TOP > 考察 > title - ポケモンGoとレイヤー化する世界

ITやモバイル機器、iPhone、手帳や本など。
MENU

ポケモンGoとレイヤー化する世界

2016081700.png


情報管理LOGの@yoshinonです。
ポケモンGoやってますか?
上野公園が大変な事になっているとか、田舎はポケモンが全然いないとかとにかく話題に事欠きませんね。今回は、私がポケモンGoに説教する人たちを見て、感じた「世界が、レイヤー化して、再構成されていく」ことについて書いていきます。


  
【 ポケモンGoとレイヤー化する世界 】  

 1.ポケモンGoに熱中する人たちと、そうではない人たちの世界の見え方      

 2.リアル版電脳コイルの世界では?

 3.世界の見え方はレイヤー化していく







checkmark.png 1.ポケモンGoに熱中する人たちと、そうではない人たちの世界の見え方

2016081701.jpg


ポケモンGoやってますか?
私は、現在レベル19までやっときました。すごいどハマリユーザーではないけど、けっこうやっている方だと思っています(それぐらいで偉そうに言うな!とか言われちゃいますかね?)。

さて、まずはこちらのブログなどをご覧いただければと思います。

あいかわらず ポケモンGO/上野公園 | 娑婆以来
あいかわらず ポケモンGO/上野公園 | 娑婆以来



ポケモンGOのある風景①〜新宿中央公園、世田谷公園、駒沢公園、代々木公園、池袋西口公園 - ぐるりみち。
ポケモンGOのある風景①〜新宿中央公園、世田谷公園、駒沢公園、代々木公園、池袋西口公園 - ぐるりみち。



【ヤバイ】『ポケモンGO』で新宿御苑が地獄絵図! 大量の「ピカチュウ」とレアポケ「ハクリュー」発見でトレーナー達が公園内に殺到 : オレ的ゲーム速報@刃
【ヤバイ】『ポケモンGO』で新宿御苑が地獄絵図! 大量の「ピカチュウ」とレアポケ「ハクリュー」発見でトレーナー達が公園内に殺到 : オレ的ゲーム速報@刃




まぁ、普通の状態ではないですよね。
もちろん、お分かりかと思いますが、ポケモンGoをやっている人たちで埋め尽くされている光景です。
もうすでにニュースなどで何度も報道されているので、この状態がどうして引き起こされているか知らない人はいないことでしょう。

しかし、これはかなり極端な例ですが、ポケストップに人が集まるというのは、全国各地どこでも見られるようです。

さて、このこれらの写真を見ると、ほんの少し「わぁ…。」ってなりますよね?
でも、実際にやっているプレイヤーの目線は、少し違って見えます。
そう、AR機能をオンにしている人は、こんな感じで見えているのかな?


※画像:「ポケモンGO」超絶人気は、まだまだ序の口だ | ゲーム・エンタメ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


ポケモンGoをやっている人たちにとっては、「ポケモンの巣だ!いっぱいいるぞ!」と見えているかもしれないし、やっていない人たちからしてみれば、みんな黙々と画面を見つめていて「なんだかコワイ景色だわ」となるかもしれません。

そう、ポケモンGoをやっている人とそうではない人では、見えている景色が違うのです。





checkmark.png 2.リアル版電脳コイルの世界では?

2016081702.png


この感じすごく既視感あるなーと思っていたら、電脳コイルですよ!

電脳コイル|磯光雄監督作品
電脳コイル|磯光雄監督作品



けっこう前の作品になってしまったので、簡単に解説します(2007年の作品だった)。
上記のサイトから引用します。

”今よりもちょっと未来。子供達の間で“電脳メガネ”が大流行していた。この“電脳メガネ”は、街のどこからでもネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子供たちになくてはならないアイテムだ。現代の携帯電話のように普及し、ほぼ全ての子供が持っている。”
※引用:電脳コイル


そして、電脳メガネの説明。


”「電脳メガネ」とは?
子供たちの間で大流行しているウェアラブルコンピューター。「オバケが見える魔法のメガネ」として遊び道具として使われている。常にインターネットに接続していて、メガネをかけると慣れ親しんだ実際の街並みに、これをデータ化したバーチャルな街並みが重なって映し出される。メガネを使用するとゲームをしたり電脳ペットを飼ったりして電脳世界で遊ぶことができる。違法なソフトを使うと、メガネから光線を発射したりもできる。しかし、違法なソフトを使いすぎると、ウィルス駆除ソフトのサッチーにデータを消去される危険性が高くなる。”

※引用:電脳コイル


電脳メガネという形ではないけれど、それが現在のスマホに置き換えてみると、実に重なります。そして、ポケモンGoが、まさに電脳メガネそのものとも言えます。

このアニメで面白かったのは、これだけ普及しているデバイスなのに、子どもたちがすごい使っている様子しか描かれていないんですよね。そして、子どもたちの見ている景色は、電脳メガネをかけていない大人たちには、見えません。現実の景色に重なった電脳空間上に電脳ペットやら、様々なキャラが動き回ったりしているのですが、電脳メガネを通してでしかそれを認識できないのです。

これって、ポケモンGoをやっている人にとっては、ポケストップやジム、そしてポケモンたちを見ることができても、やっていない人にとっては、何気ない標識やランドマークにしか見えなかったりするだけなんですよね。
それとすごく近いように思えたのです。






checkmark.png 3.世界の見え方はレイヤー化していく

2016081703.jpg


電脳コイルのことをふと思い出してから、ポケモンGoが流行っている様子と重ねて考えると、

世界はレイヤー化している

と感じたのです。

ポケモンGo以前は、レイヤー化していなかったかといえば、そんなことはなく、個人レベルでもレイヤー化していました。

例えば、ある作品を読んだ人にとっては、ある景色や場所は、特別な場所のように思えます。実際にその場所に立ったとき、その人にとっては、物語の主人公達が脳内に重なって見えているはずです。聖地巡礼なんて、まさにそれですよね?

しかし、聖地巡礼などは、あくまで脳内での世界の認識と、視覚の認識が重なっているに過ぎませんでした。たまたま、同じ作品を読んだり、観たりした人たちが同じ場所にいたとしても、同じようなことを認識しているとは限りませんでした(違う場面を思い浮かべているかもしれないということ)。

しかし、電脳メガネじゃなかった、スマホというデバイスを通して、もたらされる景色は、同じデバイスを持っている人たち同士は、同じものを見ている可能性があるのです。1つの景色であっても、別のレイヤーで見ているということです。

現在は、ポケモンGoという怪物的(いやモンスター的)規模で何100万人、何1000万人が、同時に世界を別のレイヤーで見ていますが、他のアプリでも同様な仕組みで爆発的にヒットすれば、今度は別のレイヤーが重なってくるはずです。
そうすると、世界は非常に多層的かつ重層的なレイヤー世界になっていくのかな?と考えています。

少なくとも、私とあなたが見ている世界は、別のレイヤーにあるかもしれませんね。







 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 哲学的だけど哲学ではないのは、リアルだから

「世界の認識する」ということに関しては、過去から哲学の分野が大きく占めていました。そして近代では、認知心理学など、様々な学問上でも扱われるような壮大なテーマです。

しかし、ポケモンGoは哲学でも何でもありません。ただのゲームです。
けれども、そこで行われているのは、世界の認識に関わることなんですよね。少なくとも、歴史上かつてない規模で、レイヤー化した世界が出現していることにもっと驚いてもいいのじゃないかな?と思っています。

そして、それが哲学的云々ではなく、ただの日常の営みの上に出現したレイヤーであるということも、すごく興味深いのです。

というわけで、久しぶりに「電脳コイル」を観たくなりました。




関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://hokoxjouhou.blog105.fc2.com/tb.php/669-c105b49d
該当の記事は見つかりませんでした。
SEO
loading
情報管理LOG