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JustSystemsの一太郎がWordを超えるためにやるべきことを提案するよ

2016年09月09日
ソフト 0
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情報管理LOGの@yoshinonです。
以前、JustSystemsの一太郎が、チャレンジングさを失ってしまっていて、このままでは衰退するのみだという記事を書きました。

チャレンジングさを失ったら衰退していきます - 情報管理LOG

危機感を訴えるだけだったら、誰でもできるので、今回はさらに「どうやったらMicrosoftのWordを超えることができるか?」という提言をしたいと思います。



【 JustSystemsの一太郎がWordを超えるためにやるべきことを提案するよ 】
1.スマートフォン対応アプリを早急に

2.クラウドストレージをオープンに

3.クラウドサービス連携を強化







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まず、大至急レベルでやった方がいいのは、スマホ対応ですね。
今やウェブの世界すら、モバイルファーストとなっている時代にPCに固執するのは、先細り感がハンパないです。

自分もそうなのですが、例えば今この記事は、iPhoneで書いています。
そう、必ずしも文字打ちは、PCでやるとは限らないのです。

そういう意味では、Microsoftはかなり早い内からモバイルへのシフトを打ち出してきたというのは、先見の明があったということでしょう。

ExcelやWordのモバイルアプリは、今やかなりの完成度を誇っています。これに追いつくのは、かなり大変かもしれません。




しかし、では実際PCと同じ程度にiPadやiPhoneで編集する人がいるかというと、それほどいないのではないでしょうか?
特にワープロ用途であれば、ある程度の編集機能で十分だと思うのです。どうせ、最後はPCで仕上げるのですから。その昔、一太郎Liteという簡易版一太郎があったのですが、あれぐらいで十分なんですよね。

一太郎2016でモバイルビューアが出てきましたが、ビューアって…。5年遅いよ…。







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ジャストシステムは、かなり早い時期からインターネットディスクというクラウドストレージサービスをやっていました。かなり、その当時としては、先進的な取り組みだったと思います。

パーソナル・オンライン・ストレージ インターネットディスク: 大容量ファイルを安全に保存・送る・同期する
パーソナル・オンライン・ストレージ インターネットディスク: 大容量ファイルを安全に保存・送る・同期する





しかし、今や色あせまくりで、「20Gで大容量」とか言っているようでは、論外です。

しかも、今やインターネットディスクを使っている人自体ほとんどいないのが現状ではないでしょうか?
しかし、残念なことに、ジャストシステムは、まだこのストレージサービスに拘泥していて、ATOK Syncやいくつかのサービスと連携させています。そのおかけで、オンラインストレージ連携では、逆にかなり出遅れた感じになっています。

そこで、インターネットディスクは、やめる必要はありませんが、それと平行して、大手のオンラインストレージサービスと提携すればいいのです。例えば、Google DriveやDropbox、Box.netなどとです。
これらのオンラインストレージに直接保存できたり、同期がとれたら最高ですね。Microsoftですら、他のサービスとの連携を図っていることを考えれば、無理な話ではないはずです。

また、例えば、一太郎の値段に1000〜2000円ぐらいプラスすれば、オンラインストレージの容量が、期間限定(2年間ぐらい?)で1Tぐらいになるとかにしたら、相当食いつくと思いますけどね。更新の動機付けにもなるだろうし。







上でも書いたクラウドストレージとの連携は言うに及ばず、その他のクラウドサービスとも積極的に連携を図るべきだと考えています。

例えば、

 ・スクリーンショットは、Gyazo
 ・コンビニプリントもデフォルトで対応
 ・Cacooなどのオンライン作図サイト
 ・Googleスプレッドシートなどの表の貼り付け
 ・Evernoteとの相互同期(現在は、Evernoteの中のものを貼り付けることは可能)


とかとか。
要するに、内側に閉じこもるのではなく、外に向けてオープンにすることで人を呼び込めってことです。





eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 オープンにすることで呼び込めってことです

現状としては、一太郎はかなりクローズドな印象しかありません。Evernoteなどと対応しているじゃない?とか中の人は言うかもしれませんが、あんなおまけみたいなもの使わないですよ。
そうではなく、ソフトウェア自体しっかりと外に向けて開かれた感がなければ、魅力に乏しく感じてしまうのです。前回も書きましたが、職人のように強みを強化するだけでは、先細りなのです。
ユーザーが求めているものにもう一度、しっかりと向き合ってもらいたいと本気で思います。





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