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記録魔のジレンマ

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情報管理LOGの@yoshinonです。
私は、割と記録魔ではないかと思っています。ライフログから始まり、日常的なメモ、手帳、様々な記録など内容・量ともにかなりのものになっています。
さて、そんな記録魔な自分ですが、あるジレンマに悩んでいます。
今回は、記録魔のジレンマについてです。

  
【 記録魔のジレンマ 】         

 1.記録魔の記録

 2.記録魔のジレンマ     

 3.蓄積と思考







checkmark.png 1.記録魔の記録

私は、けっこうな記録魔だと思っています。特にEvernoteを使い始めるようになってから、それがかなり加速されました。Evernoteには、毎日実に様々な記録が蓄積され続けています。自分で記録しているものもあれば、自動で記録されているものもあります。それらが、積み重なって今や20000ノートに達しつつあります(以前、大量に整理したので、実はそれ以上あった)。

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それ以外にも手帳やメモ帳などにも、日々記録されているので、かなりのログがたまっていることになります。
手帳やメモ帳の記録なども、最終的にはEvernoteに取り込まれるので、最終的な蓄積場所はEvernoteということになります。

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記録されるものを大別すると、以下のよう4つに分けられます。

1.ライフログ
  ・日常の日記的記録
  ・仕事上の完了タスク
  ・Foursquareのチェックイン記録(行った場所)
  ・Facebook、Twitterなどのネット上の記録
2.アイデアや発想から生まれたもの
  ・雑文
  ・アイデアスケッチ
  ・アイデアリストなど
3.事実の記録
  ・議事録
  ・備忘録やメモなど
4.資料&参照用記録
  ・ネット上での記録(Drip,Pocket、はてブなど)
  ・スキャンしたもの(名刺、資料etc)
などなど




checkmark.png 2.記録魔のジレンマ

記録魔としては、なるべく様々な事象を記録しておきたいという思いがあります。
しかし、

なぜ記録をしているか?

という根本と向き合う時に、記録魔のジレンマは始まります。
そもそも「記録」自体は、後日それを何らかの形で活用するためしているはずです。しかし、記録される量が膨大になればなるほど、参照&活用するときのハードルが上がっていくのです。1000未満の記録であるならば、特に問題にはなりません。それが、10000を超えてくると、少しずつ記録の活用という面で不具合を生じてくるのです。

Evernoteなので、タグやノートブックによる分類、そして検索が優れているので、目的の情報にはたどり着くことができます。それでも、10000を超えると、目的の情報にたどり着くまで少し手間取ってきたりします。

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さらに、検索という意識的な行為を行う場合なら、目的とする情報にはたどり着くことができても、ただ単に蓄積された記録から「何か」を得ようとする場合、時系列的に新しい方は活用できても、古くなってくるとほとんど目に触れなくなってきて、死蔵されてしまうという問題が生じてくるのです。

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確かに「それ」は、記録の中にはあるものの、「それ」自体を活用する場面は、時間の経過と共に極度に低下してきます。これこそが、記録魔のジレンマなのです。




checkmark.png 3.蓄積と思考

最近、Evernoteは蓄積型サービスで、それを活用するための思考ツールにはならないという見解が多く見られるようになってきました。私も概ねその見解には、賛成です。というか、実際問題として、Evernoteを思考ツールとして使おうと思っても、うまく使えないのですよね。

つまり、「蓄積された記録」と「思考」は、別物だと考えた方が良いのでしょう。

思考は思考。記録は記録。

むしろ、思考していく場合は、その蓄積された記録からアイデアなり、思考の断片なりを取り出し、別の場所で捏ねていかないと思考したことにはならないのです。

とはいっても、先ほどの蓄積型記録から思考ツールに取り出す際には、どうしても時系列の罠からは逃れられそうもありません。これは、Evernoteだけに限ったことではなく、どの蓄積型記録サービスを使っていてもたぶん同じことが起こるでしょう(Gmailだって、Dropboxだって同じです)。

これは、思考におけるスケーラビリティの問題と考えることもできます。
私たちが思考する際に使用する脳のメモリ容量の限界とも言えます。膨大な情報に対して、私たちが思考する際に使用できる情報の量はあまりにも小さいのです。
実際に自分の思考過程を振り返ってみても、数個~10個未満ぐらいなのではないかと思います。アイデアを結びつけたり、拡張したり、発展させたりという思考というものは、案外狭い規模の中で起こっているのだと思うのです。

もっと多くの情報を処理しているよ!

という人は、その瞬間に起こっていることを振り返ってみると良いかもしれません。そうすると、数個程度の結びつきが、より次元の違う思考と結びついていることを実感できるはずです。あくまで「その時」に思考できる範囲は狭いのです。

以前に「Scrapboxは、Evernoteになれるか?」という記事を書きました。

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Scrapboxは、ネットワーク
Evernoteは、カテゴライズ


と書きました。

ScrapboxWorkflowyは、「思考ツール」と言われるゆえんは、このネットワーク型的な結びつきというものが全面に出ているツールだからとも言えますね。

記録魔としては、「記録されたもの」と「思考」をもっと柔軟に時系列の枠を超えて活用したいという欲求に悩むわけです。




 eyeglass2.png 情報管理LOGの眼
 Evernoteのジレンマでもあるわけです

今回は、記録魔が陥るジレンマについて書きましたが、これはそのままEvernote自体のジレンマとも言えます。Evernoteがどんなに検索の精度を上げたとしても、時系列である事には変わりなく、根本的な解決には向かいそうにもありません。
Scrapboxにおけるタグ同士の結びつきが可視化されるなどのような、抜本的な転換が必要な気もしています。でも、それはEvernoteの公式アプリでやるというよりも、サードパーティーでやった方が良い気もするのですよね。それが実現したら爆発的にヒットしそうですよ。





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