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仕事で破綻しそうなときにとるべき自分を立て直す再建手段とは

2009年02月10日
仕事ハック 0
今回のエントリは、過去の自分に対する戒めと、仕事を覚え始めた若い人が陥りがちな失敗をどう防ぐかということについてです。

まず、どのような人が対象かということについて。

 ・多くの仕事や大事な仕事を抱えている
 ・しかし、それらの仕事がほとんど進捗していないか頓挫している
 ・しかも、それらの期日が間近に控えている


はっきり言って、これは非常にまずい状況といえるでしょう。もしも、これが会社の状況に置き換えるとしたら、破産寸前の状態です。あなたは、この状況を何とかしなくてはいけないと思って焦っていることでしょう。もしかしたら、「すべてを投げ出して逃げてしまおうか」と思っているかもしれません。

しかし、ここは逃げ出してはいけません。社会人としての責任を果たさなければなりません。


ではどうするか?


そこで、会社が危機に陥ったら再建に向けて手段を講じるように、自分自身の再建に向けて取り組まなくてはいけません。


仕事で破綻しそうなときにとるべき自分を立て直す再建手段】
 1.期日内にできそうもない仕事を明らかにする
 2.すべての状況を包み隠さずしかるべき人に話す
 3.今の自分にできることとできないことを分け、仕事を他の人に振り分ける
 4.期日内にできない場合、どれぐらいの譲歩があり得るかを折衝する
 5.緊急度に応じて、今すぐ仕事に取りかかる



1.期日内にできそうもない仕事を明らかにする
まずは、自分の手持ちの仕事の中で、すでに期日が過ぎたもの、または確実に期日が過ぎてしまいそうなものを明らかにしてください。これは、被害状況をきちんと見極める必要があるからです。冷静にどういう状態かきちんとリスト化しておくと良いです。


2.すべての状況を包み隠さずしかるべき人に話す

さて次にすべきことは、この自分の状態を正直に周囲やしかるべき人に話すことです。ここで、一番やってはいけないことは、変なプライドをもつあまり、嘘をついたり、全貌について話さないことです。もしも、一時しのぎの嘘をついて、その場を取り繕えたとしても、最終的によりひどい状態になった段階で直面せざるを得なくなってしまいます。その時には、あなたが守ろうとしていた変なプライドなど、それこそ木っ端みじんになってしまいます。
自分ができていなかったという事実を受け入れて、その上で自分にできるベストを尽くす方が、何倍もましです。会社や組織にとって、あなたができないことよりも、案件が何も進まないまま放置される方が、問題なのですから。


3.今の自分にできることとできないことを分け、仕事を他の人に振り分ける
もしかしたら、2で話をした段階で全ての仕事をおろされるかもしれません。その場合は、同じ失敗を繰り返さないよう、何が原因だったのか反省する必要があります。
しかし、周囲や上司が、あなたに可能性を見いだして、全ての仕事からおろさないでくれるというならば、次に取りかかるべきです。それは、自分にとって「できること」と「できないこと」を分け、周囲にやってもらうことです。このときの「できないこと」というのは、あなた自身の能力によるものではなく、期日内に完遂できるか否かということです。
他の人に自分の仕事をやらせるのは忍びないと思うかもしれません。しかし、もしもその仕事ができなかったときの方が、何倍も周囲に迷惑をかけると思いませんか?
あなたは、今回はできなかったかもしれません。しかし、これを契機に学び、次に行かせばよいだけです。もしも、周囲に迷惑かけたと思うならば、同じ事を繰り返さないことと、他の人が大変なときに今度はあなたが力になれば良いだけです。


4.期日内にできない場合、どれぐらいの譲歩があり得るかを折衝する
この4に関しては、もしかしたら上司や他の人が担当するかもしれません。しかし、こういうことが実際に行われるかもしれないという可能性をきちんと頭の中に持っておくことは大事です。
借金まみれになった会社に例えるならば、もはや全額返済が難しいという場合、会社を清算するか、その現在の会社で払える能力で当面は、返済をしていく方向で整理していくといくと思います。
それと同様にできていない仕事を清算するか、それとも多少遅れてでも完遂すべきかという折衝が必要になってきます。もしも、譲歩する余地があった場合は、その譲歩してもらった部分を最大限に活かして、完遂なくてはなりません。


5.緊急度に応じて、今すぐ仕事に取りかかる
この段階まで来ると、あなたの目の前にある仕事は、緊急性はあるものの実現可能な仕事しかないはずです。もしも、複数の仕事である場合は、緊急度を設定し、それに応じてすぐに取りかからなくてはなりません。とにかく、今すぐに取りかかってください。今すぐです。


今回のエントリは、誰もが陥る可能性があることです。時々読み返して、自戒したいものですね。


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