TOP > Google > title - Googleは、死につつあるのか?

ITやモバイル機器、iPhone、手帳や本など。
MENU

Googleは、死につつあるのか?

2016121000.png



情報管理LOGの@yoshinonです。
WELQやMERYなどの悪質なキュレーションサイトが、現在大炎上中して非公開化しました。情報管理LOGでもずっとウォッチしてきただけに、やっと世の中が動き出したことに少し安堵しています。
私自身も自らバリューを生み出さず、人のふんどしで利益を得るような企業などは、早々に退場して欲しいとは思っていますが、それよりも深刻なのは検索汚染だと思っています。実際のところ、DeNAのそれらの悪質キュレーションサイトが、巻き散らかしたサイトが常にGoogleの検索上位に位置し、「検索スパム」などという言葉が生まれる事態になっています。
今回は、そのGoogleのジレンマについて書いていきたいと思います。


  
【 Googleは、死につつあるのか? 】  

 1.検索スパムまたは、検索汚染について

 2.Googleはコンテンツの正確性を判断できない(しない)

 3.アルゴリズム vs 資本主義的暴力性







checkmark.png 1.検索スパムまたは、検索汚染について


Googleは、検索という点においては、他を圧倒するほどの存在感があります。私もGoogleが大好きで、Google無しではネットライフが、厳しいと思うぐらいです。
しかし、そのGoogleに少しずつ異変が起きてきています。

それは、「検索スパム」または「検索汚染」と呼ばれるような事例が増えてきている問題です。

今回、大問題になったWELQは、医療関係の情報をほとんど精査せずに、怪しい情報やいい加減だったり、嘘の情報を載せた記事が大量にGoogleの検索上位に来てしまっていました。

WELQ閉鎖以前のGoogleの検索結果。広告を除いて1位が、これだからね…。悪質。

2016121001.png





まあ、ここらへんは、もうすでに十分に周知されているので、もう触れなくても良いかと思いますが、実際問題として以前ほどの検索結果のキレが失われているのは、間違いはありません。自分が知りたい情報にたどり着くまで、何ページ先までいくというのも最近じゃ普通になってきました。

また、まとめ記事(これも一種のキュレーションか)や広告が上位に来ることも多く、検索上位は飛ばし読むというのも常態化していました。

情報管理LOGでも、そういう状況からこういうサービスを紹介したこともありました。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly


今回一連の騒動で周知された恐ろしいことは、

そのコンテンツが、例え著作権違反であっても、剽窃であっても
リライトした上で、物量をかけていけば上位を独占できる


ということです。

そして、そのための手法として、WELQをはじめとしたキュレーションサイトが、クラウドソーシングなどによって、非常に安価(2000文字につき1000円とか)に記事を大量生産させていたことも話題になりました。

もはや、Google検索は、完全にハックされたと考えても良い状況だということです。





checkmark.png 2.Googleはコンテンツの正確性を判断できない(しない)

2016121002.jpg


Googleは、今年の初めの頃に「コンテンツ」と「被リンク」そして、その他多くの要素によってページランクしていることを明かしました。




特に「コンテンツ」と「被リンク」が、大きな意味を持つことも述べています。
そして、Googleはウェブマスター向けガイドラインにおいて、どのようなサイトを優遇し、どのようなサイトを厳しく扱うかについて明らかにしています。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) - Search Console ヘルプ
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) - Search Console ヘルプ




【具体的なガイドライン】
 ・コンテンツの自動生成
 ・リンク プログラムへの参加
 ●オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
 ・クローキング
 ・不正なリダイレクト
 ・隠しテキストや隠しリンク
 ・誘導ページ
 ●コンテンツの無断複製
 ●十分な付加価値のないアフィリエイト サイト

 ・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
 ・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
 ・リッチ スニペット マークアップの悪用
 ・Google への自動化されたクエリの送信


今回のWELQなどのキュレーションメディアが、行った手法は上記で言うならば、●の付いている部分が、それにあたりそうです。しかし、実際はGoogleの指先を飄々とすり抜けていました。

それは、2つの問題があります。

1.記事が、人によって生成されたものであること
2.Googleによって、コンテンツの正誤が判断されない(しない)


1は、先ほど書いたように、クラウドソーシングによって安価に大量生産されているということと、パクリと言われていても、リライトされているので、アルゴリズム的には判断がつきかねるという問題があります。

ここで、私たちが気をつけなくてはいけないのは、実は2の方です。

Googleは、そのコンテンツの正誤(正確性)を判断していません。このことは、WELQでも十分に明らかになっています。明らかに医療的に間違って記事であっても、上記のガイドラインに則っていて、さらに被リンクを稼いでいるならば、上位に表示されてしまうのです。

では、Google様が、きちんとその正誤を判断して検索結果として表示してくれれば良いのでは?

と考えてしまうかもしれませんが、果たして本当にそれでよいのでしょうか?
ここで考えたいのは、

Googleは検索結果の裁判所ではない

ということなのです。
私たちは(少なくとも私は)、かなりの部分をGoogleに頼った生活をしています。その上、さらに「何が正しくて、何が間違っているか」までも判断してもらうというのは、かなり危険な考え方なのです。もしも、Googleが、某国のように政治のみならず信条や価値観にまでジャッジをやり始めたら、それこそディストピアでしょう。
科学的に判断のつく範囲ならば可能かもしれませんが、それもどこまで範囲を拡大させれば良いのか?という道義上の問題も発生するに違いありません。

Googleの有名な社是である

Don’t Be Evil(邪悪になるな)

は、Alphabet(Googleを含む大本の会社)になってから

Do the Right Thing(正しいことをやれ)

に変わりました。
果たして、「正しい」というのは、何を指すのでしょうか?





checkmark.png 3.アルゴリズム vs 資本主義的暴力性

先ほどの「1.記事が、人によって生成されたものであること」というのは、こちらの記事でも指摘していますが、資本力のあるものが、安価な労働力で大量生産するという、実に資本主義的な手法が使われているわけです。

DeNA他キュレーションメディアが起こした”事件”は、検索エンジンが資本主義に負けたということ。 - mediologic
DeNA他キュレーションメディアが起こした”事件”は、検索エンジンが資本主義に負けたということ。 - mediologic





まさに資本主義的暴力性と言えます。
今回のDeNAの炎上は、企業があまりにもあからさまにやったために発覚し、それゆえに大バッシングに発展したわけです。しかし、もはやGoogleの死角が、公になってしまったのは確かです。まるで、ダムに開いた小さな穴から水が、溢れ出すように、これと同様なことが増えてくるのは、間違いないでしょう。
いくら道義的な問題点を指摘しても、著作権に違反しないギリギリの範囲で記事を大量生産し、ページランクを上げていき、検索汚染を進めていくという流れは変わらないでしょう。
一時期、隠し文字でキーワードを大量に仕込むというSEOが流行したように、それが無効になる日まで続いていくのです。それこそが、資本主義的暴力性なのですから。

唯一、対抗できるのは、企業側のコンプライアンスでもなんでもなく、Googleのアルゴリズムしかありません。
または、それにとって代わる新しい検索サイトか。

少なくともこれを打ち破るアルゴリズム的ブレイクスルーがない限りは、検索汚染は続くことでしょう。




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 でもこれ案外ハードル高そうなんだよね…

Googleだったら、これぐらいアルゴリズムの改良でパッと解決してくれそうと思ってしまいそうになりますが、この問題案外難しいなと感じています。このことに関しては、また別記事で書きたいと思いますが、リライトされたものと元記事との関係性をどう読み取るか?というのが、機械的(AI的)にも判別つきがたいような気がするのです。
とはいえ、私たちのGoogleだったら、それさえも克服してくれそうな気もしますけどね。




なんだか、サイバーマンデーセールでおかしな値段になっています。90%オフでJBLのイヤフォンが、700円台って…。



2016121004.png


関連記事

2 Comments

says...""
もうアホも休み休み言え。剽窃は法律とモラルの問題。Googleはテクノロジーの問題。剽窃の記事に対しては本来法律が担当する部分なのだから、Googleにとやかく言うのも、Googleが、クソだと言うのもお門違い。言うなら立法府に言え。
イシューの分解もできないくせに、怪文書撒き散らして困ったもんだな。将来ムーにでも取り上げられたいのか此奴は。
2016.12.11 19:56 | URL | #- [edit]
情報管理LOG says..."Re: "
ご意見ありがとうございます。
私は、別にGoogleに対して「クソ」などとは言ってもいませんし、別に怪文書を巻き散らかしているわけでもありません。
過去にページランクの操作のSEOとして、キーワードをしこたま入れ込むとか、相互リンクを無理やり増やすということが、横行していたことがありました。
結局、そういうことに効果的な一打だったのは、おっしゃるところの立法府でもなんでもなく、Googleのアルゴリズムの変更でした。
今回のリライト問題や正確性を欠く記事自体は、もちろんそれをやらかした企業の問題であるのは、明らかです。罰せられるべきは、そういう企業でしょう。
しかし、Google攻略の手法として、効果的な手であることが明らかにもなりました。この手法を使う企業や組織は、今後も後を絶たない可能性が高いでしょう。より巧妙にリライトするライターを安価に大量に雇ってやる可能性は、大いにあると思っています。
もしよろしければ、もう一度この記事をゆっくりとお読みください。
2016.12.11 22:18 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://hokoxjouhou.blog105.fc2.com/tb.php/755-d5b73ef4
該当の記事は見つかりませんでした。
SEO
loading
情報管理LOG