Wunderlistを愛用しているならばMicrosoftのFlowは導入必須です!
情報管理LOGの@yoshinonです。
先日、Microsoftから出たMicrosoft版IFTTTともいうべきFlowを使ってみて、なかなか優れたツールだと思いました。さすが、Microsoftです。
さて、このFlowですが、Wunderlistを愛用している人ならば、ぜひとも導入した方が良いツールだと思いましたので、レポートします。
【 Wunderlistを愛用しているならばMicrosoftのFlowは導入必須です! 】 1.Wunderlist対応している自動化ツールは少ない… 2.Flowでできること 3.FlowでWunderlistにタスク登録するフローを作成してみる 4.実際にタスク登録できるか確認してみる |

実は、Wunderlistって対応している自動化ツールって少ないし、できることも限られているのですよね。
今まで対応している自動化ツールは、以下の通りです。
・Zapier
・My Things
以上!
って真面目に少ない…ですね。
IFTTTやWorkflowにも正式対応はしてないのですよ。
ギリギリメールでタスクを追加するという裏技的に解決するしか方法がなかったわけです。
しかし、ここに来て一気に形勢逆転しました!
昨年、MicrosoftにWunderlistが買収されたときは、非常にヒヤヒヤしたものですが、きちんと今まで通りにサービスも継続しており、使い勝手は上々です。
その買収効果が、FlowというMicrosoftが先日リリースしたIFTTTに似ている自動化サービスにおいて、正式対応という形で報われたのです。
今までZapierの無料枠の中で無理矢理やっていたことが、手軽にできるとなればやらないてはないですね!
Flowは、現在(2016/11/07)60サービスと連携しています。
最初の段階でこれだけ揃えてくるというのも、Microsoft力あるなと思いますよね。
これが、連携サービス一覧です。
サポートされているサービスのリスト | Microsoft Flow

DropboxやOneDriveなどの主要クラウドストレージ、FacebookやTwitterなどの主要SNS、RSSやSlack、GitHubなど玄人好みなものまで一通り揃っています。
中でも特徴的なのが、やはりMicrosoftのプロダクトとの連携です。
何よりも他であまり見られない、ExcelをはじめとしたOffice製品との連携は、目玉と言えます。
データを取得して、自動的にエクセルに貯まるとか考えるだけでも便利そうと思いますよね。
基本の使い方は、IFTTTと変わりません。
トリガーとアクションを設定すれば、自動化されるのです。
ただし、月あたり750回までの実行が無料で、それ以上は有料となるのには注意が必要です。でも、750回を超える使い方って、個人レベルではそんなにないかもね。
では、本論です。
Googleカレンダーにスケジュールを登録したら、Wunderlistにタスクが登録されるようにしてみます。
Flowを初めて立ち上げるときには、ログインを促されるのでMicrosoftのアカウントでログインしてください。
二重認証とかしている場合は、サクッと認証しちゃってください。

「作業の開始」という画面が出てくるので、下の方にある「同意」をタップ。

すると、このような画面になるので、その中でサービスの「すべて表示」をタップします。

一番下の所にWunderlistがありました!
アイコンをタップします。

IFTTTでいうところのレシピ(今は「アプレット」)が、ズラリと並んでいます。
ゼロから作成することもできますが、まずはこのフロー(Flowではフローという)のテンプレートで作成するのが良いでしょう。

今まであったWunderlist関係の自動化は、Wunderlistに登録したものを他のサービスに流すというものがほとんどでした。
ところがFlowは、他のサービスからWunderlistへタスクの登録が可能になっています。
※IFTTTでもWunderlistにタスク登録できるアプレットがあるじゃない?と思われる方もいますが、あれはメールを介して登録というWunderlistの機能を使っているに過ぎないのです。デフォルトで対応しているのは、これが初じゃないかな?
<今まで自動化サービス>
Wunderlistにタスク登録 → 他のサービス
<Microsoft Flow>
他のサービス → Wunderlistへタスク登録
Wunderlistにタスク登録 → 他のサービス
というように双方向からできるようになったのです。これは、画期的ですよね。
私は、Googleカレンダーを使うことが多く、スケジュール登録したらそれをタスク登録できるようにしたいとずっと思っていました。それが、簡単に実現できそうです。
というわけで、そのフローのテンプレートがあるので、使ってみましょう。
Googleカレンダーにイベントを追加したら、Wunderlistにタスクとして追加されるという、実に願っていたものがそのままあります。

それをタップすると、それぞれのサービスへのサインインを促されるので、すぐにサインインしましょう。

「許可」しましょう。

同じくWunderlistも「認証」してしまいます。

2つともサインインし終わったならば、右上にある「次へ」をタップ。

いよいよフローの作成です。
まずは、Googleカレンダーから選択していきます。こちらが、IFTTTでいうところの「IF」になります。

接続したいGoogleカレンダーを選択します。

次にWunderlistへのタスク登録を設定していきます。こちらが、IFTTTでいうところの「THEN」になります。
以下は、私が設定したフローになります。2箇所しか設定していませんが、スケジュール名とタスクの日時だけが設定されれば良いという判断です。
最後に右上にある「作成」をタップすれば、完成です!

それでは、最後に実際にGoogleカレンダーにスケジュールを登録したら、Wunderlistに反映されるか確認してみます。
まずは、Googleカレンダーで「実験です」というタスクを登録してみます。

そして、すぐにWunderlistで確認してみましょう。おっ!きちんと登録されていますね。すげー。

きちんと、期限も設定されています。これは、かなり実用的ですね。


これは、なかなか使えますよ!
今までは、自動化といえば、IFTTT、Zapier、My Things、Workflowという4つで占められてきました。しかし、ここに来てIFTTTに次ぐ強者が出てきた感じです。
Microsoftが運営しているという安心感とともに、Officeとの連携の相性の良さも、他では得られない利点と言えます。まだ出たてで、使いかねている人も多そうですが、ぜひ食わず嫌いせずに使ってみてください。
特にWunderlistユーザーは、必須になりそうですよ!
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