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アウトプット思考法になぜ「熟成期間」が必要なのか? #アウトプット思考法

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情報管理LOGの@yoshinonです。
この記事は、アウトプット思考法の連載の7回目になります(過去記事に関しては、下記からどうぞ)。アウトプット思考法とは、今まで提唱されてきたアウトプットに関わる様々な方法論(GTD、ゼロ秒思考、手帳&メモ術など)を包括する考え方になります。これを意識することによって、ツールに縛られず、より最適な行動を考えたり、思考力が高まるという効果が期待できるというものです。

前回は、アウトプット思考法の基本のフローを見ていただきました。今回は、前回の続きで、アウトプット思考法の特徴でもある「熟成期間」について解説していきたいと思います。

【 アウトプット思考法:目次 】
❏ 第1回:ゼロ秒思考・GTD・マインドマップに共通する「アプトプット思考法」とは何か?
❏ 第2回:アウトプット思考法の基本的な取り組み方
❏ 第3回:アウトプット思考法では、何をアウトプットするか?
❏ 第4回:人は、なぜ1日10分のことさえも続けるのが難しいのか?
❏ 第5回:GTD、ゼロ秒思考、手帳術、メモ術などに挫折した人たちへ 〜アウトプット思考法が生まれたワケ
❏ 第6回:アウトプット思考法のフローを理解する



  
【 アウトプット思考法になぜ「熟成期間」が必要なのか? 】  

 1.アウトプット思考法の基本の考え方とフローについて

 2.「熟成期間」とは何なのか?

 3.「熟成期間」を設ける意味







checkmark.png 1.アウトプット思考法の基本の考え方とフローについて

まずは、昨日の記事を振り返りをしたいと思います。

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アウトプット思考法の基本の考え方は、以下の5つからなります。

<アウトプット思考法の考え方>
 ・まず、「考え」や「気になること」、「やるべきこと」などを書き出こと
 ・ツールは問わないが、先人達が良いといっている方法をなるべく採用する
 ・必ず見直す
 ・熟成期間をつくる
 ・書き足し、書き直し、削除は自由


そして、これらを運用するにあたり、以下のフローで回すと良いというのが以下のフロー図です。

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上手く考えがまとまらない。思考力を高めていきたい、実践的な能力を高めたいという人にとっては、効果があるのではないかと考えています。





checkmark.png 2.「熟成期間」とは何なのか?

上記のフローの中に「熟成期間」という項目があると思います。アウトプット思考法の5つの基本の考え方において、唯一「するべきこと」以外の部分の記述が、この「熟成期間」です。
この「熟成期間」は、あえて明記しなくてはいけないぐらい重要なポイントなのです。

アウトプット思考法においては、まず頭の中にある気になることを書き出します。この時、頭の中で無理矢理に処理しようとするのではなく、一度外側に出してやることで、頭の中のアクション数をゼロカウントに戻すという意味合いがあります。

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アウトプットすることでカウントがゼロになり、アウトプットからさらに何かを思いついても、カウント数は依然1~2カウント以内になります。

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これは、何度も強調しておきますが、人は脳内だけで2アクションより多くのことをしようとした場合、エラーが発生しやすくなるからです。

しかし、アウトプットした直後の頭の状態というのは、アウトプットしたことによって頭の中は(ゼロカウントに戻って)スッキリした状態になっていますが、実は「気になったこと」がうっすらと頭の中に残像として残っている状態なのです。

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この残像のようなものは、時間の経過と共に消えていきます。
しかし、この残像のようなものによって、新しいアイデアは影響を受けています。
このような感じですね。

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そうすると、一見アウトプットしたものから、新たに自分が発想していると思っていても、自分の最初の思いつきの影響を軽微ながらも受けている状態なのです。

アウトプット思考法において、「熟成期間」を設けているのは、この頭の中に残っている残像が消えるまでの時間を確保するという期間なのです。





checkmark.png 3.「熟成期間」を設ける意味

熟成期間をあえて設けるのは、頭の中に残る残像のようなものが完全に消え去るまでの期間としました。では、なぜそのような時間が必要になるのでしょうか?

その説明としては、「ファスト&スロー」におけるシステム1とシステム2という考え方が、当てはまるのではないかと考えています。



システム1というのは、直感的な速い思考。そして、システム2は、熟慮・分析的な思考と大別しています。

アウトプット思考法においてSTEP1は、投げ込むツールにもよりますが、STEP2よりも早いサイクルで動いていきます(ツールによっては、熟成期間も考慮されているものもある)。

STEP2は、あえて十分な時間を空けることによって、システム2がもつ熟慮・分析的な思考を呼び出すための方法なのです。違う言い方をするならば、STEP1でアウトプットしたものを、客体化するための時間なのです。

GTDやゼロ秒思考、優れた手帳術やノート術などは、あらかじめこのシステム2を呼び出すための「熟成期間」をシステム全体で設けている場合が多いです。例えば、GTDにおいては、週次レビューを設けていたり、ゼロ秒思考では、ある程度メモ書きが貯まってきた段階で見直し&フォルダ分けをしたりする部分がそれにあたります。

STEP1では、ファスト&スローでいうところのシステム1による直感的かつ行動的な部分に期待し、STEP2においてシステム2による熟慮し分析する力によって、ブラッシュアップを図るという仕組みなのです。

そして、あえて「熟成期間」と銘打つことで、システム1を終了し、システム2を起動させるためのタイムラグを生じさせることを意図的に行うところに、アウトプット思考法の良さがあると考えています。





 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 脳内ハックなのです

今回は、「熟成期間」について取り上げました。この考え方のベースというのは、心理学的な知見や脳科学的な知見を、実際上の自分の生活にどう応用すべきかと考えて行き着きました。根性や気合い論ではなく、(漢字のままの意味合いとしての)合理的に自分の思考を深めたり、やるべきことを進めていくか?という難題と向き合うための方法論でした。
一種の脳内ハックをすることで、より楽に物事を進めることができるようになればと思い、それを方法論にまで落とし込んだのが、アウトプット思考法なのです。





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