本の目次をWorkflowyに送ってみる

情報管理LOGの@yoshinonです。
前々から読書記録とWorkflowyとの相性が良さそうだなと思っていたのですが、いまいち踏ん切りが付きませんでした。しかし、そのための環境が少しずつ整いそうなので、まずは本の目次をWorkflowyに送るところから始めて見ることにしました。
【 本の目次をWorkflowyに送ってみる 】 1.Workflowyで読書ノート 2.本の目次をWorkflowyに送る(PC編) 3.本の目次をWorkflowyに送る(iPhone編) |
前々からWorkflowyで読書の記録を取るのに向いていると思っていました。そして、実際、Workflowyを用いて読書ノートを実践している方も多いようです。
WorkFlowyで作る紙の本の読書ノートの実例:『[超メモ学入門]マンダラートの技法』
【連載】『暮らしと仕事に役立つアウトライナー「WorkFlowy」の使い方レシピ』#8「レシピ5 読書ノート」 – いつもていねいに
上記の2名は、神レベルで使いこなしているので、私にはまだまだ敷居が高いのですが、それでも読書ノートの有効性は十分理解しているので、実践してみることにしました。
ちなみに、Workflowyというのは、オンラインで使えるアウトラインエディタです。
WorkFlowy - Organize your brain.
なぜ、Workflowyで読書ノートを取ることが向いているのかというと、本自体が実にアウトライナー的なのですよね。
例えば、倉下氏の「「目標」の研究」の目次は、このようになっています。

これ、すごくアウトライナーっぽくないですか?
基本的に読書って、このアウトラインの構造に従って読んでいると思うのです。その中で「気づいたこと」や「学んだこと」などが、でてくるのではないかと思っています。少なくとも、自分の気になった一文などをストックしておくだけでも、後で見返したり資料として活用する際に十分効力を発揮しそうな気がします。
そこで、まずは先人の皆様の智恵をお借りしながら、本の目次をWorkflowyに取り込んでみるところからスタートしてみようと思います。
PCで本の目次をWorkflowyに送る方法は、2つあります(他にあったら、ぜひ教えてください!)。
1.目次が掲載されている場合
上で紹介させていただいた倉下氏の「「目標」の研究」などは、Amazon上に目次がしっかりと掲載されています。したがって、そのままコピーしてWorkflowyに貼り付けるだけで完了します。
しかも、最初からこのように階層化されているので、

Workflowyに貼り付けると、階層構造がそのまま保たれて貼り付けることができるのです。めっちゃ簡単ですね。
※多少、インデントの手直しはしています。

2.目次が掲載されていない場合:ブックマークレットを使う
例えば、この本などは目次がAmazonに掲載されていません。
以前、情報管理LOGで「本の目次をEvernoteに保存しておくといいよ」という記事を書きました。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly
Amazonの目次を表示させるブックマークレットは、いくつかあるのですが、今回はこちらのマロさんが作成されたものを利用します。サクッと取得できるので、すごく便利ですよ。ちなみに、iPhone編でも使うので、覚えておいてください。こちらのPC版の方をブックマークバーなどに登録しておいてください。
本の目次をmemoflowyに送るブックマークレット|マロ。|note
さて、ここで気をつけて欲しいのは、
Kindle版では目次が取得できない
ということです。
したがって、この場合、「単行本」の方を表示しておいてから、ブックマークレットを発動させてください。
すると、このようにダイアログで表示されるので、それをコピペすればOKです。

iPhoneの場合もブックマークレットを使います。
先ほどのマロさんのところにiPhone用のブックマークレットもありますので、それを使わせてもらいます。
本の目次をmemoflowyに送るブックマークレット|マロ。|note
iPhoneでのブックマークレットの利用の仕方ですが、少々コツがいるので、以下の手順でやってみてください。なお、このブックマークレットは、MemoFlowyを経由してWorkflowyに送るためのものなので、もしもMemoFlowyをお持ちではない人は、事前に入れておいてください。あと、これはSafariかChromeでやった方が良いです。
1.マロさんのブックマークレットのスクリプトをコピーしておく
スクリプトをコピーしておきましょう。
2.サイトをブックマークする
どのページでも構わないのですが、そのままブックマークします。この時、ブックマークレット名に直しておくのを忘れないように(後からでもできますけどね)。


3.ブックマークの編集をタップ

4.URLのところに先ほどのスクリプトをペーストする

さて、ここまでが準備段階です。
手順が多いように見えますが、実際にやってみるとそうでもないので、サクッとやってみてください。
では、次に実際に目次を取得してみましょう。
気をつけて欲しいのは、Amazonのサイトを表示する時に、必ず「デスクトップ版を表示」させてください。
1.Amazonのサイトを表示する
先ほどのブックマークレットを登録したブラウザでやってください。当たり前だけど。
そうすると、モバイル版になると思います。
2.「デスクトップ版」を表示させる
共有から「デスクトップ版を表示」をタップ。

3.目次を表示させたい本を検索

4.単行本をタップ(Kindleではない方)

5.ブックマークをタップ

6.先ほど登録したブックマークレットをタップ

7.自動でWorkflowyに登録される
あとは、自動でMemoFlowyに目次のテキストが渡され、自動でWorkflowyに送信までされます。なんという自動化!

8.Workflowyで確認
Workflowy上で確認すると…ちゃんと入っていますね。
インデントが上手くいっていない場合は、直しておくと良いですね。
※この画像は、HandyFlowyというアプリで表示しています。Workflowyのアプリより使いやすい!


目次があるだけで読書メモはだいぶ違います
読書メモを残す時に、目次があるかないかで見直しをした時に想起のしやすさが全く変わって来ます。目次は、その本のガイドになっているので、それさえ把握できれば、読み返すのも容易になっていきます。情報管理LOG的には、その目次に色々書き込んでいった方が良いとは思っていますが、たとえそれをしなくても、読んだ本のタイトルと目次さえあれば、最低限はできたと思っています。
とはいえ、それだけで終わることはあまりないのですけどね。Kindleだったら、ハイライトした部分を入れ込んだり、読書時のメモをどんどん書き加えることで、意味のある読書メモになっていくと思います。まだ、そのように読書メモを残したことがないという人は、まずは目次だけでも入れてみませんか?
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