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景観のいい自治体は、ホテルを誘致するよりもグランピングの方が良いのでは?す

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情報管理LOGの@yoshinonです。
今回は、ちょっとビジネス系なお話です。
先日、テレビを見ていたら、ゴーストタウン化したホテル街(温泉街)が話題になっていました。取り壊しをするにもお金がかかりすぎるので、まるで廃墟のような感じになっているのです。どんなに温泉が出ていても、元々は景観が良くても、そんな状況では、好き好んで観光客は行きませんよね?
というわけで、これから観光にシフトしたい自治体におかれましては、グランピングってありかもよ?
ということについて書いていきます。

  
【 景観のいい自治体は、ホテルを誘致するよりもグランピングの方が良いのでは? 】  

 1.箱物的観光業に限界が訪れた時

 2.グランピング(キャンプ場)をオススメする5つの理由







checkmark.png 1.箱物的観光業に限界が訪れた時

先日、テレビを見ていたらゴーストタウン化した温泉街が映し出されていました。廃墟好きの中では、割と話題に上がることが多かった場所でしたが、いざ見てみると、その凄まじいまでの廃墟っぷりに驚かされました。
もちろん、その自治体も頑張っているのでしょうが、どう考えてもそんな場所に好き好んで、観光に行きたいとは思えず、年々訪れる人が激減しているとのことでした(廃墟観光で来ている人はいるみたいだけど)。

バブル期や高度経済成長期の頃には、日本全国様々な場所にホテルが乱立しました。
しかし、ホテルの老朽化、観光客の激減などによって、廃業に追い込まれるところも多く、前述のように廃墟と化したところも少なくないというのが、現状なのです。それでも、自治体自体に少し余裕がある場合は、なんとか現状回復しようと、第三セクターで運営したり、きちんと解体するなどしています。しかし、実際はそうではない自治体の方が多く、廃墟化してしまうのです。

観光客減少 → ホテル廃業 → 廃墟化 → 観光客激減

というまさに負のスパイラルに陥っているのです。
元々、観光業で栄えていた自治体にとっては、もはや死活問題と言えますね。そこまで来ると、自治体の存続問題にもなってくるわけです。

【関連リンク】
がんばれ水上温泉
日本有数の温泉地「鬼怒川」の廃墟っぷりがヤバい


checkmark.png 2.グランピング(キャンプ場)をオススメする5つの理由

しかし、それでも何かをしなくてはいけないという自治体も多いのではないかと思われます。

そこで、自治体にオススメしたいのは、グランピングです。

グランピングって何?

と思われる人もいるのではないかと思うので、グランピングの定義。

自然に囲まれたロケーションの中に、贅沢で快適な宿泊設備を用意して野営すること。 一般的には、キャンプといえば、アウトドアで宿営するための最小限の用意のみで行われる。食事も寝床も簡素なもので、風呂やトイレや娯楽はない。これに対してグランピングと呼ばれるタイプのキャンプでは、風呂・トイレ・空調設備、ゆったり座れるソファ、ベッドなどを揃え、ものによってはテレビや冷蔵庫なども備えられた、豪華な設備がしつらえられる。自然の中で過ごすキャンプの醍醐味と、ホテル並の快適な過ごし方を両立させるスタイルといえる。 2010年代半ば現在、グランピングは世界各地で富裕層を中心に広まりつつある。 (2015年05月14日更新)

グランピングとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書




そして、グランピングのイメージ。



つまり、やたら豪華なキャンプみたいなものぐらいに考えてくれたら良いと思います。
なぜ、グランピングをオススメするのかというと、以下の
理由があります。


1.アウトドア人口の増加
ここでは、原因の分析は避けますが、キャンプ場だったら週末ともなれば、ファミリーや人でごった返している光景がよく見られます(私はそういうキャンプ場は、好きでないけど)。
また、キャンプ関係の雑誌などの充実っぷりも、以前では見られないような盛り上がりを見せています。
そこで生まれたグランピングというのは、アウトドアを体験してみたいけど、もっと簡単にラグジュアリーに過ごしたいという、いかにも都会的な発想で生まれた考え方なのです。



2.設備投資が安価
ホテルや旅館業を考えた場合、非常に設備投資に多額のお金がかかります。
しかし、グランピングは、良くも悪くもキャンプ場なわけです。若干、ゴージャスなトイレやコテージなどを構えても、ホテルと比較にならないぐらい安価にできてしまいます。また、税金面でも実は良かったりします。箱物にかかるような固定資産はほぼかからず、運用する土地にかかる税金や法人税ぐらいに抑えられるのです。



3.維持費が箱物ほどかからない
よく立派な箱物を建てて満足しちゃう田舎の自治体が多くみられます。そのハコモノをどれぐらいの年数維持をしていくのかという目算を立てていなかったり、改装するための費用をあらかじめ、運用面に含めていなかったりというずさんな自治体も多くみられます。バブル期に建てられて老朽化してるけど、全くメンテナンスされてないっぽいような建物は、そういう感じですね。

グランピングは、上でも書きましたが、要はキャンプ場なわけです。
その維持費に関しては、もちろんかかりますが、ホテルなどと比較すると驚くほど低予算です。運営するための人件費も少人数でできてしまうので、小さい自治体ほど向いているような気がします。



4.方向転換がしやすい
今は、アウトドアブームですが、これがいつまでもつか分かりません。
その時に業態の変化に対応できるか?というのは、非常に重要なポイントだと思うのです。
一番最初に紹介したようなゴーストタウン化したホテル街は、自治体にとっては「負の遺産」にしかなりません。しかし、キャンプ場の場合だと、取り壊し費用などの面を考えると、箱物とは違って多くはかからないのです。撤退戦を最初から考えてどうするんだ?とお叱りを受けそうですが、日本の人口減などを考えると、撤退戦も視野に入れておかずに突き進むのは、逆に無鉄砲に過ぎると思うのです。



5.外側にお金が流れやすい
ホテルや旅館を誘致しても、自治体がそんなに潤わなかったというのもよく聞く話です。
お金の回り方が、基本的にほぼホテル内で完結しているのですよね。さらに、(自治体から見た場合の)外資で運営され、働く人すらほとんど外資の人間だったりということも多いです。
沖縄の例を見れば、よく分かりますよね?

では、グランピングだったらどうかというと、これは運営の問題になると思いますが、少なくとも地域にお金を回しやすくする仕組みを整えることはできる可能性が大きいです。

・地域の特産品を使った朝食や夕食の食材を用意する。
・フェスを企画する
・地域の人間をスタッフ化できる

などなど。
自治体が、外資に大きく頼らなくても、設立から運営までできてしまうので、お金の回りが地域に還元されやすくなるのです。




eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 小さな自治体ほど手腕を問われる時代

今回は、ざっくりとグランピングを自治体が運営したら良いのではないか?ということについて書きました。これは、あくまで一例で、ハコモノ行政的に作れば終わりというものではありません。むしろ、それを作ることを起点にして、何を実現させたいのか?ということが、重要なのです。
従来のようにお金も人もあった時代ではないのです。むしろ、お金も人もいない小さな自治体ほど、これから生き残りをかけて、真剣に向き合わなくてはならないでしょう。昔ながらの老人たちが幅をきかせて、硬直化している自治体は、単に衰退の一途を辿るだけなのは目に見えていますが、そうでなくても大いに手腕を問われる時代に突入したのは、間違いなさそうです。






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