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Scrapboxという新しい思考+仕事ツールを試してみた

2017年03月09日
Webサービス 0
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情報管理LOGの@yoshinonです。
Gyazoというキャプチャー共有ツールの開発元であるNota Inc.から、全く新しい(と思う)ツールとしてScarapboxというサービスを開始しました。これは、またもやすごそうな予感がしますよ。
というわけで、使い方や感想などをレポートしてみます。

  
【 Scarapboxという新しい思考整理ツールを試してみた 】  

 1.Scarapboxとは、どんなサービスなの?

 2.実際に使ってみる

 3.仕組みの理解

 4.これは思考ツールとしても面白い!








Scarapboxというのは、Gyazoで有名なNota Inc.が開発した全く新しいWikiサービスなのだそうです。

Scrapbox - チームのための新しい共有ノート
Scrapbox - チームのための新しい共有ノート




概要に関しては、こちらが分かりやすいかな?

第16回 Scrapbox(1):増井ラボノート コロンブス日和|gihyo.jp … 技術評論社
第16回 Scrapbox(1):増井ラボノート コロンブス日和|gihyo.jp … 技術評論社




先日、紹介したMilanoteに近い感じがしますね。

Milanoteを使ってみての使用感と感想
Milanoteは、Evernoteというよりも視覚的なWorkflowyでは?
MilanoteがWorkflowyに近づくためにどうすれば良いか?






では、実際に使ってみたいと思います。
こちらにアクセスします。

Scrapbox - チームのための新しい共有ノート
Scrapbox - チームのための新しい共有ノート




「はじめる」をクリック。

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すると、Googleアカウントでのログインになります。ログインしましょう。

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非常にシンプルな画面ですね。でも、このシンプルさに奥の深さが隠れているのです。
でも、まず取りかかる前に、設定をしましょう。

右上の「Menu」をクリックして

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「Setting」をクリック。

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ここで設定すべきなのは、主に3点です。他のテーマとかは、あとで好きにすれば良いです。

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プロジェクト名:Scarapboxでの自分のプロジェクトの名称
プロジェクトのURL:なんと任意で決められる!(これすごいありがたい)
公開設定:そのプロジェクトの公開・非公開を設定できます






さて、仕組みを理解するにも何も使ってみなくては始まりません。
で、実際、使ってみたら、これがびっくりするほど軽快な操作性でモッサリ感がありません。しかも、タイトルにも書きましたが、「思考ツール」+「仕事ツール」として、かなり優れている感じがします。

先日、書いた「Evernoteを記憶装置から思考装置に変えるためのアイデア」思考装置のような存在ですね。

Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly

A:ページの作成
一番上にある「+」マークをクリックします。

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そうすると、これまたシンプルなボックスが出現します。
1行目が、タイトル。そして、2行目以降が、本文となります。

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B-1:記法の理解(太字、斜体、引用)
実は、マークダウン的な記法が使えます。太字にしたり、斜体にしたり、引用もすごいラク!

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B-2:リンクの記法(外部リンク)
外部へのリンクを貼るのも超簡単です。

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B-3:リンクの記法(画像、YouTube)
とりあえず、画像とYouTubeを貼ることができるのは、確認しました。他のサービスもできるのありそうですね。

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B-4:内部リンク、ハッシュタグ
さて、いよいよこのScrapboxの核心に迫っていきたいと思います。実は、このScrapboxの優れている点は、まさにこの内部リンク&ハッシュタグにあると言って過言ではないでのです。
内部リンクとハッシュタグは、基本的に同じものです。主に文中に使うのが、内部リンクで、最後などに使うのが、ハッシュタグみたいな使い分けで良いかと思われます(結果は同じです)。
で、ここから実際に使ってもらった方が、理解が早いのですが、このように考えてもらうと良いかもしれません。

・リンク先は、作成しなくても内部リンク&ハッシュタグを作成した段階で、そのページが作成される。
・リンクした時点で相互にリンクされた状態になっている。

いまいち分からないかと思われますので、この動画をご覧ください。



こんな風に下の方に、どんどんリンク先のページが、リアルタイムに作成されていっているのが、分かるでしょうか?

それでは、作成したEvernoteというページをクリックすると、元の「1ページ目の作成」というページのリンクが表示されています。このように、リンクした時点で相互にリンクされるのです。この概念がすごく大事なので、覚えておいてください。

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以下にScrapboxでのリンクイメージを描いてみました。

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メインから伸びている線は、「Evernote」~「アウトラインプロセッシング入門」までつながっていますが、「ツール」、「本」にはつながっていません。逆に「ツール」からは、「メイン」も「本」も見えません。一見、どんどんページが増えていってしまい、不安になりますが、このように内部リンクやハッシュタグでつなげない限りは、混線することはないのです。

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これは、なかなか面白い仕様ですよね。まるで有機的につながっていく情報カードのようです。

Workflowyの場合は、トピックスが違えば、このように関連することはありませんが、Scrapboxでは下位層を意識することなく、情報のつながりだけを意識することになります。どちらが、優れているというものではありませんが、少なくとも応用範囲が広そうなツールであるのは、間違いありません。
注目のツールです。





 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 Wiki?それとも思考ツール?

これは、Wikiなのだろうか?それとも新しいツールなのだろうか?と触っていて、ずっと考えていました。Wikipediaを始めとするWikiのイメージとは、だいぶ違った印象を受けます。しかし、そこで使われている概念的なモノは、確かにWikiっぽいです。

Workflowyとも違う、マインドマップとも違う、新しい思考ツールになりうるのではないか?と思うのです。
まずは、ぜひ使ってみてください。面白いですよ。


アイデア大全」本日、Kindle版発売ですね。
読むの楽しみだな。



あと、「AIの遺電子」の5巻も出たようです。



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