この筆者のすごいところだと思う)、意外な答えが返ってくるのです。

詳細は、本書を読んでいただくとして、概要はこんな感じです。

「ワッチは、一日の中で一番大事な好きな時間。一日に起こった様々なことを振り返り、こうやればよかったとか、どう対処すれば良かったのかということに思いを巡らす時間」だと言うのです。

さて、自分を振り返ってみると、「ワッチ」のような時間が果たして一日の時間の中で確保されているのか?と。
これが、意外なほどに、全然ないことに気づきました。
必ずスマホをいじったり、仕事をしたり、何かしています。
全くの時間の空白というようなものが存在しないのです。あえていうならば、通勤時間の車の運転中がそれにあたるような感じでした。
ぼんやりと、一日を振り返り、自分を見つめ直す時間を確保しようと思いました。








 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 ただでは起きない筆者がすごい!

何よりもこの本で驚くべきは、この筆者がただ者ではないということです。
ゾンビ製造工場と呼ばれるようなやる気も活気もない部署に所属していた筆者が、上司の命令でマグロ船に乗せられるなど、もはやギャグレベルでしかないですよね。
しかし、そこでへこたれたり、腐ったりせずに、何かを学ぼうというというところがすごい!さらに、そこで学んだことを、自分の会社で生かし業績を上げ、さらに本まで出してしまうのですから、すごすぎるとしか言い様がありません。

転んでもただでは起きないというのは、まさにこういう人をいうのでしょうね。

というわけで、笑いながらためになる本でした。




ちなみに、この人の他の本。





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