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Kindle Unlimitedサービスが始まることに思うこと

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情報管理LOGの@yoshinonです。
まだ公式では発表されていませんが、Kindleの定額制サービスである「Kindle Unlimited」について情報がリークされています。たぶん、すでに出版社と交渉が進んでいると考えられるので、開始されるのは間違いないでしょう。
今回は、このKindle Unlimitedについて、私が思うところを書いていきます。

  
【 Kindle Unlimitedサービスが始まることに思うこと 】  

 1.Kindle Unlimitedは定額制のサービスです

 2.他の定額制のサービスから類推する

 3.果たしてそれは、割に合うサービスなのか?

 4.定額制は価値観を低下させる…のでは?






checkmark.png 1.Kindle Unlimitedは定額制のサービスです

Kindle Unlimitedというのは、Amazon Kindleの定額制サービスのことです。もうすでに、アメリカ、イギリス、イタリア、スペインなどをはじめとして、12カ国で提供されているサービスです。

Amazon.com: Kindle Unlimited - Unlimited Reading. Unlimited Listening. Any Device.
Amazon.com: Kindle Unlimited - Unlimited Reading. Unlimited Listening. Any Device.




一定額を支払うと、数万冊の本やオーディオブックが無制限で読み放題になるというサービスです。現在、下記のサイトなどで予想されているのは、月額980円で5万5000冊を越えるタイトルと、数千を越えるオーディオブックが対象となる見込みです。

【月額980円】アマゾン、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」を8月に開始へ
【月額980円】アマゾン、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」を8月に開始へ








checkmark.png 2.他の定額制のサービスから類推する

さて、定額制のサービスといえば、他にも色々ありますよね?
考えられるものとしては…

<動画系>
Netflix
Hulu
Amazon プライムビデオ
dTV
U-NEXT
AbemaTV

<音楽系>
Apple Music
Google Play Music
AWA
Amazon Prime Music
LINE MUSIC
KKBOX
うたぱす
レコチョク

<雑誌や書籍など>
Yahoo!ブックストア
dマガジン
ブックパス
yomel.jp
コミックシーモア
ひかりTVブック
BOOK☆WALKER
ビューン


けっこうありますよね。たぶん、漏れているものもたくさんありそうです。

これらに共通するのは、全てのコンテンツにアクセスできるわけではないということです。当たり前といえば当たり前ですが、このコンテンツ量と質が、定額制において重要なファクターになります。いくら、料金が低く抑えられていても、コンテンツの量が少なかったり、自分にマッチするコンテンツが少なかったら意味がありません。そういう意味では、5万5000冊という「量」に関しては、他の書籍系の定額制と比較しても、十分なコンテンツ量と言えそうです。

それでは、「質」の方ですが、これは実際に始まってみないと分かりませんね。古い本ばかりだったり、売れ筋が除外されていたら、いくら「量」が充実していても、意味がないですよね。





checkmark.png 3.果たしてそれは、割に合うサービスなのか?

さて、ここからは、さらに踏み込んで考察していきたいと思います。

音楽の場合、流しっぱなしにしていても、他の作業しつつ流していても、聴くことは可能です。

動画の場合、流しっぱなしにしていても構いませんが、それだと観たことにならず意味がありません。ある程度、きちんと観るとすると、その動画の再生時間分時間を消費します。

そして、書籍などの場合は、動画よりもさらに能動的な姿勢が求められます。動画の場合だと、再生時間が終われば終わってしまいますが、書籍の場合は、読み進めなければ、終わることはありません。しかし、逆に速読な人の場合は、動画よりもコンテンツに関わる時間の消費が少なくて済みます。ここら辺は、個人差による部分が大きくなると言えるでしょう。

こう考えると、コンテンツと時間という切り口で考えた場合、下図のようになるかと思います。

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もしも、あなたの生活を振り返ってみて、現在、本やマンガを読むための時間を、きちんと確保できる生活をしているならば、十分に価値のあるサービスになる可能性があります。しかし、忙しくて、それほど時間を取ることができない場合、能動的に関わる必要がある書籍系は、必ずしもそれが見合うかは分かりません。

ただし、月額980円と考えた場合、雑誌やコミック、本などを月に数冊程度読むならば、元を取ることは可能そうです。






checkmark.png 4.定額制は価値観を低下させる…のでは?

音楽の定額制(サブスクリプション)を体験して、自分的には音楽に対する価値が低下した感じが、すごくしました。少なくとも所有感やコレクション感という感覚が薄れ、ラジオ並みな感覚になってしまいました。

そのあたりの感覚については、以下で書きましたので、併せてお読みください。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | EmbedlyBookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

要約すると、以下の3点になります。

 ・所有の概念がなくなる
 ・定額制外の作品に目が向けづらくなる
 ・レコマンダーに影響を受けやすくなる


本やコミック、雑誌の場合、音楽とはまた違った印象を受けると思いますが、少なくとも最近の無料コミックのアプリなどを見ていると、そのコンテンツの消費に時間が取られ、上で挙げた「定額制外の作品に目が向けづらくなる」状況が生まれてきているのではないか?と思っています。

少なくとも所有という概念がなくなったときに生じる価値観の低下の感覚が、また蘇るのかな?思っています。






eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 コンテンツと時間

「コンテンツを消費する」という言い方が、あまり好きではないのですが、事実としては、コンテンツに対して、ユーザーの時間は確実に消費されていきます。そして、人にとって、コンテンツに割ける時間というのは限りがあるので、どうしても時間という名のパイの奪い合いになってしまうのです。

ブラック企業で有名な某居酒屋チェーンの社長が、「うちの競争相手は、他の居酒屋ではない。携帯電話だ」と言った言葉を思い出します。



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