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最近読んだ衝撃本を2冊紹介します

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情報管理LOGの@yoshinonです。
最近、読んだ本で「これは!」と思える衝撃本を読んだので、今回は2冊ご紹介いたします。
これは、本当にスゴ本なので、超オススメですよ。


  
【 最近読んだ衝撃本を2冊紹介します 】  

 1.「その女アレックス」

 2.「ファイトクラブ」







checkmark.png 1.「その女アレックス」

まず始めは、かなり各所で話題になっていた「その女アレックス」です。
年明けにすぐに読んだのですが、これがとんでもない作品でした(いい意味で)。



主人公は、題名にもなっているアレックスという女性なのですが、この人が監禁されるところから物語はスタートします。これが、読んでいるだけでも、痛々しい描写が続きます。なんといっても、人がようやく一人は入れるぐらいの、小さな木の檻に入れられてしまうのですが、どう考えても拷問レベルです。木のささくれが刺さり、長時間ずっと同じ姿勢のまま閉じこめられることを想像してみてください。
彼女を閉じこめた男は、彼女をただその小さな檻に閉じこめ、宙につるしているという異常な行動をとっているのです。

しかし、この物語の本当の恐ろしさは、そこにはありません。

圧倒的な物語構成とそれ自体が、大きな仕掛けになっているストーリーテーリングの妙に読者は、絶対に唸るはず。





(以下、ネタバレを多少含みますので、もしも、まだ読まれていない方で純粋に作品を楽しみたい方は、読み飛ばしてください)


この「その女アレックス」は、大きく分けて3つのパートに分かれています。その1つが、冒頭の監禁、そして脱出までです。
読者は、明らかに当初は、この哀れな女の境遇に心が痛むはずです。しかし、次のパートでは、アレックスが、単なる被害者ではないことが分かってきます。全く別のシリアルキラー的な残忍な一面が見えてくるのです。
次々に人を殺しまくるシリアルキラーのアレックス。
しかし、それは本当の意味での終局に向けての序章だったのです。

この時点で、私たちの目線は、アレックス本人とアレックスを追う警官たちの目線が交互に入り乱れていきます。アレックスが、やろうとしていることに意味とを見いだせないまま、どんどん物語は急加速していきます。


2つ目のパートの終わりで、アレックスは、謎をはらんだ行動とともに、自死してしまいます。この段階で、読者は「主人公無きまま、このまま進むのか?」と、不安な気持ちに襲われるはずです。しかし、このアレックス無しで物語が進むことも、この物語において不可欠な要素であることに、最後に気づくはずです。

なぜ、彼女は、シリアルキラーのように人を殺し続けたのか?ところどころ挟まれるアレックスの慟哭の理由とは?なぜ自死をせざるを得なかったのか?
そう、周到に張られた伏線、細かな描写一つ一つが、衝撃のラストに向けて収束していくのです。

まだ読んでない人が、うらやましいです。
ピエール・ルメートルの「悲しみのイレーヌ」も、読んでみようと思っています。







checkmark.png 2.「ファイトクラブ」

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私の愛読しているブログの1つに「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」という書評ブログがあります。

私が、毎年楽しみにしているのが、その年のスゴ本セレクトです。昨年末も「この本がスゴい!2015」が、発表されました。もちろん、中には「自分の趣味ではないな」というものもありますが、紹介の仕方がうまくて、ついつい読んでしまいたくなります(見習いたいものです)。

さて、そんな中で、私がものすごく興味が引かれた作品がありました。それが、この「ファイトクラブ」です。というわけで、先月ついに読んでみました。

デヴィット・フィンチャー監督によって、映画化されていましたよね。


まず、前知識として知っておいてもらいたいのは、この映画の「ファイトクラブ」のノベライズとして、この作品があるのではありません。全くの逆で、映画の原作として、この作品があるのです。たぶん、映画を観た人は多いと思われるのですが、逆に原作を読んだことがある人は、少ないのではないでしょうか?

映画を観た人が、この原作を読むことを前提にお話をしていきたいと思います。
まず、デヴィット・フィンチャーは、恐ろしいほどに、この原作を忠実に映画にしていることに驚かされるはずです。激しく切り替わるカットの連続、場面転換、イメージのフラッシュ、全てはすでに原作の段階で表現されているのです。

そう考えると、恐ろしいほどにビジュアルイメージに溢れた作品であるとも言えます。しかし、それに終始しない、恐ろしい仕掛けや、物語のテーマ性にぐっとくるはずです。

主人公の完璧な人生と思っていた人生は、一度たりとも自分で選択したものではなく、誰かによって選ばされていたある意味空虚な人生であり、自分の人生でありながら、自分不在の人生である、というところにタイラー・ダーデンの入り込む隙間があるのかもしれません。そして、タイラー・ダーデンの入り込む隙間がある人は、絶望し、空虚な自分を埋める必要がある人なのです。ファイトを欲し、反社会的な行動に出ることによって、全てを破壊しきることによって、初めて自分の空虚さを埋められると思っているのかもしれません。

映画は、ほんの少し軽い語り口でしたが、原作の方は終わり方も含め、ほんの少しだけ重くなっています。
映画が、好きだった人は、ぜひ読んでみてください。






eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 まだ前半戦ですが、いきなりランクインという感じです

まだ、今年が始まってから3ヶ月しか経っていませんが、この間に読んだ本の中で、今回紹介した2冊が、いきなり今年のベスト本になりそうな予感です。それほどまでに、インパクトの大きい作品でした。
ぜひ、まだ未読の方は、ぜひ読んでみてください。きっと、徹夜で読んでしまうこと請け合いですよ。


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