Scrapboxのアウトライナーとして使ってみる

情報管理LOGの@yoshinonです。
昨日は、Scarapboxで、大まかなにオススメ機能について取り上げましたが、今日は「アウトライン機能」に絞って見てみたいと思います。これが、WorkFlowyとはちょっと違いますが、これはこれでかなり使い勝手が良いです。むしろ、Workflowyにはない利点もたくさんあるのです。
【 Scarapboxのアウトライナーとして使ってみる 】 1.Scarapboxのアウトライン機能 2.アウトライン機能のショートカットのチートシート 3.Scarapboxのアウトライナーとしての使い方 4.アウトライナーとして良い点&改善点 |
昨日の記事でも少し取り上げましたが、Scarapboxにはアウトライン機能があります。
Bookmarklet: instantly generate a Card for any web page. | Embedly
Scarapboxって何?という人は、ここらあたりも読むと良いかもしれません。
ざっくりと説明すると、有機的に相互リンクが生成されるWikiです。思考ツール、仕事ツールになりうるスゴイやつですね。
Scrapboxチュートリアルスライド - Scrapbox ヘルプ - Scrapbox
ちなみに、これを読むときは、プレゼンモードで読むと読みやすいです。


Scarapboxのサイトは、こちら。
Scrapbox - チームのための新しい共有ノート
Scarapbox自体の使い方は、上記のリンクから学んでいただけたらと思うのですが、始めること自体は、Googleアカウントさえあれば、今すぐできます。
しかし、アウトライン機能は、事前にショートカットキーを知っていることが、使いこなすためには、必須になります。というわけで、以下にチートシートを貼っておきますので、参照してみてください。
Alt+→ | 行を右に移動 |
Alt+← | 行を左に移動 |
ctrl+↑ | ブロックを上に移動 |
ctrl+↓ | ブロックを下に移動 |
Alt+ ↑ | 選択行を上に移動 |
Alt+ ↓ | 選択行を下に移動 |
(範囲指定)ctrl+↑ | 複数行ブロックを上に移動 |
(範囲指定)ctrl+↓ | 複数行ブロックを下に移動 |
さて、Scarapboxのアウトライナーとしての機能を見ていきましょう。
上のチートシートを参照しながら、
1.トピックスの作成
まずは、トピックスの作成ですが、ただスペースキーを打つところからスタートします。

※スペースキーからスタートしない場合は、ただのテキストになります。
2.階層を前後させる
ショートカットキー:ctrl + → or ←
アウトライナーとして、基本中の基本の動きですね。タブとバックスペースでもできます。※私の環境では、ctrl + → or ← は、なぜか使えなかった…。なぜだ??
※追記:どうやら、少なくとも私の環境(2台の全く違うPC)では、Ctrl + ←→ではなく、Alt+←→のようです。もしかして、ショートカットキー一覧間違ってる?

3.階層の上下移動
階層の上下は、いくつかの方法があります。ショートカットキーによって、挙動が変わるので、きちんと押さえておくと良いでしょう。
A:Ctrl + ↑↓
上位トピックスに関係なく階層はそのままに上下に移動させられます。
こんな感じ。

B:Alt + ↑↓
これは、同じ階層間でしか上下できません。

C:範囲指定 + Ctrl + ↑↓
範囲指定されたブロック毎上下に動かすことができます。この場合、階層の構造を維持した状態で上下します。

Scrapboxでアウトライン機能を使ってみて、自分が感じた良い点とこうなればもっと良いよなあと思った点を以下に挙げておきます。開発者の方!もし良かったら、実装お願いいたします。
<良い点>
1.非常に軽快
まず何よりもこれを最初に挙げておきたいです。
オンラインツールを使っているように感じさせない軽快感というのは、ツールとしてすごく大事な点だと思っています。どんなに優れた機能があっても、モッサリしていたら全く使えません。その点、Scrapboxは相当使い勝手が良い方に入ると思います。
2.内部リンク&ハッシュタグによる結びつき
内部リンク&ハッシュタグによる結びつきは、他にはない利点です。
リンク先を先に準備しておかなくても良いというのも、Scrapboxの素晴らしい点だと思います。まずは、思いつく限り内部リンク&ハッシュタグを打ち込んでいって、あとでそれらを整理していけば良いのですから。

また、Workflowyの場合は、全てのアウトラインは1つに集約されますが、Scrapboxはこの内部リンク&ハッシュタグによって、いくつも作成することが可能になります。どちらが良いと比較はできませんが、アウトラインをカテゴライズしたい人にとっては、良いツールになりそうです。

3.画像やメディアを入れることができる
そして、Workflowyにはない利点として画像やメディアを入れられることです。これは、自分の中ではかなり大きいポイントです。
アウトライナーにおいては、テキスト主体でなくてはいけないというのは、実はちょっと不満なポイントでした。でも、Scrapboxでは、テキスト以外も入れることができるので、もっと柔軟に運用できそうです。

しかも、画像を入れることができると、このようにScrapbox上でアイコンとして、見やすくなったりするしね!

<改善点>
1.折りたたみがあると良い
Workflowyにあって、Scrapboxないものの中で自分の中で最も要望したい点は、これですね。
アウトライナーにおいて、折りたたみの有る無しって大きいと思うのですよね。
短いリスト的に運用するような感じのアウトラインだったら、折りたたみ無しでもOKだと思うのですが、長文になるとWorkflowyの方が、上手かなと思うのです。
2.フォーカスがあると良い
これも、無い物ねだりっぽくなってしまうのですが、アウトライナーとしてフォーカスがあると使いやすいのにと思ってしまいます。
でも、ツールの性質上まったく違うモノなので、内部リンクで対応せよということなのかな?
3.ノートが入れられるとありがたい
これは、ぜひ実装できそうな感じがするので、ぜひお願いしたいです。
Workflowyにおけるノートのようなアウトラインに付随するメモ的な扱いで、行やブロックで動かすとき、一緒に動くような感じだとありがたいですね。引用が、それに近いけど、ちょっと違うのですよね。

最近は、ずっとScrapboxをいじっています。
Milanoteもなかなか面白かったのですが、自分の中ではScrapboxの方が上回った感じですね。というか、似ているけども、全く用途が違う感じですね。
Scrapboxの何が良いかというと、記法もそうですが、こちらがそれほど悩まなくてもなんとかなる仕組みになっているところですね。[]か#でリンクを作っておけば、結びつきが自然にできあがっていいくところなどは、秀逸としか言いようがないです。
Kindle版が、発売されました。これは、なかなか得がたい本ですよ!
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